仁淀川日記
土佐を流れる清流・仁淀川や、高知の自然、身の回りのできごと、日常の風景を写真で紹介




ミャンマーのサイクロン被害、中国四川大地震被害への支援が行われていますが、国の立場、思惑の違いから、支援も簡単にはいかないようです。





(下は2日前の状態)


災害が起きたとき、一番辛いのは当事者であって、それに応対する機関では無いはずです。しかし、国内でも様々な問題点が起きて当然の緊急事態でも、外国からの支援受け入れはさらに困難で複雑な要因が出てくるようです。


四川大地震で言うと、最初のレスキュー隊が時期的な遅れから充分な成果をあげることができませんでした。次の医療支援でも、前線ではなくて設備の整った病院での補助支援になりました。
ただ、これが逆に日本での災害だと考えると、外国のボランティアとはいえ、勝手にどこにでも行かせるわけにもいかず、案内人や管理人、通訳などが同行する必要があり、同じように目の届くところでの活動に制限するでしょうね。


(小枝から伸びていましたが、菌類だと思います)

そして今度は救援物資の輸送で、自衛隊機を派遣するということで中国との思惑の違いが発生しました。結局、自衛隊機の派遣はやめて民間機を使うこととなり、愛知県が備蓄していたテントなどを送るようです。


(センダンの花が蜘蛛の糸にひっかかって回っていました)

今日、そのテントの出荷のニュースを見ましたが、テントの箱に大きく書かれていたのは”MADE IN CHINA”の文字でした。そちらに注意が行ってしまったので上の文字ははっきりしませんでしたが、”NAGOYA”という文字も見えましたので、日本への送り先が入っていたのでしょう。


(葉っぱを貝のように閉じています)

でも、中国の人達も、中国で作ったテントが日本から送られて来るのをみると複雑な気持ちになるのかも知れませんね。


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四国地方は昨日(28日)、梅雨入りしたとの発表がありました。
例年に比べて2週間くらい早い梅雨入りのようですが、午後から雨雲が広がり、夜に掛けてまとまった雨になりましたので、さもありなんと思った次第です。



(Nikon D80 SIGMA 10-20mm F/4-5.6 EX DC : f=13mm F7.1 1/500sec -0.3EV ISO100 RAW)


(Nikon D80 SIGMA 10-20mm F/4-5.6 EX DC : f=13mm F7.1 1/400sec -0.3EV ISO100 RAW)

ところが、昨日の天気予報では今日もぐずついた天気とのことでしたが、今日は朝から空は明るく晴れ渡り、昼前には真っ白な雲と輝く太陽が照りつけ、さながら梅雨明けのような爽やかな青空になりました。これが梅雨末期だったら完全に梅雨明けです!


(Nikon D200 Tamron XR 28-300mm F/3.5-6.3 D : f=300mm F11 1/250sec -0.3EV ISO100 RAW)


(Nikon D200 Tamron SP 90mm F/2.8 Di Macro : f=90mm F8 1/1000sec -0.7EV ISO100 RAW)

2、3日前から家の回りで子猫の鳴き声が聞こえていました。空耳かなと思っていたのですが、見つけてしまいました。1匹だけですが、全体は白い毛、耳としっぽの先に茶色が混じっているように見えます。


(Nikon D200 Tamron XR 28-300mm F/3.5-6.3 D : f=300mm F11 1/125sec ISO100 RAW)


(Nikon D200 Tamron SP 90mm F/2.8 Di Macro : f=90mm F3 1/60sec +Flash ISO100 RAW)

少し前まで、多くの猫に餌をあげていた家が不在となり、そこにいた猫たちがあちこちに分散したようですが、母猫はそのなかの1匹のようです。
流石に野生化しているので人間を避けていますが、昨日のように大雨が降ると濡れない場所を求めてやってくるようです。


(Nikon D200 Tamron SP 90mm F/2.8 Di Macro : f=90mm F5 1/320sec ISO100 RAW)


(Nikon D200 Tamron SP 90mm F/2.8 Di Macro : f=90mm F11 1/250sec -0.3EV ISO100 RAW)

