仁淀川日記
土佐を流れる清流・仁淀川や、高知の自然、身の回りのできごと、日常の風景を写真で紹介




過日(16日)、瓶ヶ森に行きましたが、その時に石鎚山系の山々の姿を見てきました。


石鎚山はテレビなどでもよく紹介されていますが、その切り立った壁面は恐怖を覚えるほどです。信仰の対象として崇められていることが理解できます。


瓶ヶ森スーパー林道は高知県側に設けられています。ほとんどが岩肌を切り取って道路が出来ていますが、見渡す限りの眺望や紅葉、それになだらかな笹原を見ているとこの山がどのようにして出来たのか、いろいろと想像をかきたててくれます。
地質上からみると、石鎚山は火山岩だそうです。およそ1,500万年前には火山として活動していたそうですが、その後はマグマの活動が弱まり、火山としての活動はしなくなったそうです。


これらのことを考えると、瓶ヶ森の壁面や子持権現などの形状が、マグマの活動によって出来たのではないかと思わせてくれます。

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高校の履修不足が大きな問題となっています。多い学校では、卒業までの5ヶ月で350時間もの授業を追加しなければならないところもあるようで、現実的には不可能ではないでしょうか。


また、もしそのような追加授業を行ったとしても、その内容はいかがなものでしょう。本当に生徒はそれについて勉強するのでしょうか。授業の理解具合を確かめるために試験を行うのでしょうか。単に出席を取るだけに終わってしまうのではないでしょうか。

高知県内では県立高校では問題は無かったようですが、私立高校で同様の事例が報告されました。
高知県では、私立校を選択する生徒はほとんど、大学進学を希望しています。このため、進学を前提としたカリキュラムを取っているために必須科目を減した授業をしているようです。


高校、大学や専門学校に通う生徒は、卒業後の進路を考えて入学しているとは思います。しかしそれが特定の目的のために、本来、学ぶべきである広い教養を犠牲にしていたとすれば、生徒達にとってももったいないことだと思います。
でも、インタビューに応じていた高校生は、大学受験・入学が目的であり、それに必要でない授業は要らない、補習があっても他の勉強(?)をすると言っていました。


かつて、個人的に頼まれて調査書の評価を書き換えて問題になったことがありましたが、今回は学校ぐるみ、あるいは所轄機関をまで巻き込んでの虚偽記載にも発展していきそうです。可哀想なのは生徒達ですが、はやく正常な状態(学校)に戻ることを祈ります。

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11月23日から26日まで、土佐二十四万石博を盛り上げようとJR四国が高知~須崎間にSL(蒸気機関車)列車を運行しますが、その乗車券・指定席券が一ヶ月前の一昨日から発売されました。


(津野町=旧・葉山村のかわうそ自然公園)

当日の朝には、高知駅の窓口にこれらの指定席券を購入すべく30名以上が並んだそうですが、誰一人、購入することが出来なかったそうです。


ご承知のように、JRの指定席券はみどりの窓口などで、駅員がオンライン端末機に必要な情報を入力してから予約、発券をしています。しかし、このオンラインは全国規模で結ばれており、JRだけでなく他の旅行代理店などともつながっています。
このため、10時の発売と同時に入力キーを叩いたところの端末が予約を取ることができ、それが全国から集中したため、あっという間に満席となってしまったようです。

風力発電
(津野町に設置された風力発電施設)

今でもそうかも知れませんが、大阪から北海道に向かう豪華寝台特急「トワイライトエキスプレス」の展望車も同様で、いかにタイミング良くキーを叩くかが勝負の分かれ目だそうです。


(これも津野町で見つけたキンモクセイの大樹)

駅の窓口に並んだ人たちは、まさかそんなシステムになっているのか知らないまま行ったと思いますが、この人気には驚いたことでしょう。できれば、地元枠ということである程度の座席は確保しておいて欲しかったですね。

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昨日の夕方から今朝にかけ、久し振りにまとまった雨になりました。これで多少、植物も水分を補給できたのではないでしょうか。


しかしその雨も午前中には上がってしまい、昼前からは暑い陽射しが戻ってきました。最初は長袖を着て外に出てみましたが、あまりの暑さに耐えられず、今日は又、半袖シャツに替えてみました。


平地ではまだ紅葉には早いですが、頭上の木々を見ながら歩いているとアケビを見つけました。ちょっと生い茂った枝の間にあるため、鳥からも目隠しになったようです。取ってみたかったのですが、急な崖に張り出しており、カメラで撮るだけで我慢しました。


ウオーキングのついでに畑に寄って柿を取ってきましたが、その途中でまた、アケビを見つけました。こちらは手の届くところにあったのですが、あまりきれいな色ではありませんでした。それでもほんのりと紫色をしており、すこし時間を置けば美味しくなるかもしれません。

