武力紛争後も長期にわたり無差別に民間人を殺傷し続ける残虐兵器、クラスター爆弾を禁止する条約の締結を求め、ノルウェーの首都オスロで開かれていた有志国による国際会議は23日、2008年までに同条約を制定することを求めた宣言を採択し、閉幕した(「しんぶん赤旗」2007年2月25日)。日本は会議には参加したが、共同宣言に署名しなかった。オスロ会議に参加した49カ国中、46カ国が宣言に署名し、日本、ポーランド、ルーマニアが、署名しなかった。通常兵器使用禁止制限条約(CCW)の枠外の合意だというのがその口実である(クラスター爆弾問題には国連軍縮会議の枠組みでしか取り組まないとしていた英国やフランスは署名した)。残虐兵器禁止の先頭に立つべき日本政府は、クラスター爆弾の廃棄を求める国際世論に対し、消極的な姿勢をとり続けている。ここにも対米従属と自主的平和外交が両立しないことが明瞭に現れている。 . . . 本文を読む
goo blog おすすめ
最新記事
- 「日米同盟」と言うけれど 我々には「日本国憲法」という宝がある
- 「専守防衛」も「敵基地反撃」も「戦争」が始まれば国民の生活は地獄
- 北朝鮮核・ミサイル問題 軍拡と「米国」を叫ぶ日韓政府 笑いが止まらない米国
- 内閣改造と自民党役員人事 「統一教会との決別」の大ウソ
- ナンシー・ペロシ議長訪台 ペロシは「中国の夢だった」-トランプ
- 習近平-バイデン電話会談 中国VS米国の力関係を占うペロシ下院議長訪台問題
- 安倍晋三元首相の「国葬」をどう考えるか 法的根拠の問題と実質的評価の問題
- ムッソリーニ・ヒトラー・ヒロヒト 何故、ヒロヒトは生き延びることが出来たのか
- 台湾海峡への中国軍機大量出動 余裕しゃくしゃくの中国 内心びくびくの台湾
- 余命10日の岸田内閣に大騒ぎするマスメディアの異常