この日は、ひるぜん高原をぐるっとドライブ。夏の高原の風景を満喫しました。その後、従姉に紹介された鳥取県と岡山県の県境に近い湯原温泉へ。この橋(寄りそい橋)を渡ったところに、この日の宿「八景」があります。
湯原温泉は、湯郷温泉、奥津温泉とともに、「美作三湯」に数えられる名湯で、豊臣秀吉の側室であった「おふくの方」(秀吉の五大老 宇喜多秀家の母)が病に伏した折り、ここに湯治滞在し平癒したことでも知られています。
部屋からの眺めです。温泉街を南北に流れる旭川には、アユやウナギ、ニジマス、アマゴなどが生息しています。少し上流(左手)の湯原ダムから温泉街一帯は、フライフィッシング専用区間なのだそうです。
八景の対岸には、湯原温泉のシンボル「砂湯」。川底から湧き出る天然の大露天風呂で、全国露天風呂番付で「西の横綱」の評価を受けました。写真でもわかるとおり、「美人の湯」「子宝の湯」「長寿の湯」の三つの湯舟があります。体験しようかどうか迷いましたが、あまりに衆目に晒さられる場所なので今回はやめておきました。
ひと休みした後は旭川沿いを暫し散策。寄りそい橋よりも上流側は、車両の通行が禁止されています。岩の石板に「名泉 砂湯」と記されていました。ここから200mくらい先に、砂湯の入口があります。
旭川越しの八景。宿の温泉も砂湯も、pH9.3の低張性アルカリ髙温泉。しっとりとやわらかく、気持ちのよいお湯でした。
高さ73m、見上げるような湯原ダム。ダムの上からは大山が見えるそうです。
川霧が幻想的な雰囲気を醸し出していました。
夕食は食事処「花ぐるま」で。鮎を焼く香ばしい匂いに食欲をそそられました (^^ゞ
私たちは一番奥まった部屋に案内されました。窓の向こうは旭川です。
翡翠茄子とオクラのゼリー寄せ(グラス)。伏見こしょうと白烏賊土佐和え、絹かつぎと小切茄子田楽、本梅貝田舎煮など、丹精込めて丁寧に作られた前菜盛り合わせ。
食前酒と玉蜀黍のすり流し。すり流しに入っていた浅葱と糸瓜の食感がとてもよかったです。
宿のこだわりは、朝・夕合わせて50種類以上使うという、野菜が主役の「山里料理」。食事と温泉で体の内側と外側の両方から健康に……というのは、玉造温泉の長楽園とも共通するコンセプトです(長楽園は薬膳でした)。
鱸の洗いと鱧の湯引き。
私が注文した地元のクラフトビール、MBW(美作ビアワークス)のSESSION IPAは、麦芽とホップのほかに米と蜂蜜を使用しています。苦みと香りが爽やかなIPAでした。
骨までやわらかかった鮎の塩焼き。蓼酢とヤマモモの蜜煮が添えられていました。
冬瓜、いんげん、新レンコンや長ナス、ズッキーニ、カボチャなどの炊き合わせ。
地鶏の柚子胡椒鍋。タマネギやゴボウからいいダシが出ており、柚子胡椒の風味が爽やかな鍋でした。柚子胡椒、自分ではついつい入れ過ぎてしまうけれど、香るくらいの使い方がいいようです。
枝豆のかき揚げと契約農家のヤングコーン。
最後は、新生姜のアイスクリームでさっぱりしました。
翌日の朝食も野菜たっぷり。新鮮な卵を使っただし巻き卵や、卵かけご飯も美味しかったです。
卵かけご飯のために用意されていたのは黄ニラ醤油。そう言えば、倉敷の美観地区で食べた店でも、同じ美観堂の黄ニラ醤油を使っていたのを思い出しました。
その黄ニラ醬油が売店に置いてあったので買って帰ることに……ヽ(^o^)丿
食後はもう一度お風呂に浸かり、ロビーで挽きたてのコーヒーを味わって、宿の方々に見送られつつ帰路につきました。行きはずっと中国自動車道でしたが、帰りは安佐SAを過ぎて広島北JCNから山陽道へ。アップダウンやカーブが多い中国道に比べてずいぶん走りやすいルートでした。
途中宮島SAで休憩し、コロッケドッグとコロッケハンバーガーのランチを……。2日間飽食が続いたので、このくらいが軽すぎず重すぎず、お腹にちょうどよかったです (^^ゞ
SAの売店で妻がもみじ饅頭を買っている間に、私はこんなものを発見……"バクダンガンス"。この夜のおつまみにしたくなる、インパクト抜群のネーミングですよね。調べてみると、まず広島名物の「ガンス」とは、魚のすり身にパン粉をつけて揚げたものだそうです。
そして、煮卵をガンスの生地で包んで揚げたものがバクダンガンス。揚げたすり身と煮卵が絶妙にマッチして、スプリングバレー シルクエールが一段と味わい深く感じられました~🍺
もうひとつは、バクダン赤鬼ガンス。オリジナルのバクダンガンスにも唐辛子は入っているのですが、「赤鬼」はオリジナルの5倍の唐辛子が練り込んであります。生地の赤みが濃いのがわかりますね。
これが倉敷美観堂の黄ニラ醤油。岡山県は黄ニラの生産量がダントツで、なんと全体の7割が岡山産なのだとか。卵かけご飯はもちろん、冷やっこにもぴったりでした。