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台所につけている換気扇の動きが悪くなって交換しました。紐を引くとスイッチが入り、ファンが回り出すと同時に排気口のシャッターが開くタイプのものです。しかし、かなり長いこと使っていましたので、スイッチのところが油で動きが悪くなり、紐を引いただけでは電源が切れなくなりました。このため、最近の新しい物に替えました。


(写真は全て、瓶ヶ森や同スーパー林道の紅葉です)


取り付けは、古いものを取り外して差し替えるだけですので簡単です。以前はファンがむき出しでしたのでどうしても、油分が付着して掃除も大変だったようですが、今度のは前面にフィルターが付いています。このフィルターで油分を吸着させてファンの掃除を簡単にする(もしくは掃除する間隔を延ばす)ようです。




ところが、このフィルターがあるおかげでどうも、吸引力が阻害されているようです。料理をしている臭いが部屋に籠もってしまい、お腹が空いているときには食欲が湧いてきます。でも逆に、焼き魚などのときには煙が天井に漂ってしまい、困ります。このためファンのフィルターを外してみました。そうすると空気はスムーズに吸引・排出されるようになり、本来の性能が発揮できるようになったようです。


見た目はきれいで、掃除も楽かも知れませんが、フィルターを入れると言うことはそれだけ抵抗になると言うことで、”小さなお世話”ではないでしょうか。

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今日は暑いくらいの気温になりました。ほんの少し外に出て身体を動かすだけで汗をかいてしまいました。長袖が暑く感じます。


さて、パソコンの隣に置いて使っていたペン立て(鉛筆立て)に組み込まれたデジタル時計の時刻がずれてきたので、調整しようとボタンを押したところ、液晶表示がすべて消えてしまいました。


(ミゾソバ)

電池が無くなったのかと思い、新しい物と交換したのですが直りません。ボタンの押し方が悪かったのかといろいろと押し直してみましたが駄目、リセットボタンを押しましたがやはり、表示は消えたままです。
只で貰った物ですので文句は言えませんが、1年も使っていません。カレンダーや室温計も付いているので重宝していましたので、無くなってしまうと不便を感じてしまいます。


(しばらくいなかった猫がまた、我家みたいな顔で戻ってきました)

このため、ホームセンターに行って新しい時計を買ってきました。店には目覚まし用のアナログ時計とデジタル時計が半々ずつくらいの数で並んでしましたが、そのうち、デジタル時計はほとんどが電波時計です。価格もそんなに高くなく、旅行にも持って行けるような小さな物を買いました。


(左はススキの花、右は名前がわかりません)

最初にすることは電池を入れて時計合わせをするのですが、電波時計ですので数分、窓際に置いておくと勝手にそれをやってくれました。時刻は当然ですが、カレンダーまで設定してくれます。それほどの精度は求めませんが、電波を受信するかぎりは誤差が1秒(1日あたり)だとか。そんな性能があるとラジオなどの時報と比べてしまうのですが、0秒でぴたっと合うと感心してしまいます。


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石鎚山は標高が1982mあり、四日本の最高峰です。




今の時期は多くの登山客で賑わっていると思いますが、私は車で瓶ヶ森スーパー林道、石鎚山スカイラインと走ってきました。






これらの道路は、石鎚山の東側から南方を巡り、南西側に抜けています。いつも見えているというわけではありませんが、所々で形を変えて目を楽しませてくれます。


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あまりの好天気に思い立って、瓶ヶ森スーパー林道に行ってきました。

<瓶ヶ森林道

伊野から国道194号を北上し、寒風山トンネル手前から旧道に入り、狭い道を登っていくと、旧・寒風山トンネルの入り口手前から左に、林道が走っています。ほとんど全線が1~1.5車線の狭い道ですが、そこここに待避所があり、無理をしなければ(早めの待避)離合に苦労することはありません。しかし、カーブミラーはあるもののブラインドカーブが連続しており、気を抜く暇はありません。


平日と言うこともあってそれほどの混雑ではありませんでしたが、紅葉が見頃を迎えており、休日にはそうとう、混雑するのではないでしょうか。
途中で、パトカーと行き会いました。こんなところまで交通監視かと思っていましたら、途中で止まって幾人かの人たちと崖下を覗いています。何らかの事故があったのかもしれません。くれぐれも安全運転が望まれます。


車を止めて写真を撮っていると何人かの方が止まって声を掛けてくれました。そのなかの1台は、「この道はどこに続いているのでしょうか?」との質問。このような山道に行き先も考えずに入り込んできたのでしょうか。「寒風山につながり、そこから西条やいの町に続いています」と教えてあげましたが・・・・


もう一台は午後5時前、石鎚スカイラインに向けて下っていたところで「西条に行けますか?」と問われました。確かに続いてはいるのですが、こんなに遅い時間にあの狭い道を抜けるのかと心配しましたが、行けるのでしたらOKですと、登っていきました。お気をつけてと声を掛けましたが、大丈夫だったでしょうか・・・・

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先日(12日)は春野体育館で行われているディズニー・オン・アイス「ファインディング・ニモ」を見てきました。ご紹介した例のモニター招待の催しです。


