北朝鮮の核問題を話し合う6カ国協議が、北京・釣魚台迎賓館で午後4時(日本時間同5時)すぎに開会式が開かれ、昨年12月下旬の休会以来、1カ月半ぶりに再開される。今回の協議は、北朝鮮が核放棄を確約した2005年9月の共同声明の履行に向け、核施設凍結など「初期段階措置」や作業部会設置で合意できるかどうかが焦点。アメリカは中東での軍事力一辺倒政策とは逆に、北朝鮮問題では外交的解決に努力する姿勢を強めている。北朝鮮が核廃絶の約束をどこまで進めるか、アメリカが朝鮮戦争の休戦状態という異常事態から和平条約に向ってどこまで歩を進めるかは今後の朝鮮半島の平和、北東アジアの情勢を大きく左右する。
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