昨日は我が家の物置に潜んでいるのを見つけましたが、あっというまに母親が首を咥えてどこかに消えてしまいました。我が家に居つかれても困るのですが、さて、どこへ行ったのやら・・・・
と、少し心配していましたが、今日も家の回りを走っていました。うーん、どうしたものでしょう・・・・

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日曜日に、伸びていた垣根の笹や庭の雑草を刈りました。
緑が多いのは良いのですが、これからの季節にはいやな虫たちの隠れ家にもなるため、たくさんあるセージ類も抜きました。



(Nikon D200 Tamron SP 90mm F/2.8 Di Macro : f=90mm F3.5 1/2000sec -0.7EV ISO100 RAW)

その晩、寝ていて足下に違和感を感じて目覚めました。何かが動いているような気がします。大慌てで灯りを点けて確認しましたが、特に何もいません。
でも、それからも何となく気分が落ち着かず、うつらうつらといった状態で朝を迎えました。どうも、その日の草刈りといやな虫たちのイメージが強すぎ、うなされたのかも知れません。


(Nikon D200 Tamron SP 90mm F/2.8 Di Macro : f=90mm F3.5 1/320sec -0.7EV +Flash ISO100 RAW)
(ヒメシャラとクチナシの花)


(Nikon D200 Tamron SP 90mm F/2.8 Di Macro : f=90mm F8 1/500sec -0.7EV ISO100 RAW)

今朝、新聞を読んでいると目の隅で動く物があります。新聞を置いてそっちを見るとムカデです。先日の夢(?)が現実となって大慌て。動いている位置を目で追いながら殺虫剤スプレーを取りに行き、思い切り噴射しました。そしてスプレー缶の底で頭の部分を押しつけ、何とか退治しました。


(Nikon D200 Tamron SP 90mm F/2.8 Di Macro : f=90mm F7.1 1/60sec -0.7EV +Flash ISO100 RAW)
(ネジキの花。参道に白い花がたくさん落ちており、見上げると頭上に咲いていました。)


(Nikon D200 Tamron SP 90mm F/2.8 Di Macro : f=90mm F8 1/60sec -0.7EV +Flash ISO100 RAW)


(Nikon D200 Tamron SP 90mm F/2.8 Di Macro : f=90mm F4.8 1/1000sec -0.3EV ISO100 RAW)

その後、清滝寺に登る途中でまた、ムカデに出会いました。今度はどんな動きをするのかじっくりと観察しましたが、頭を上げては振り動かし、何かに触るとそれに取り付いて移っていきます。こっちへ行こうという意思よりも、そこに山があるから登るのだ・・・・みたいな感じで、とにかく頭の触覚で触った方向(手当たり次第)に進んでいくようです。


(Nikon D80 SIGMA 10-20mm F/4-5.6 G : f=20mm F5.6 1/200sec -0.3EV ISO100 RAW)
(銀杏の樹が見事に剪定されました。今年はギンナンは無理かもしれません。)


(Nikon D80 SIGMA 10-20mm F/4-5.6 G : f=10mm F4.5 1/640sec -0.3EV ISO100 RAW)

こちらのムカデは自然界で暮らして(?)いましたのでそのまま見送りましたが、段々と警戒しなければならない季節になっていくようです。

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私がメインで使っているパソコンのOSはWindowsXPです。
2週間ほど前、いつものようにマイクロソフト・アップデートにアクセスすると、WinXPのサービスパック3(SP3)の導入できることがわかりました。



(Nikon D80 SIGMA 10-20mm F/4-5.6 G : f=20mm F6.3 1/60sec -0.3EV ISO100 RAW)
(今日は暑くなりました。県内でも何カ所か、最高気温が30度を超えたようです。)

今までも、何らかのアップデートがあればその都度、インストールしていますので、今回もそのままダウンロードし、インストールしました。再起動した後も特に不具合はなく、SP2からSP3に変わったことを確認しました。


(Nikon D200 Tamron SP 90mm F/2.8 Di Macro : f=90mm F7.1 1/320sec ISO100 RAW)
(小さな鉢で買ったハイビスカスが咲き始めました。ただ、1日しか持ちません。花の命は短いです。)


(Nikon D200 Tamron SP 90mm F/2.8 Di Macro : f=90mm F8 1/180sec ISO100 RAW)


(Nikon D200 Tamron SP 90mm F/2.8 Di Macro : f=90mm F8 1/320sec ISO100 RAW)

