季節はずれのインテルメッツォ(続)

音楽、文学、絵画、スポーツ、シェパード等々についての雑記帖。

フリードマン

2020年06月16日 | 音楽
https://youtu.be/E6cZU5IcuGg
この人はだいぶ前にショパンのマズルカを聴いて感心した。この録音はリストのラ・カンパネラをブゾーニがなお編曲したものだ。

こうした曲に僕は関心を持っているわけではないのだが、昨今の「公式見解」すなわち現代の名人芸は未だかつてない領域に達したという意見に対しちょっとからかってみたいのだ。

ここでは目も覚める技巧と美しい音が同時にある。乱雑な音、つぶれた音はどこを探しても無いではないか。

ただ速く強く弾くのは僕が早口言葉でまくし立てるのと何ら変わりはないのである。

この演奏家のようなのは決して珍しくなかったようである。前の記事にも書いたが、それらの名手は何故ほぼ忘れられたのだろうか?

それを知るには他の曲、所謂技巧派的な曲ではないものを是非聴いてみたいと思う。
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