2月9日(土)10日(日)は東京に出張に出かけました。日曜日にある研修会に出席するためです。一日日程では間に合わないということで前泊という日程になりました。「切符は事前に取って、コピーを取れ」「領収書はちゃんと添付しろ」と前からうるさく言われて、最近の公務員バッシングの後遺症もすさまじいものがあると半分イライラしていたら、「代休はいつ取られますか?」と聞かれたので、「一日目の分は…」と答えようとしていたら、「すいません、代休は一日しかないんですよ。移動日については代休ないんですよ」ますます行く前から憂鬱になってしまいました。
それでも、「それならそれで…一日目は代休もないならエンジョイしなければ!」ということでまた例のごとく撮影旅行にすることにしました。
宿泊するホテルはいつも利用する中央線沿線が取れなくて、ヤフーで安い宿を検索すると京浜東北線沿いの蒲田しかありませんでした。山手線から飛び出さなければいけません。もう少し行ったら神奈川です。
それなら思い切って南に下ってみるのもいいかと江ノ電コースを考えてみました。江ノ電沿線は行ったことはありませんが、ノスタルジーを感じてしまうのです。それもそのはずです。中学から高校にかけて見た青春ドラマの舞台が江ノ電周辺がよく出てきたのです。 特に「俺たちの朝」というドラマが印象に残っています。勝野洋、小倉一郎、長谷直美、秋野太作の4人が織りなす青春ドラマでした。
主題歌は歌:松崎しげる
作詞:谷川俊太郎
作曲:小室 等
ほとばしる水の冷たさに 今日がかくれている
見えない太陽に 向かって鳥たちは歌い
驚いたように 地平へと羽ばたく
答えを知らぬ 君にできるのは ただ明けていく青空に問いかける事
呼びかける声のやさしさに 愛がかくれてる
小さなほほえみに 渦巻いて友達と出会い
悲しみの夜を 明日へと目覚める
答えを知らぬ 君にできるのは ただ明けていく青空に問いかける事
答えを知らぬ 君にできるのは ただ明けていく青空に問いかける事
谷川俊太郎らしい実に素晴らしい詩なのです。それに語りかけるような小室等のメロディーが重なる傑作と呼んでもいい曲です。でも、しばらくこの曲の存在すら忘れていました。それが、今回「江ノ電に乗ろう」と決めてからさっと蘇ってくるから不思議です。これが中年おじさんのなせる技なのでしょうか?
ともかく、江ノ電に乗って極楽寺駅に降りることを目的にしました。
さて、前の日からどうも天気が怪しくなってきました。東京地方は大雪になるかもしれないというテレビからの情報が飛び込んできます。「雪が降っても取りあえず行くぞ!」と決意するものの江ノ電は電車とは言え、ほとんど路面電車状態なのでちょっと心配です。
まあ、行き当たりばったりということで出発しました。新幹線に乗るまではごく普通のスタートでした。心配はないということですっかり車中の人になってしまいました。広島をすぎたあたりから田んぼにちらちら雪が積もっている風景が飛び込んで来ました。「東広島のあたりは雪が多いんだろうな」ぐらいに思っていたら、だんだん窓の外は雪景色に変わっていきます。岡山駅では屋根の上はすっかり雪景色です。しかも、断続的に降っています。大阪はもう真っ白、京都はもっと真っ白、名古屋はもうそれは雪景色です。
「エー!これから先どうなるの?」とこの先不安な思いでいっぱいでした。でも、静岡あたりから雪はまったくなく、降る雪もまったく無くなりました。日本列島広いなとあらためて思いました。雪は岡山から名古屋までだけでした。
いよいよ気持ちは江ノ電に向かいます。切符は東京駅までなのですが(コピーの提出の関係)ですが、新横浜で降りることにしました。横浜線に乗り換えて、横浜まで行って横須賀線に乗り換えて鎌倉に向かいます。横浜駅は意外と混んでいます。ちょっと疲れているし、立ったままだといやだな…と思っていたら2階建てのグリーン車が見えました。「そうだ!滅多にないことだからグリーン車に乗ろう!」と贅沢な気持ちを出してグリーン車に乗りました。ゆったりとした席に大きな窓、すっかりご満悦でした。でも、このグリーン車の券は駅で買うのと車内で買うのではかなり値段の差があるようです。
鎌倉の一つ前の駅に北鎌倉という駅があります。ここにはお寺がたくさんあって本当は行ってみたいところの一つなのです。車窓から円覚寺が見えた時に「円覚寺舎利殿」と日本史の勉強で記憶しただけの知識が頭を巡らせます。もちろん国宝です。他には奈良の東大寺の南大門、大分の富貴寺と鎌倉時代の建築物の知識だけが出てきます。いつか一度尋ねてみたいものです。
鎌倉につきました。駅前にはやっぱり人力車が待っています。この頃どこの観光地に行ってもこの人力車はつきものですね。前にも書きましたがあまりいい印象は持っていません。
江ノ電の切符利場で一日乗車券のりおくんを580円で買いました。これで、どこでも乗り降り自由です。鎌倉駅に入ると、駅構内に食べ物屋さんがずらりと並んでいます。そう言えば昼ご飯を食べていないことに気づきました。すでに1時をまわっています。お腹すくよな…と思いながら、立ち食いではさみしいのでやめました。