ところが、インターネット・エクスプローラでネット閲覧をしていると、タブの切り替えを行ったときにハングアップし、にっちもさっちもいかなくなりました。
このため、タスクマネージャを起動して強制終了させましたが、その後も時々固まることがあります。

マイクロソフトでは、ソフトやプログラムが異常終了したときに、エラー報告のウインドウが出てきますが、それをその都度送信しています。固まる原因としては、インターネット・エクスプローラにあると出ていますので、何度かエラー報告を送っていたらそのうち、解決策が出てくるだろうと期待しています。


(Nikon D200 Tamron SP 90mm F/2.8 Di Macro : f=90mm F2.8 1/1500sec ISO100 RAW trim.)
(うん?)


(Nikon D200 Tamron SP 90mm F/2.8 Di Macro : f=90mm F2.8 1/1600sec ISO100 RAW trim.)
(顎が痒い!)


(Nikon D200 Tamron SP 90mm F/2.8 Di Macro : f=90mm F2.8 1/1600sec ISO100 RAW trim.)
(耳の後ろも痒い!)

ネットの閲覧途中であれば、改めてプログラムを立ち上げればいいのですが、ブログを書いているときに固まったら大変ですので、最近はある程度の区切り毎にコピーを取っています。長い文章を書き、写真を配置し、データを書き込んだ時点で消えてしまうと・・・・もう一度同じ文章を書くのは不可能です。

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昨年の10月に郵便事業が分割民営化されました。
ポストに手紙を出したり、郵便物を配達してくれるという範囲ではあまり、変わったとは思いませんでした。



(Nikon D200 Tamron SP 90mm F/2.8 Di Macro : f=90mm F6.3 1/350sec ISO100 RAW)

先日、配達記録郵便物が届いたのですが不在でした。郵便受けに、配達したけれど不在だったため、再配達するのか郵便局まで受け取りにくるようにとの通知が入っていました。


(Nikon D200 Tamron SP 90mm F/2.8 Di Macro : f=90mm F8 1/160sec -0.7EV ISO100 RAW)
(ソヨゴの花)


(Nikon D200 Tamron SP 90mm F/2.8 Di Macro : f=90mm F5.6 1/500sec -0.7EV ISO100 RAW)

次の日、その通知書と印鑑などを持って郵便局の窓口に行きましたが、応対カウンターで、こちらの窓口ではありません、配達業務は別会社になりましたのでと、今までの休日夜間受け取り窓口に案内されました。


(Nikon D200 Tamron SP 90mm F/2.8 Di Macro : f=90mm F5.6 1/320sec -0.7EV ISO100 RAW)
(ツゲの花)


(Nikon D200 Tamron SP 90mm F/2.8 Di Macro : f=90mm F5.6 1/250sec -0.7EV ISO100 RAW)

その窓口は従来と同じで、ATMの隣の仕切られたブースで、小さな扉が付いています。その横のインターホンを押すと係員が応対し、扉を開けてくれます。
受け取り自体は問題なくできたのですが、何とも手間の掛かるというか、形だけ分社化したというのが見え見えです。


(Nikon D200 Tamron SP 90mm F/2.8 Di Macro : f=90mm F4.5 1/200sec ISO100 RAW)
(タチアオイとラミーカミキリ)


(Nikon D200 Tamron SP 90mm F/2.8 Di Macro : f=90mm F8 1/125sec -0.7EV ISO100 RAW)

その一方で、書留や郵便料金がわからない場合などは今まで通り(初めに聞いた窓口)のカウンターで取り扱っています。差し出すときはそこで良いのに、受け取るときは別になる・・・なんとも不思議な仕組みです。

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天狗高原には宿泊施設・高原ふれあいの家「天狗荘」がありますが、建物は高知県と愛媛県の県境をまたいで建っています。



(Nikon D200 Tamron SP 90mm F/2.8 Di Macro : f=90mm F8 1/300sec ISO100 RAW)


(Nikon D200 Tamron SP 90mm F/2.8 Di Macro : f=90mm F8 1/640sec -0.7EV ISO100 RAW)

