仁淀川日記
土佐を流れる清流・仁淀川や、高知の自然、身の回りのできごと、日常の風景を写真で紹介




良心市(無人市)荒らしが16人も摘発されたとニュースで聞きました。


(ユスラウメ、梅)

高知新聞の記事によると、高知市内北部の住民から、良心市の盗難が目に余るのでなんとかして欲しいと高知署に連絡があったそうです。これらの良心市では、自宅で取れた野菜などを置いて販売していますが、長年にわたって月に数万円単位で不足があったそうです。


(コウホネ)

このため5月1日から張り込み捜査をしたところ、約1ヶ月で16人を摘発、このうち悪質な1人を逮捕したとのこと。
1件あたりの金額は200円から2,600円だとのことですが、16人を掛けると総額は3,200円から41,600円にもなります。


「これぐらいは大したことは無いと思った」などと供述していますが、驚くのは摘発されたのが47歳から86歳の男女とのこと。若者ではなく、どちらかと言えば高齢者です。


清滝寺の参道にも、季節毎に小さな良心市(無人販売所)が設置されます。ここもやはり、勘定が合わないことが多々あるそうです。
無人だから盗っても分からないだろうと思うのでしょうが、立派な犯罪です。良心市の名に恥じないよう、心を買っていって欲しいものです。


この事件を報じた高知新聞の記事でこんなコメントもありました。
話を聞いた市民の一人が「お金を入れない人が多いのも驚くが、警察が張り込んで捕まえるというのも(驚く)・・・・。ある日は小銭がちょうど無くて50円多く、ある日は50円少なく払うことだって許されるのが良心市。そういうことが許されない良心市は世知辛すぎる。」と述べています。


(トンビ)

反論が載っていませんので、これが高知新聞が要約した市民の声なんでしょうか。
お金を払わないで商品を持って行くと窃盗です。その被害を訴えて警察が取り締まる。当たり前のことではないでしょうか。
無人市ではツケは利きません。足らんきまけちょいて、は対面販売であればこそ。一市民は、先に多く支払うと言ってますが、常連さんなんでしょうか。だったら世知辛いなんて言わないで欲しいですね。

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今日は陣内智則さんと藤原紀香さんの結婚披露宴が開かれるそうですね。
我々一般人にとってはタレントの結婚式や披露宴には縁がありませんが、今日の新聞に面白い広告が載っていました。


(テイカカズラ・清滝寺山門)

ご覧になった方も多いと思うのですが、某蚊取り線香の会社のPRです。すなわち、紀香さんが同社の広告に出演してくれることに感謝して、披露宴のお祝いを述べているのですが、なかなかのアイデアだと思いました。


蚊取り線香の性能を大々的にPRしてもたかが知れていますが、こんな広告を見せられるとすごく印象に残ります。久し振りにいい広告に出会い、うれしく思いました。


(クチナシ)

昨日からの雨の影響でしょうか、道いっぱいにテイカカズラの白い花が落ちていました。
生け垣や畑の横に、ちょこっと咲いている花も優雅ですが、見上げた檜の樹にはテイカカズラの蔓が一杯に巻き付いていました。これだけ大きくなると落ちる花も大量です。


白い花でもクチナシはその香りで存在感をアピールしています。花が見えないところからでも、その心地よい香りで花が咲いていることが分かります。
蟻が一生懸命に蜜を集めていましたが、咲き終わりかけた少し茶色に変わった花のほうが仕事になるようです。


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久し振りに仁淀川河口に行ってみました。


シラスウナギ漁が行われているときは、青いビニールシートで覆われた作業小屋が一面に広がっているのですが、だいぶん少なくなっていました。
もともとは漁期が終われば撤去するべき物ですが、そのまま放置されるものも多く、せっかくの景観が見苦しいと市には苦情が寄せられています。


浜辺の汚れには関係なく、太平洋は穏やかに広がっていました。少し風が強かったのですが、空を見上げると彩雲がみえました。



最初は下の方に虹色の塊が見えていましたが、少しずつ上方に移動し、とうとう先端を通り過ぎて無くなってしまいました。雲の形もそのつど変化し、じっと見ていても楽しいひとときでした。


少し足を延ばして青竜寺を訪ねてきました。桜の赤い実と、紫陽花の青が印象的でした。

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量販店でマイゴを見つけて買ってきました。


この巻貝の名前は色々あるようで、土佐ではマイゴと言いますがネットで調べてみると、ナガラミ、キサゴ、ダンベイなどの名前が並んでいました。
塩ゆでにしてビールの肴になりましたが、土佐の皿鉢料理などにも塩ゆでしたものや甘く煮付けたものが入っています。


我が家ではアサリやシジミなど、二枚貝はよく食べるのですが、なぜか巻き貝は抵抗があります。丸まった奥の、肝の部分が好きでないようです。以前にチャンバラ貝を買ってきたときもあまり売れませんでしたが、今度もほとんど私一人で平らげてしまいました。


アメリカフウロの種子がはじけるようになりました。畑の際で写真を撮っているとなにやら音がします。何だろうと探してみるとイシガメのようです。


大小二匹がいましたが、ほとんど動きません。水のある川からはだいぶん離れているのですが、産卵に訪れたのでしょうか。

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昨日は恵みの雨でしたが、今日はまた晴天になりました。


黄砂も飛んでいるとのことですこし霞んでいますが、外に出ると太陽が眩しいです。帽子を被らないとくらくらします。
ダムの水不足も報じられていますが、梅雨に入らないとまとまった雨は期待できないようですね。


