ミャンマー治安当局は26日、軍事政権による燃料費の大幅値上げなどに抗議するため、旧首都ヤンゴンの仏塔シュエダゴン・パゴダ周辺に集まった僧侶や市民を警棒で殴打、70人以上が負傷した。AFP通信によると、僧侶3人以上が死亡。治安部隊は、僧侶ら約200人を拘束した。軍政が実力行使に出たことで、同国情勢は重大な局面を迎えた(「しんぶん赤旗」9月27日)。国連安全保障理事会は26日午後(日本時間27日未明)、緊迫度を増すミャンマー情勢について協議するため、緊急会合を開いた。議長国フランスのリペール国連大使は情勢を「懸念」し、ミャンマー政府に自制を求めるとともに、同国問題を担当する国連のガンバリ特別顧問の入国を即座に認めるよう求める声明を発表した(「中日新聞」9月27日 11時24分)。ブッシュ大統領は、24日から始まった国連総会の一般討論演説でミャンマーの軍政を批判しながら、米国として軍政当局への経済制裁の強化策を打ち出したことをあげた。これに対しては、米国がイラク侵略など自らの人権侵害に口をつぐんでいることや、単独行動主義を批判する声が各国首脳から上がり、26日のミャンマー情勢についての緊急会合でも中国などの反対で、国連安全保障理事会は明確な対応を決めることができなかった(「毎日」9月27日11時46分配信)。 . . . 本文を読む
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