また、そこからカルスト台地の尾根を走るように縦貫林道が西に延びています。この道も、尾根筋が県境となっているため、何度か愛媛県に入ったり高知県に戻ったりします。カーナビを付けているとその都度「愛媛県に入りました」「高知県に入りました」とアナウンスされますので結構、面白いです。


(Nikon D80 SIGMA 10-20mm F/4-5.6 G : f=10mm F6.3 1/800sec -0.7EV ISO100 RAW)


(Nikon D80 SIGMA 10-20mm F/4-5.6 G : f=20mm F6.3 1/500sec -0.7EV ISO100 RAW)

以前、白川郷から五箇山に向けて国道156号を旅したことがありますが、この道も庄川の蛇行を横切りるように走っています。そしてこの庄川が岐阜県と富山県の県境となっているため、橋を渡るたびに岐阜県と富山県が入れ替わります。
この道もナビの案内を聞いていると面白いですよ。


(Nikon D80 SIGMA 10-20mm F/4-5.6 G : f=10mm F6.3 1/800sec -0.7EV ISO100 RAW)


(Nikon D80 SIGMA 10-20mm F/4-5.6 G : f=20mm F6.3 1/500sec -0.7EV ISO100 RAW)

天狗高原への道は、高知市方面からであれば国道197号を進み、新田から国道439号に入ります。そして途中で天狗高原へと書かれた標識に沿って左折すると、少し狭い道路が続きますが、すぐに大規模林道に繋がり、2車線の快適な道路で頂上まで達します。


(Nikon D80 SIGMA 10-20mm F/4-5.6 G : f=10mm F6.3 1/320sec -0.7EV ISO100 RAW)


(Nikon D200 Tamron SP 90mm F/2.8 Di Macro : f=90mm F5.6 1/500sec -0.7EV ISO100 RAW)

この林道は、天狗荘から北東に向かい、正木の森の下を通って犬伏、古味に続いています。天狗荘付近から少し下ってみましたが、こちらも2車線のきれいな道が続いていました。

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天狗の森では今年も、ヤマシャクヤクやイチリンソウが咲いていました。



(ヤマシャクヤク)

セラピーロードや天狗の森コースから駐車場に戻り、着替えをしてからカルスト学習館の前にある植物園地を訪ねてみました。


(イチリンソウとスミレ)

写真を撮っていると、さきほど山道で出会った館長さんが出てこられ、園地に咲いている花の説明をして下さいました。


(上=ヒメレンゲ、下=ヒトリシズカ)


私も花を見て、写真に撮るのは好きなのですが、名前をなかなか覚えることができません。ましてや、初めて見る花の名前がわかるわけがありません。


(上=ヤマルリソウ、下=ネコノメソウ?)


館長さんは足下の小さな草花の美しさも教えて下さり、うっかり踏みつけないように気をつけました。
ただ、メモを取るものを何も持っていなかったため、せっかく教えて下さってもすぐに忘れてしまうのがたまりません。これからは小さなメモ帳を持って行くべきだと思いました。

花々には一応、名前を入れていますが確かではありません。間違いや勘違いがありましたら教えて下さい。


(上=ミヤマハコベ?、下=オオツクバネウツギ)


そんななか、非常に残念な話を聞きました。

この園地にはイチリンソウもたくさん咲いていたのですが、館長さんが留守にされた数日の間に、何株も掘り出されて盗られてしまったそうです。そこかしこに穴を埋めた後が見られ、なんとも哀れな姿です。


(上=サイコクサバノオ、下=ホウチャクソウ)


この花は園地の花ですが、クマザサの影に隠れるように咲いていましたので、盗掘を免れたようです。


(上=イチリンソウ、下=ジロボウエンゴサク)


私が歩いてきた天狗の森ルートにはたくさんのイチリンソウが咲いていました。でも、そこの花は誰も盗っていません。今日のように、他に登る人もいなければ誰にも知れないように盗ることも可能です。
でも、山が好きで野草を愛でる人は決して、それらを盗っていかないはずです。


(上=ヤマトグサ、下=アマナ)


そう思うと、この園地のイチリンソウを盗った人は山には登らなかった人だと思います。
天狗高原に通じる道路はずいぶんと整備され、誰でも簡単にやってくることができます。また、いわゆるカルスト台地の独特な風景や360度に広がる眺望も楽しむことができます。
それを求めてやってきた人達が、たまたま簡単に目に付く園地の花を盗っていったのでしょう。どうか枯らさないよう、少なくともお世話をしてくれることだけは祈りたいものです。

