仁淀川日記
土佐を流れる清流・仁淀川や、高知の自然、身の回りのできごと、日常の風景を写真で紹介




JR四国が昨日(30日)、11月下旬に高知~須崎間にSL(蒸気機関車)による急行列車の運転を行うと発表しました。
編成は、SL「C56」に14系客車4両(定員264名)を連結するそうで、全席指定の”急行列車”として運転されます。
なお、SL急行の名称は「土佐二十四万石博 一豊&千代号」という長い名前ですが、おわかりのように今、高知城周辺で開かれている土佐二十四万石博を盛り上げようという企画のようです。


高知県では5年前、高知~土佐山田間に「SL土佐龍馬号」が走ったことがありますが、高知~須崎間では、昭和43年に蒸気機関車の運行が廃止されて以来、実に38年ぶりの走行となります。
また、全国各地で急行列車が廃止されて特急列車になっていくなかで、SL急行として運転されるのもうれしい限りです。


今回の高知~須崎間には急勾配の斗賀野峠があります。5年前のSL運行も、急坂を避けて高知から平野部を東方向に走りましたが、今回は仁淀川を越えて西に走ります。SLの魅力には坂道を登るときの豪快な煙があるのですが、C56だけでは馬力不足のため、後方にディーゼル機関車を補助として着けるそうです。それでもSLの醍醐味は期待できますね。


因みに、運行期間は11月23日から26日まで、一日1往復の運行です。詳しいことは上のJR四国のホームページをご覧下さい。

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今日は朝から細い雨が降っていましたが、午後には曇り空になっていました。



(コムラサキ)

相変わらず気温は高く、湿気もあってエアコンを付けていましたが、夜の8時頃になってからまた、雨になりました。雨音に驚いて窓を開けてみると、涼しい風も吹いています。しばらく窓を開けたままにして雨音を聞いていると、ハーブの香りが漂ってきました。


そんなに強い雨ではないのですが、ハーブの葉が打たれて香りを醸し出しているようです。梅雨時のカエルの合唱とは違い、虫の声も爽やかです。


(キンミズヒキ)

夜の雨は物音を消し、なにかしら落ち着いた気持ちにさせてくれますが、ハーブの香りがさらに、穏やかな気分にさせてくれるようです。

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このブログを始めたときからカテゴリーという分類があったのですが、面倒くさいので何も設定せず、初期設定の”Weblog”で済ましてきました。その後、ジャンルという分類サービスも始まり、そろそろ自分の書いている内容をふるい分けて見ようかと思い、今年の初めころからカテゴリーだけ付け始めました。


だんだんとカテゴリー別けも増えてはきたのですが、そうすると最初のころの”Weblog”が何故か気になるようになり、思い切って昔にまで戻って付け直しをしました。また、それに合わせてカテゴリーの名称も変更しましたが、未だ少し、しっくりしないところもあります。


でも、こうやって振り直してみるとやはり、植物(花や草木)に関するものが多いですね。ブログのタイトルになっている仁淀川はほんの少ししかありません。少し反省です。
因みに、ジャンル分けは複雑すぎて全然、利用していません。


夕方になって雷雨になりました。あまり激しい雨ではなかったのですが、ずいぶんと涼しくなりました。鹿児島では昨日まで、52日間も熱帯夜が続いたとのこと。高知での記録はわかりませんが、同じような気がします。

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田んぼの刈り取りも進んできましたが、そのなかには雑草が生え、稲穂も倒れてしまったままの田んぼもあり、せっかくの稔りがかわいそうに思います。


そんななか、刈り取りの終わった田んぼの一角でアゲハチョウが沢山集まって吸水をしていました。最初に20匹ほどの集団を見つけて写真を撮っていましたが、なにかの拍子に驚かせたようで、あっというまに空に舞ってしまいました。


しかし、しばらくするとまた、少し離れたところに下りたって水を吸い始めました。この吸水もやはり、飲みやすい場所があるようで、そこには後からあとから舞い降りてきます。時には組み体操のようにピラミッド型になったりして、良い場所を確保しようとしています。


この吸水動作は体温を下げるためとも言われていますが、よく見ているとお尻からはときどき、水がぴゅーと飛ばされています。普段はお腹の部分は羽の中にしまわれていますが、このときは丸見え状態で、そんなに見せて恥ずかしくないの、と言った感じでした。


