季節はずれのインテルメッツォ(続)

音楽、文学、絵画、スポーツ、シェパード等々についての雑記帖。

恐竜の姿

2014年07月26日 | その他
何処だったか、新たな恐竜の化石が見つかったそうだ。

恐竜の化石は珍しくないが、今回の発見は特筆すべきものらしい。

それによるとその恐竜は全身に羽毛を有していたという。

今まで、骨格は化石によってよく知られていたが、その骨格の上にどのような肉や表皮が乗っていたかはあくまで想像の域を出ていなかった。もしかしたらティラノザウルスだって全身鳥の毛だらけだったのかも知れない。

このニュースを読んだ時、僕が反射的に思ったのは次のようなことだ。

古典舞踊を研究する人たちはステップを調べる。名前は何というのか知らないけれど、ステップを記した図がありますね。

あれを見て足の運びは知ることができる。でも踊りはそのステップの上にどのような上体のこなしがあるか、でまったく違った印象になる。ステップの集積からは想像するのは困難だ。

僕の連想はそんな所に行き着いた。佐渡おけさのステップからあの手の動きを理解するのは多分無理だな。

しゃれこうべからその人の美人度まで分かるというが、それは人類を知った上での知見だろう。

恐竜が羽毛に覆われていたとしたら、ジェラシックパークやゴジラはまったく違った印象をもたらすだろうね。本当はどんな姿だったのだろう?新たな発見を待つしかない。

その点は古典舞踊はむしろはっきりしているとも言える。アルマンドにしてもクーラントにしても、音楽があるのだから。