【撮影データ】
全て Nikon D200 Tamron 90mm F2.8 D Macro で撮影し、一部はフラッシュを使っています。

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高岡郡津野町の天狗高原周辺は、林野庁の「森林セラピーロード」に指定されていましたが、今年の4月には「森林セラピー基地」に格上げされました。



昨年の春にヤマシャクヤクを見に行ってきましたが、今年もまた出かけて見ました。
平日でしたので、駐車場には10台程度の車しか止まっていません。
昨年は尾根筋を通って天狗の森まで往復しましたが、今年はその南斜面を通る”セラピーロード”に足を向けました。


遊歩道は良く整備されており、足下には木のチップが撒かれています。左側にはヤマルリソウやスミレ、ヒメレンゲなどが咲いており、右側は楓などの若葉が深い谷となって落ちています。


歩き始めたのが昼前でしたので、ほとんどの人は既にこの道を進んでいたようで、遇うのは帰りの人ばかりです。
(下の写真は振り返って撮ったので、左右が逆に見えています。)


この辺りにはホウチャクソウがたくさん咲いており、ちょうど出会ったご夫婦の方と話をしていると突然、ドーンという大きな音が遠くから聞こえてきました。
空は晴れてはいるものの、灰色の厚い雲が太陽を隠す時間が長くなり、雨が降らなければよいがと思いながら歩いているところでしたので、これは雷鳴か!と驚きました。
すると、ご夫婦のご主人が、あれはきっと鳥形山の発破の音でしょうと教えてくれました。
確かに、ドーンという音はあまり長くなく、一度きりでしたので発破の音に間違いないようです。


チップを敷き詰めたセラピーロードはおよそ1Kmほどで、そこからは普通の山道に変わります。
道の脇にはところどころ、プラスチックで距離を示した小さなボードが置かれており、入り口からどれだけ進んだかがわかります。

このルートは緩やかな勾配が続くので歩くのには楽ですが、虫には閉口しました。
小さなアブなのかハエなのか、とにかく顔の回りを飛び回り、耳の穴や目にに飛び込もうとします。
最初は手で払っていましたが埒があかず、タオルを頭から被り、首筋と耳を覆い隠しました。顔の前面はどうしようもないですが、耳の回りの羽音からは解消されました。


セラピーロード(横道ルート)は、穏やかな道ですが、残念ながら目的のヤマシャクヤクが見あたりません。
このため、途中から天狗の森に向かう登り坂にルートを変えました。こちらは今までとは違い、かなりの急坂が続きます。

この分では誰にも遇わないのではと思っていると、上からカメラを担いだ男性が下りてこられました。


私もカメラを下げていましたので挨拶をし、ヤマシャクヤクの状態をお聞きしました。
すると、尾根筋にはヤマシャクヤクとイチリンソウ、サクラスミレが満開ですよとのこと。
色々とお話しをしていると、その方はカルスト学習館の館長さんとのこと。流石に詳しいはずです。
今朝ほど登られた方が、トリガタハンショウヅルが咲いていたと報告があったので確認しに来たけれど、残念ながらわからなかったとのことでした。


館長さんとお別れして更に坂道を登ると、ヤマシャクヤクが見えてきました。
一つ見つかると後はいくらでも、既に花の時期を終えている株もありましたが、固いつぼみもたくさんあります。
石灰岩が見え出すとやっと視界が広がります。風も心地よく、頭に被ったタオルも気にならなくなりました。


駐車場を出発しておよそ1時間半、やっと天狗の森頂上に着きました。
写真を撮る時間がありますので、単純に経過時間とはならないのですが、横道からの登りにずいぶんと時間を取られてしまいました。


昼前に登り始めましたので、ここでやっと昼食です。
お昼はコンビニで買ってきたおむすびが3個。誰もいない頂上で、回りの景色を独り占めして食べるものは極上です。

彼方には、先ほど雷鳴と間違えた鳥形山の石灰石採掘場が見えます。
山の頂上は露天掘りで平らとなり、大きなダンプカーなどが走り回っているはずです。


お腹も張り、体力も戻ってきたので戻ります。今度は尾根筋にそって駐車場を目指します。
ヤマシャクヤクもそこここに咲いていますが、少し林の中に入ると今度はイチリンソウが満開です。