電車が入ってきたのでさっそく鉄男くんになって撮影を開始しました。携帯で撮る人やコンパクトデジカメで撮る人などけっこういました。緑色の電車がけっこうレトロな感じを出してこれからの旅の始まりを予感させてくれます。
それでも、「それならそれで…一日目は代休もないならエンジョイしなければ!」ということでまた例のごとく撮影旅行にすることにしました。
宿泊するホテルはいつも利用する中央線沿線が取れなくて、ヤフーで安い宿を検索すると京浜東北線沿いの蒲田しかありませんでした。山手線から飛び出さなければいけません。もう少し行ったら神奈川です。
それなら思い切って南に下ってみるのもいいかと江ノ電コースを考えてみました。江ノ電沿線は行ったことはありませんが、ノスタルジーを感じてしまうのです。それもそのはずです。中学から高校にかけて見た青春ドラマの舞台が江ノ電周辺がよく出てきたのです。 特に「俺たちの朝」というドラマが印象に残っています。勝野洋、小倉一郎、長谷直美、秋野太作の4人が織りなす青春ドラマでした。
主題歌は歌:松崎しげる
作詞:谷川俊太郎
作曲:小室 等
ほとばしる水の冷たさに 今日がかくれている
見えない太陽に 向かって鳥たちは歌い
驚いたように 地平へと羽ばたく
答えを知らぬ 君にできるのは ただ明けていく青空に問いかける事
呼びかける声のやさしさに 愛がかくれてる
小さなほほえみに 渦巻いて友達と出会い
悲しみの夜を 明日へと目覚める
答えを知らぬ 君にできるのは ただ明けていく青空に問いかける事
答えを知らぬ 君にできるのは ただ明けていく青空に問いかける事
谷川俊太郎らしい実に素晴らしい詩なのです。それに語りかけるような小室等のメロディーが重なる傑作と呼んでもいい曲です。でも、しばらくこの曲の存在すら忘れていました。それが、今回「江ノ電に乗ろう」と決めてからさっと蘇ってくるから不思議です。これが中年おじさんのなせる技なのでしょうか?
ともかく、江ノ電に乗って極楽寺駅に降りることを目的にしました。
さて、前の日からどうも天気が怪しくなってきました。東京地方は大雪になるかもしれないというテレビからの情報が飛び込んできます。「雪が降っても取りあえず行くぞ!」と決意するものの江ノ電は電車とは言え、ほとんど路面電車状態なのでちょっと心配です。
まあ、行き当たりばったりということで出発しました。新幹線に乗るまではごく普通のスタートでした。心配はないということですっかり車中の人になってしまいました。広島をすぎたあたりから田んぼにちらちら雪が積もっている風景が飛び込んで来ました。「東広島のあたりは雪が多いんだろうな」ぐらいに思っていたら、だんだん窓の外は雪景色に変わっていきます。岡山駅では屋根の上はすっかり雪景色です。しかも、断続的に降っています。大阪はもう真っ白、京都はもっと真っ白、名古屋はもうそれは雪景色です。
「エー!これから先どうなるの?」とこの先不安な思いでいっぱいでした。でも、静岡あたりから雪はまったくなく、降る雪もまったく無くなりました。日本列島広いなとあらためて思いました。雪は岡山から名古屋までだけでした。
いよいよ気持ちは江ノ電に向かいます。切符は東京駅までなのですが(コピーの提出の関係)ですが、新横浜で降りることにしました。横浜線に乗り換えて、横浜まで行って横須賀線に乗り換えて鎌倉に向かいます。横浜駅は意外と混んでいます。ちょっと疲れているし、立ったままだといやだな…と思っていたら2階建てのグリーン車が見えました。「そうだ!滅多にないことだからグリーン車に乗ろう!」と贅沢な気持ちを出してグリーン車に乗りました。ゆったりとした席に大きな窓、すっかりご満悦でした。でも、このグリーン車の券は駅で買うのと車内で買うのではかなり値段の差があるようです。
鎌倉の一つ前の駅に北鎌倉という駅があります。ここにはお寺がたくさんあって本当は行ってみたいところの一つなのです。車窓から円覚寺が見えた時に「円覚寺舎利殿」と日本史の勉強で記憶しただけの知識が頭を巡らせます。もちろん国宝です。他には奈良の東大寺の南大門、大分の富貴寺と鎌倉時代の建築物の知識だけが出てきます。いつか一度尋ねてみたいものです。
鎌倉につきました。駅前にはやっぱり人力車が待っています。この頃どこの観光地に行ってもこの人力車はつきものですね。前にも書きましたがあまりいい印象は持っていません。
江ノ電の切符利場で一日乗車券のりおくんを580円で買いました。これで、どこでも乗り降り自由です。鎌倉駅に入ると、駅構内に食べ物屋さんがずらりと並んでいます。そう言えば昼ご飯を食べていないことに気づきました。すでに1時をまわっています。お腹すくよな…と思いながら、立ち食いではさみしいのでやめました。
電車が入ってきたのでさっそく鉄男くんになって撮影を開始しました。携帯で撮る人やコンパクトデジカメで撮る人などけっこういました。緑色の電車がけっこうレトロな感じを出してこれからの旅の始まりを予感させてくれます。
いいよなあ。紫陽花のころはすごいんでしょうが、とにかく行ってみたいんですよ。
腐るほど東京に行く機会があったのにもったいなかったなあ。
またぜひ機会を見つけたいものです。
ところで、日本アカデミー賞には興味がわかないでしょうが、最優秀主演男優賞の吉岡くんはホントウに意外でしたね。