オリンピックの調査は一時間半だけで、マン島でのオートバイレース見物を楽しみ、三千六百万円もつかったロンドン・マン島出張(06年5―6月)の「成果」を出さなければと思ったのか、石原都知事が今度は「災害復興特別交付金」を使って三宅村のオートバイレースの開催を進めている。先の「東京マラソン」も、3万人の参加で盛り上がったようだが、石原都知事がこのイベントを利用して東京や自分自身を売り込むことを狙ったもので、スポーツ振興という発想から生まれたものではない。そのことは、都教育庁のスポーツ関係予算が、1999年度の50億円余から、2005年度の17億円余に、都立体育施設運営委託費は同じ6年間に30億円余から11億6000万円余に激減していることからも明らかである。
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