プロメテウスの政治経済コラム

プロメテウスは人間存在について深く洞察し、最高神ゼウスに逆らってまで人間に生きる知恵と技能を授けました。

安倍改造内閣の末期的症状  次から次へと政治資金報告書「記載ミス」訂正 

2007-09-05 18:36:22 | 政治経済
安倍改造内閣がスタート直後から末期的症状を呈している。遠藤農水相の辞任に続いて、今度は高村防衛相が収支報告書を訂正、高村氏本人への「寄付」として記載していた九百万円を、「活動費」へと訂正した。しからば、どのような活動をおこなったのか。「組織対策費」だけでは、何もわからない。さらに、鴨下一郎環境相の資金管理団体が05年の政治資金収支報告書に記載している鴨下氏本人からの借入金「1000万円」が、96年の借り入れ時には「200万円」と記載されていたことが分かった。差額の800万円について説明不能に陥った。鴨下氏が衆院選後に衆院議長に提出した資産等報告書によると、97年1月時点で貸付金はゼロ。00年9月の報告書では820万円となったが、04、05両年は再びゼロに戻っており、政治資金収支報告書の記載とまったく整合性がない(「毎日」9月5日11時35分配信)。一体何をどう記載したのか。「記載ミスと聞いている。記載ミスなら、訂正しないといけない。よく説明してもらいたい」(安倍首相)というようなことで済む問題でないだろう。 . . . 本文を読む