(ハナミズキ:アメリカヤマボウシ)

新しく開発したIDカードシステムのテストということでしたが、会場に行ってみると受付でカードなどを渡すだけ。引き換えに通常の紙の入場券をくれました。本人を確認するのも名前を言って名簿でチェックするだけです。


(パンパスグラス:シロガネヨシ)

う~ん、わざわざIDカードライターまで送ってきて、当人のPCに専用ソフトをダウンロードさせ、さらにそれに書き込んだ労力は何だったんでしょう。
それに、今回のシステムでは、全席指定であるにもかかわらず、会場に行って見るまで席がわかりませんでした。すなわち、受付で受け取った入場券に印字してある席を見て初めて、わかりました。まあ、S席券を3枚もいただいたのですから、あまり文句はいえません。
と言うことでその分、グッズを買ってあげましたが、お祭り価格ですね。パンフレットが2,000円、大きなポップコーンが1,300円、ニモの形をした容器に入った氷が1,800円(?)だったと思います。


(これでは蜘蛛の巣も仕事になりません)

ところで、ショーは最高でした。さすがにエンターテイメントのプロです。スケート技術はもちろんですが、衣装や音響、仕掛け、それに音楽もなかなかのものでした。オープニングにはミッキーやミニーも登場し、子どもたちにとっては夢の世界だったでしょう。もちろん、大人にも充分、楽しめました。
ちょっと残念だったのは会場がガラガラだったこと。すばらしい演技に拍手を送っても、どうも物足りないのです。出演者達はそんなことは全然、気にしないで迫力のあるショーを見せてくれただけに、ちょっと残念でした。

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さて二日目は寄席の老舗、新宿の末広亭へ行きます。
でも、末広亭は昼からの公演ですので、午前中は無料で高いところに登って東京を見てみようと言うことで、東京都庁を訪れました。


都庁第一庁舎には南北、二つの展望室があり、無料で開放されています。但し、月曜日か火曜日は、どちらか片方は休館となります。ということで今日は、南館がオープンしていました。


専用エレベータ前には既に、30名ほどが列をなしていました。それでも、15名ほどが一度に乗り込めるため、5分ほどで乗り込むことが出来ました。ただ、事前に持ち物チェックがあり、鞄などは開けてみせることが必要です。


展望室は45階、地上から約200mの高さにあり、ほぼ360度を見回すことができます。今日も天気はいいのですが、遠くは霞んでおり、山並みは見えません。
都庁は新宿の高層ビル群のなかにあるため、北から東に向かい、南西側までは大きな建物が一面に見えます。

しかし、西に目を転じると、多少は高いビルがあるものの、低い町並みが遠くまで広がっています。そして目の下には明治神宮の緑や、新宿公園も広がっています。そのなかに青いビニールシートも見えます。だいぶん少なくなったとはいえ、ホームレスの住まい(?)がまだまだ残っているのはやはり、胸が痛みます。


都庁を出て新宿駅に向かうと、おなじみのスタジオ・アルタがあります。11時過ぎでしたが、今日も「笑っていいとも」の放送があるのでしょう、アルタ前には大勢の人垣が出来、タレントの到着を待っているようでした。


そこから10分ほど歩くと”末広亭”があります。小さな路地の様な通りに登り旗が立っていますが、初めて来る人にはわかりにくいかも知れません。会場は11時40分とのことで、すでに50人ほどの人たちが並んでいました。
開演10分ほど前に三味線と太鼓の音に送られて前座さんが出てきます。お名前を失念したのですが、一生懸命演じる姿は清々しく感じました。


さて、12時からはスケジュール通り、10月上席の楽日公演です。この日は林家きくお、林家正蔵、春風亭小朝などが出演、主任(とり)は林家いっ平でした。
末広亭はよく、テレビ放送などもありますが、やはり生の場は違います。早くに並んだため最前列の席で聞きましたが、マイクを通さない生の声を堪能しました。それと、寄席だから出来ることだと思いますが、固有名詞がどんどん出てきて笑いの種にされてしまいます。


末広亭に初めて行ったのは学生のときでしたから、かれこれ40年も昔のことになります。椅子は新しくなったので腰がいたくなることはありませんでしたが、外観も中の造りも変わっていません。1階は中央に椅子席、さして左右は座敷。2階は全て座敷で、座布団を敷いて座ります。

お昼の12時から、途中15分ほどの休憩を挟んで4時半まで、昼の部を堪能しました。帰りの飛行機の関係から席を立ちましたが、入れ替えはありませんので、夜の部は午後9時まで、2,700円でずっと聞いていることも出来ます。


寄席も若手が増えました。正蔵もそうですが、小さんも息子が継ぎました。今回は圓菊さんや扇橋さんも頑張っていましたが、自分の年齢を考えずにお年を召されたなと感じました。でも、円熟芸といったらいいのでしょうか、安心して古典落語を楽しむことが出来ました。

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