ただ、写真を撮っていてもこの時間帯から考えて多分、この山には私だけしかいないのではないかと思うと、ちょっと不安になります。
と言うことで、よほどの目新しいものが無ければ先に進むことにします。
ここからの戻りは一応、高度的には下るのですが、途中にはそれなりのアップダウンがあります。


途中の鞍部から天狗の森を振り返ったところですが、ここが一番狭く、左右に急な崖が落ち込んでいます。
道も石灰岩の間を縫うように進むため、足取りには注意が必要です。


歩き始めておよそ3時間、無事に駐車場まで戻ってきました。
セラピーロードの方からは何組かのグループが戻ってきています。車もまだ、多少止まっていますので、そちらに入っている人は未だ、多少はいるようです。

流石に汗びっしょりです。着替えを準備してきたのですが、他の人がいる駐車場で着替えるのも何ですので、とりあえず高原の方に移動しました。
この続きはまた・・・・・

【撮影データ】
1枚目の天狗高原望遠、及び11枚目の鳥形山望遠の写真は
Nikon D200 Tamron 90mm F2.8 D Macro
その他の写真は全て、
Nikon D80 SIGMA 10-20mm F4-5.6 G
で撮影しています。


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昨日は強い雨でした。大粒の雨が降り続き、一時は家の前の道路が冠水するのではと心配するほどでした。
そして夕方からは雷。あまり近くでは無かったのですが、夜の雨雲に稲光が走り、遠雷は低い太鼓を打つようでした。



(Nikon D200 Tamron 90mm F/2.8 D Macro : f=90mm F8 1/500sec ISO100 RAW)


(Nikon D200 Tamron 90mm F/2.8 D Macro : f=90mm F3 1/10sec ISO100 RAW)

その雨に水分をもらったのか、いつものところに生えているキクラゲが生き生きと成長していました。
乾燥していた時期はパリパリ、チリチリになっており、このまま風にでも飛ばされるのではと思うくらいでしたが、同じものでは無いのかも知れませんが、柔らかくて瑞々しく、人の耳のようにも見えます。
ただ、私はなんとなく、猫の耳(毛は生えて無いのですが・・・・)に見えてしまいます。


(Nikon D200 Tamron 90mm F/2.8 D Macro : f=90mm F8 1/60sec -0.7EV +Flash ISO100 RAW)


(Nikon D80 SIGMA 10-20mm F/4-5.6 G : f=20mm F5.6 1/15sec -0.3EV ISO100 RAW)

今日はよく、猫に出会いました。山道で出会うと向こうも警戒してすぐに逃げてしまいますが、それでも振り返って様子を見たりもします。
この灰色のシマ猫は同じ猫のような気もするのですが、だいぶん離れたところで出会いました。最初は、このように道の真ん中を歩いていたのですが、私に気づくと道路脇の排水口に走り込んでいきました。


(Nikon D200 Tamron 90mm F/2.8 D Macro : f=90mm F5.6 1/500sec -0.3EV ISO100 RAW)


(Nikon D200 Tamron 90mm F/2.8 D Macro : f=90mm F4.5 1/125sec ISO100 RAW)

少し坂を下ったところで今度は、黒猫と対峙していました。あまり激しい睨み合いでは無かったようで、私に気づくと後を振り向いてこちらを見ていました。
そのうち、黒猫が先に走り去り、灰色シマ猫も再び、ゆっくりと去っていきました。見知らぬ人間には、ある程度の距離感を保っているようです。


(Nikon D200 Tamron 90mm F/2.8 D Macro : f=90mm F8 1/500sec -0.3EV ISO100 RAW)


(Nikon D200 Tamron 90mm F/2.8 D Macro : f=90mm F3 1/1000sec -0.3EV ISO100 RAW)

山道を歩くと、ミカンの花の甘い香りを包まれます。小夏は、新芽が出て、新しい花が咲き初めても木に残しています。取ってからしばらく寝かせて追熟させることも多い柑橘類ですが、小夏は収穫自体がゆっくりしているようです。