近くの川で雷魚をみました。別の項目で書こうかとも思ったのですが、これだけを取り上げるのはなにか気が進まなくて、付け足しです。


雷魚はいわゆる外来種だそうですが、もう永いこと日本の河川に生息し、ある程度、生存権(?)を得ているようです。フィッシング・ゲームの対象魚だそうで、1mを越えるような大物をヒットする楽しみは病みつきになるそうです。
しかし、鮒やハヤ、メダカなどを見慣れた目にはなんともグロテスクで、少しショックを感じました。

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いささか旧聞になりますが、8月24日にチェコのプラハで行われた国際天文学連合の総会で、惑星の定義から冥王星を除外し、太陽を回る惑星は8個になりました。


当初は、2003年に発見された冥王星より大きな”2003UB313”という天体などを加えて現状の9個から12個に増やす案が議論されていましたが、それが一転して9個から8個へと少なくなってしまいました。そして冥王星などは惑星よりも小さい部類の「矮惑星」に位置づけられたそうです。


このニュースは多くのメディアに取り上げられて話題になりましたが、なにも冥王星が無くなる訳ではなく、名前も天体も実際に存在し続けるわけですので、大騒ぎする必要は無いと思います。
それでも、こんなニュースは社会を暗くすることはなく、自然や宇宙への関心を高めることになりますので、理科離れの続いているいまの子どもたちを振り向かせる契機にはなって欲しいものです。


久し振りに畑をのぞいてみました。しばらく行かないうちに草は伸び放題で、足を踏み入れるにはちょっと躊躇しました。それでも岸の近くを通って入ってみましたが、ヤブ蚊の大攻撃にあいました。半袖で行ったこと自体がそもそも、間違いでしたが、あっというまに腕や首筋を食われてしまいました。


ヤブ蚊は多少、身体が動いていても平気で止まってきます。なにか痒いなと思ったときにはもう、だいぶん吸われています。叩いてつぶしてしまっても、少ししてから猛烈な痒さが襲ってきて掻きむしってしまいます。今しばらく、長袖と蚊取り線香は必需品のようです。
ところで、朝夕はやっと涼しさを感じるようになりました。夜になれば虫の声も聞こえるようになりました。残暑ももう少しの我慢のようです。

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お昼時、勤務先の近くにあるスーパーマーケット内の食堂に入りました。一品物もあるのですが、ほとんどの人が日替わり定食を注文します。ご飯もほかほかで美味しく、いつも賑わっています。


二週間振りくらいに入ったのですが、いつもと様子が違います。普段は近くに務めている若い方が多いのですが、今日は何故か年配の女性が大勢います。雑誌をめくりながら聞くとはなしに食事が出来上がるのを待っていました。お隣のテーブルに座った70歳代と思われる女性二人の会話です。(土佐弁ですので、わからなかったらご容赦を・・・・)


「また来月は年金をもらえるねえ」
「そうやねえ、けんど、あたしゃあ貯金がどっさりあるき、待ちやあせんぞね」
「おまん、どればあ貯めちゅうぞね」
「農協と郵便局に二千万円ある」
「たまあるか、そんなに持っちゅうかね」
「お父が満てたとき、田んぼを売ってあてらあ姉妹三人に別けたけんど、それが一千万あったわよ。それを貯金しちょったけんど、年に80万の利子が付いて、どんどん増えたき」
「ほんで二千万になったかよ、たまあるか」
「ほんじゃき、年金をもらわんでもやっていけるけんど、くれるもんは貰あないかな」
「まあ、けんど、そのお金でこうやってお昼を外で食べれるき、えいことよね」


お二人とも少し耳が遠く、大きな声で話すものですから、回りの人たちも聞き耳を立てていたはずです。
食事が終わると彼女たち、店員さんをテーブルに呼んで支払いをしました。お札を出して店員さんに持って行ってもらい、おつりも持ってきてもらいました。

田舎のことですのでお二人ともきれいな格好はしていません。それでも、お金があって健康で、同じ年代の友達とお昼を食べながら世間話ができることは幸せですね。でも、こんなに大声でお金の話をしていいのでしょうか。

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高校野球・夏の甲子園は、早実と駒大苫小牧との劇的な決勝戦再試合で日本中が興奮しましたが、その一方で高知県でも熱い戦いがありました。


甲子園での決勝再試合が行われた同じ日、春野運動公園・ソフトボール専用球場で全国中学校体育大会の決勝戦が行われ、高知県代表の尾川・黒岩合同チームと、同じく高知県代表の大正中学校が対戦し、尾川・黒岩合同チームが初優勝を勝ち取りました。


尾川中 黒岩中

尾川・黒岩合同は、高岡郡佐川町立の尾川中学校と黒岩中学校のソフトボール選手が一緒になったチームです。両校とも、生徒数の減少に伴って一校だけで9人の選手を集めることができなくなり、4年前に両校が一緒になって一つのチームを作ることになりました。


