政府の「国家安全保障に関する官邸機能強化会議」(議長・安倍晋三首相)は27日、首相官邸で会合を開き、国家安全保障会議(日本版NSC)の創設を柱とする最終報告書をまとめた。安倍首相は日本版NSCの来年4月発足に向け関連法案を三月中に提出、今国会での成立を目指すようだ。米国の国家安全保障会議(NSC)に似た組織をつくり、日米同盟強化のため世界戦略の一体化を図るのが狙いの一つである。また報告書は、安保関連の秘密漏洩に対する厳罰化を盛り込んだ早期の秘密保護法制定も提言した(「しんぶん赤旗」2007年2月28日)。 アメリカとともに「戦争をする国」へまた一段ステップアップを企図するものである。
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