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JR四国が、瀬戸大橋線開業20周年を記念して、四国内の鉄道(JR及び私鉄全線・普通列車に限る)全てが3日間(若しくは三人で1日)乗り放題になる「四国鉄道まるごとパス」を発行(6月20日まで、30日まで利用可能)しています。




このパスを利用して四国一周をしてきたことは4月15日の記事で報告しました。その時は、旅先から直接、書き込みをしていましたが、写真のアップができなかったためそのままになっていました。


しかし、その旅からそろそろ一ヶ月になろうとしていますので、忘れないうちに旅行記をアップしようと思います。
旅行1日目はJR伊野駅から。車deトレインという、パーク&ライドを利用します。JRの乗車券など2000円異常で1日、4000円以上で2日間が無料で駐車出ますが、3日以上は1日1000円の追加料金が要ります。


最初に乗る列車は須崎始発の阿波池田行き、伊野を6時32分に発車します。
やってきたのはキハ32のディーゼルカー1両、平日と言うこともあって通勤通学で多少、混雑はしていましたが、なんとか座ることができました。


(Nikon D200 SIGMA 10-20mm F/4-5.6 G : f=10mm F6.3 1/50sec ISO100 RAW)


(Nikon D200 SIGMA 10-20mm F/4-5.6 G : f=20mm F8 1/800sec ISO100 RAW)

およそ20分で高知駅に到着。高架駅となったため、今までの高知駅とは全然、イメージが違います。ほとんどの乗客が降りてしまい、私は運転席横の最前列に移動しました。ただ、座席は全てロングシートですので、前方を見ようとするとどうしても身体が斜めになり、さらに首もねじらなければなりません。


(Nikon D200 SIGMA 10-20mm F/4-5.6 G : f=20mm F8 1/250sec ISO100 RAW)

高知駅では10分停車し、列車番号が変わるとともに運転士も変わりました。
そして、運転席についた乗務員とは別に、もう一人の乗務員も運転席横に着きました。
運転席に着いた乗務員(運転士)がいきなり、大きな声で運転前のチェックを行い始めました。全ての動作に指差し呼称を行うのです。私を含めても10名ほどの少ない乗客も、何事が起こったのか驚いています。


(Nikon D200 SIGMA 10-20mm F/4-5.6 G : f=10mm F4.5 1/45sec ISO100 RAW)

じつはこの運転士、見習い期間中のようで、横に立っているのは指導乗務員(教官)のようで、そのような腕章を付けていました。
7時03分、高知駅を定時に発車しましたが、「戸締めよし、ミラーよし、時刻よし、変よし、出発進行、~」と、指差ししながら声を出します。


(Nikon D200 SIGMA 10-20mm F/4-5.6 G : f=10mm F4 1/160sec ISO100 RAW)

見習い運転士でなくても、指差しをしている運転士の姿はよく見ますが、どんな内容のことを呼称しているのかまでは解らず、今回はなかなか面白い旅となりました。


(Nikon D200 SIGMA 10-20mm F/4-5.6 G : f=10mm F4 1/1.6sec ISO100 RAW)

因みに、信号だけでも「出発、閉塞、場内中継、場内」など、たくさんあります。但し、道路の交通信号とは多少異なり、黄色でも出発したり、進入することもできます。


(Nikon D200 SIGMA 10-20mm F/4-5.6 G : f=20mm F5.6 1/60sec ISO100 RAW)

さて、伊野駅は早朝のため無人でした。高知駅でも列車内に留まったため改札を通っていません。大歩危駅で特急の待ち合わせなどで15分停車しますので、そのときに運転士にこのキップ「四国鉄道まるごとパス」を見せ、乗車証明をしてもらいました。


(Nikon D200 SIGMA 10-20mm F/4-5.6 G : f=10mm F8 1/200sec ISO100 RAW)


大歩危駅は既に徳島県ですが、ここまで通して乗ってきたお客さんは数名でした。ところが、ここで20名近くの方が乗ってきました。ほとんどがお年寄りで、話しているのは病院通いのことがほとんどです。この列車の次は12時過ぎまで普通列車はありませんので、ほとんどの方がこの列車を利用して阿波池田や更に先の駅に向かうようです。


(Nikon D200 SIGMA 10-20mm F/4-5.6 G : f=10mm F4 1/250sec ISO100 RAW)


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