昭和10年開設以来、水産物と青果物をメインに取り扱い、いまや東京だけではなく、日本の台所を支えるともいってもよい最大の市場=東京築地市場の移転計画がここにきて大揺れである。築地市場が5年後の2012年を目安に、現在の中央区築地から江東区豊洲の東京ガス跡地へ移転することが正式に決定されたのは、2001年のこと。中央区が一貫して反対しているほか、仲卸業者団体など市場関係者にも反対の声があるのに加えて、ここにきて移転先の東京ガス跡地の汚染を心配する都民や強引に豊洲に移転しようとする石原都政のやり方に反発する都民の声が大きくなってきたのだ。 . . . 本文を読む
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