清滝寺への参道脇で、石垣の全面を覆うほどに繁茂している多肉植物があります。
冬場は灰褐色になってしまってあまり見栄えが良くありませんでしたが、小さな花を咲かせていました。


しかし、名前がわからなくてアップするのを躊躇していましたが、あるネットで同じ花を紹介してあるのを見つけてやっと、名前がわかりました。メキシコ原産のベンケイソウの一種、エケベリア・スブリギダだそうです。


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旧暦4月8日はお釈迦様の誕生日で、清滝寺でも灌仏会(花祭り)が行われました。


花御堂は沢山の花で飾られ、そのなかにお釈迦様(誕生仏)の入った灌仏桶が置かれており、甘茶で満たされています。


お世話をされている人に話を聞くと、昨日から飾り付けを始めたそうですが、今年も様々な色の花が集まってよいできだそうです。
また、甘茶も大鍋で沸かしており、桶の中が少なくなれば補充しています。今年もてんびんバケツで20~30回も往復しなくてはならないだろうと言っていました。


花祭りはアマチュアカメラマンにとってもいい題材ですが、昨年は、桶のなかのお釈迦様が低いのでもっと上げてくれないかなどと、無理な注文をする人もいたとか。いくら良い写真が撮れたとしても、それは本末転倒です。もっとも、当然ですがそのような注文に応えるはずもなく、どうしても撮りたければ全ての行事が終わってから、お釈迦様をしまうときにどうぞと返事をされたそうです。


今年は檀家のご婦人達が接待所も設けていました。あん餅にお茶、コーヒーなどを振る舞っており、私もいただきましたが、お遍路さんにも大好評でした。


過日、車がぶつかって損傷した琴平神社の鳥居ですが、以前と同じように復旧されていました。せっかくのお遍路さんです。事故の無いよう、無事に参拝されることをお祈りします。

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タケノコといえば孟宗竹が一般的ですが、少し小さめの淡竹(ハチク)も初夏の味です。


(淡竹/アメリカフウロ)

ちょうどエンドウ豆の時季と重なるため、ハチクとエンドウマメはよく、一緒に煮られて食卓にのぼります。


(コバンソウ/ヒメコバンソウ)

慣用句で「破竹の勢い」という言葉がありますが、恥ずかしながらこのハチク(淡竹)のことだと思っていました。タケノコはどれも、あっという間に伸びていきますので淡竹=ハチク=破竹だと勘違いをしていました。


(イタチハギ)

「破竹の勢い」の正しい解釈は、青竹を縦に割ると、ほんの少し刃物を入れただけでその割れ目が休息に進んでいくことからの例えだそうで、思いこみを恥じるばかりです。


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田植えが終わった田んぼは、青々とした稲が風に揺れています。


久し振りに子どもたちの声が聞こえるので外に出てみると、田んぼの縁を眺めながら歓声を上げています。どうもオタマジャクシとじゃれているようです。
抜けるような青空のもと、紫外線注意報も発令されていますが、たまにはこうやって外に出て自然と遊んで欲しいものです。


今日は午前中、放りっぱなしにしていたスモモ畑の下草を刈りました。下草と言っても、かなりの高さに伸びており、カラスノエンドウなどはこれでもかと言わんばかりに繁茂しています。
草刈機で刈っていくのですが、道具というものは平均的な身長に合わせているようで、私にとっては長さが足りません。どうしても前屈みになってしまい、機械の振動が腰にもかかってきます。


それにしても植物の生命力はすごいですね。カラスノエンドウをドンドン刈っていったのですが、機械を止めてみるとパチパチ、からからと、雨が降っているような音が聞こえます。何だろうと見回してみると、黒く熟れたカラスノエンドウが鞘をはじいて中の実を飛ばしています。それらが一斉にパチパチ、からからと飛ばすものですから、来年もまた、しっかりと芽を出して育つことでしょう。


草刈りのついでに枇杷を取ってきました。雨があまり降らなかったので色付きも良く、豊作です。さっそくもぎ取って皮をはぎ、口に入れると甘酸っぱい枇杷の味が広がってきます。少し取って帰りましたが、全部は食べきれないためお裾分けをしなくてはなりません。

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仁淀川右岸の堤防上に大きな銀杏の樹があります。


この銀杏は「京間の大イチョウ」として有名で、土佐市では見通しさえ良ければすぐに眼に入ります。


この樹は地面から何本もの幹が出ていますが、元は1本だそうです。仁淀川は大雨が降ればすぐに増水し、その対策として堤防がありますが、何度も嵩上げしてきた結果として、このイチョウはその本体を堤防に埋められてしまったそうです。


またこの銀杏の樹は、第五十二代平城天皇第三皇子が土佐の国に海路入国したとき、この樹に船を係船した(当時はここまで海が入り込んでいた)とも伝えられており、土佐市の保護有形文化財にも指定されています。


ここは地元の人や、子どもたちの遊びの場所などにも利用されており、私が行ったときもお年寄りが集まって農作業などの話をしていました。

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仁淀川右岸の河川敷にある親水公園には、小さな池があります。


地元の方達がよくお世話をしていますが、今年もアサザがきれいに咲いていました。




池の周りにはカキツバタも植えられており、花時期は少し過ぎていましたがしっとりとした彩りを添えています。


白い花もありましたが、これもカキツバタでしょうか。それともアヤメ?

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