その時に決めたルールが「対等」だそうで、どちらかの学校が9人以上の選手を集めることができても、片方が足りなければそのときも合同チームで出場する。また、チーム名も1年ごとに「尾川・黒岩」と「黒岩・尾川」とすることなど、さらには練習も両校のグランドを交互に利用するなど、お互いを尊重しあって今回の全中に臨んだそうです。


その結果、尾川・黒岩は準々決勝で重信(愛媛)をシャットアウト、準決勝では昨年優勝の新見一(岡山)を4―3で破り、大正は準々決勝で花園(大阪)にコールド勝ち、準決勝は武生五(福井)を2-0で勝って県勢同士の決勝進出となりました。
そして迎えた決勝戦は、既に四国チャンピオンになっている大正に対して果敢な攻撃をしかけた尾川・黒岩が見事、4-1で初優勝を飾りました。
合同チームによる優勝は史上初とのこと、高知・春野も甲子園に劣らず、暑い夏だったようです。

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のんびりした台風10号が九州に上陸、ゆっくりと北上しています。その影響で高知県も朝から、少しずつ雨足が強くなり、夕方には大雨洪水警報も出されました。でも、私のところでは今のところそれほど激しい雨でもなく、山沿いに集中しているのかもしれません。


庭に紫の朝顔が一塊、それに西洋朝顔が一塊あります。いずれも毎年、同じ場所に出てきますので、昨年の種から育ったものです。毎年、両方が同じ時期に花を咲かせていたのですが、今年は普通(?)の朝顔しか花が咲きません。西洋朝顔の方はどんどん蔓を伸ばし、どこまでも広がって行ってます。特に肥料をやっているわけでもなく、どうしたことでしょう。




この暑さ、陽射しに対しても元気なのはニチニチソウですね。いくつかの色が今を盛りと競い合っています。ヒマワリが昼間の女王かも知れませんが、ニチニチソウも決して見劣りしないと思います。

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61年目の終戦記念日です。戦争を知らない私にとっては実感はありませんが、中東などの戦禍を見たり聞いたりしていると、平和のあらがたさを改めて感じます。人間は誰も恐怖心を持っていますが、砲弾や銃弾が飛び交う現実での恐怖は想像を超えていると思います。


私が子どもの頃、ラジオでは消息を問い合わせる番組がありました。”どこそこの誰々さん、○○の▽▽さんが探しています”と言ったような内容だったと思うのですが、相当長い時間、何人もの名前が読み上げられていました。色んな場所で、色んな環境のなかで生き延びたものの、肉親や知人の消息がわからなくなった方が大勢、いたのでしょう。


縁日や大きな行事があると、白衣を着てアコーディオンを弾いている傷痍軍人の方もよく見かけました。戦争で失った手足を見せながら、寄付を募っていました。かわいそうだ、悲惨だとは思いながらも、何故かお金をあげることができませんでした。


さて、暑い日が続いていますがまた、台風が接近しています。海も波が高くなり、雨も降りそうです。このため、黄色く色づいた田んぼでは一斉に稲刈りが始まりました。


最近は機械での刈り取り、脱穀がほとんどですので、農作業も楽になりました。おいしい新米ももうすぐですね。

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立秋を過ぎてなお、猛暑が続いています。デスクトップを置いてある私の部屋はエアコンがありませんが、PCを付けて作業をしているとどんどん、室温が上がってきます。31度までだったら許せるのですが、32度を超えるとさすがに汗が流れてきます。


扇風機を回しても暑い空気を混ぜるだけ、ほとんど意味がありません。エアコンの効いた部屋ではノートPCを使えるのですが、ほとんどのデータをデスクトップに入れてあるため画像編集やブログの更新はこの暑い部屋でやっています。これだけ汗を流してから暑い風呂に入り、そのあとは冷たいビールというスケジュールが一番です。


今朝は都心で大規模な停電がありましたね。原因はクレーン船が高圧線に接触したことだとか。
本来、クレーンを移動させる時にはブームを倒さなければなりません。でも、ブームの上げ下げには時間がかかるため、移動の間にその作業をしていたのでしょう。そのちょっとした不安全行為がこれだけの大事故を起こしてしまいました。


先日のプールの事故もそうですが、日常的にしてはいけないこと、安全を確認することがおろそかにされているような気がします。大きな事故が起こってからその後処理をするのは最低の対策です。いまいちど、身に回りの危険性についてもチェックしてはいかがでしょうか。


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