夕方のテレビニュースで朝鮮総連と民団が歴史的和解というニュースを流していました。民団が総連の事務局に訪問して話し合いの機会をもつというのです。朝鮮戦争をきっかけにできた二つの団体の歩んだ歴史は決して生やさしいものではなかったと思います。
在日というきびしい状況の中で、北と南という半島の政治的状況も反映していてお互いが憎しみ合ってきたというイメージを持っていました。その二つの団体が歩み寄りを始めたということは、歴史が確実に動いているということでもあると思います。半島では北と南がスポーツ交流を初めとして友好関係を深めています。
でも、日本政府は北朝鮮敵視の政策を強めようとしています。マスコミも拉致問題を重要課題として取り上げ、横田夫妻の活動は日本のどんなトップニュースよりも先に取り上げています。
昔見た映画の中でとても印象的な場面があります。「キューポラのある街」(浦山桐郎監督)です。吉永小百合が世間に受け入れられた最初の映画です。映画では、三吉という在日コリアンの少年が家族とともに北朝鮮に帰国するという設定でした。三吉は帰国する前に、親友の計らいで、学芸会の演目だった「にんじん」という劇の赤毛の少年の役を演じることになる。ところが、三吉が舞台に登場して「僕はニンジンだ」という台詞を言うと、客席から一斉に「朝鮮人参」、「朝鮮へ帰れ」という野次が飛ぶ。三吉は次の台詞が言えなくなり、泣きながら舞台から去っていく。わずかなシーンだけど、忘れられないシーンの一つです。
どれだけの人たちが無理矢理連れて来られて日本に住んでいるのかわかりません。その人たちが祖国の事情でお互いが憎しみ合って暮らしてきたことでしょう。その人たちがどんな事情からにせよ、お互いが歩み寄れるということはやっぱり拍手していきたいと思います。
在日というきびしい状況の中で、北と南という半島の政治的状況も反映していてお互いが憎しみ合ってきたというイメージを持っていました。その二つの団体が歩み寄りを始めたということは、歴史が確実に動いているということでもあると思います。半島では北と南がスポーツ交流を初めとして友好関係を深めています。
でも、日本政府は北朝鮮敵視の政策を強めようとしています。マスコミも拉致問題を重要課題として取り上げ、横田夫妻の活動は日本のどんなトップニュースよりも先に取り上げています。
昔見た映画の中でとても印象的な場面があります。「キューポラのある街」(浦山桐郎監督)です。吉永小百合が世間に受け入れられた最初の映画です。映画では、三吉という在日コリアンの少年が家族とともに北朝鮮に帰国するという設定でした。三吉は帰国する前に、親友の計らいで、学芸会の演目だった「にんじん」という劇の赤毛の少年の役を演じることになる。ところが、三吉が舞台に登場して「僕はニンジンだ」という台詞を言うと、客席から一斉に「朝鮮人参」、「朝鮮へ帰れ」という野次が飛ぶ。三吉は次の台詞が言えなくなり、泣きながら舞台から去っていく。わずかなシーンだけど、忘れられないシーンの一つです。
どれだけの人たちが無理矢理連れて来られて日本に住んでいるのかわかりません。その人たちが祖国の事情でお互いが憎しみ合って暮らしてきたことでしょう。その人たちがどんな事情からにせよ、お互いが歩み寄れるということはやっぱり拍手していきたいと思います。
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