ホテルを出発してほぼ1時間たったころ、従姉妹から「(私の)携帯を宿に置き忘れているらしい」と連絡が入りました。やむなく次のICで降り、高速を引き返して再び八景へ。ロビーで美味しいコーヒーを飲んで、そのまま置き忘れてしまったようです~💦
そんなオチはありましたが、従姉妹たちと楽しい時間を過ごし、温泉や料理を堪能した充実した2日間でした。
湯原温泉は、湯郷温泉、奥津温泉とともに、「美作三湯」に数えられる名湯で、豊臣秀吉の側室であった「おふくの方」(秀吉の五大老 宇喜多秀家の母)が病に伏した折り、ここに湯治滞在し平癒したことでも知られています。
部屋からの眺めです。温泉街を南北に流れる旭川には、アユやウナギ、ニジマス、アマゴなどが生息しています。少し上流(左手)の湯原ダムから温泉街一帯は、フライフィッシング専用区間なのだそうです。
八景の対岸には、湯原温泉のシンボル「砂湯」。川底から湧き出る天然の大露天風呂で、全国露天風呂番付で「西の横綱」の評価を受けました。写真でもわかるとおり、「美人の湯」「子宝の湯」「長寿の湯」の三つの湯舟があります。体験しようかどうか迷いましたが、あまりに衆目に晒さられる場所なので今回はやめておきました。
ひと休みした後は旭川沿いを暫し散策。寄りそい橋よりも上流側は、車両の通行が禁止されています。岩の石板に「名泉 砂湯」と記されていました。ここから200mくらい先に、砂湯の入口があります。
旭川越しの八景。宿の温泉も砂湯も、pH9.3の低張性アルカリ髙温泉。しっとりとやわらかく、気持ちのよいお湯でした。
高さ73m、見上げるような湯原ダム。ダムの上からは大山が見えるそうです。
川霧が幻想的な雰囲気を醸し出していました。
夕食は食事処「花ぐるま」で。鮎を焼く香ばしい匂いに食欲をそそられました (^^ゞ
私たちは一番奥まった部屋に案内されました。窓の向こうは旭川です。
翡翠茄子とオクラのゼリー寄せ(グラス)。伏見こしょうと白烏賊土佐和え、絹かつぎと小切茄子田楽、本梅貝田舎煮など、丹精込めて丁寧に作られた前菜盛り合わせ。
食前酒と玉蜀黍のすり流し。すり流しに入っていた浅葱と糸瓜の食感がとてもよかったです。
宿のこだわりは、朝・夕合わせて50種類以上使うという、野菜が主役の「山里料理」。食事と温泉で体の内側と外側の両方から健康に……というのは、玉造温泉の長楽園とも共通するコンセプトです(長楽園は薬膳でした)。
鱸の洗いと鱧の湯引き。
私が注文した地元のクラフトビール、MBW(美作ビアワークス)のSESSION IPAは、麦芽とホップのほかに米と蜂蜜を使用しています。苦みと香りが爽やかなIPAでした。
骨までやわらかかった鮎の塩焼き。蓼酢とヤマモモの蜜煮が添えられていました。
冬瓜、いんげん、新レンコンや長ナス、ズッキーニ、カボチャなどの炊き合わせ。
地鶏の柚子胡椒鍋。タマネギやゴボウからいいダシが出ており、柚子胡椒の風味が爽やかな鍋でした。柚子胡椒、自分ではついつい入れ過ぎてしまうけれど、香るくらいの使い方がいいようです。
枝豆のかき揚げと契約農家のヤングコーン。
最後は、新生姜のアイスクリームでさっぱりしました。
翌日の朝食も野菜たっぷり。新鮮な卵を使っただし巻き卵や、卵かけご飯も美味しかったです。
卵かけご飯のために用意されていたのは黄ニラ醤油。そう言えば、倉敷の美観地区で食べた店でも、同じ美観堂の黄ニラ醤油を使っていたのを思い出しました。
その黄ニラ醬油が売店に置いてあったので買って帰ることに……ヽ(^o^)丿
🍀
食後はもう一度お風呂に浸かり、ロビーで挽きたてのコーヒーを味わって、宿の方々に見送られつつ帰路につきました。行きはずっと中国自動車道でしたが、帰りは安佐SAを過ぎて広島北JCNから山陽道へ。アップダウンやカーブが多い中国道に比べてずいぶん走りやすいルートでした。
途中宮島SAで休憩し、コロッケドッグとコロッケハンバーガーのランチを……。2日間飽食が続いたので、このくらいが軽すぎず重すぎず、お腹にちょうどよかったです (^^ゞ
SAの売店で妻がもみじ饅頭を買っている間に、私はこんなものを発見……"バクダンガンス"。この夜のおつまみにしたくなる、インパクト抜群のネーミングですよね。調べてみると、まず広島名物の「ガンス」とは、魚のすり身にパン粉をつけて揚げたものだそうです。
そして、煮卵をガンスの生地で包んで揚げたものがバクダンガンス。揚げたすり身と煮卵が絶妙にマッチして、スプリングバレー シルクエールが一段と味わい深く感じられました~🍺
もうひとつは、バクダン赤鬼ガンス。オリジナルのバクダンガンスにも唐辛子は入っているのですが、「赤鬼」はオリジナルの5倍の唐辛子が練り込んであります。生地の赤みが濃いのがわかりますね。
これが倉敷美観堂の黄ニラ醤油。岡山県は黄ニラの生産量がダントツで、なんと全体の7割が岡山産なのだとか。卵かけご飯はもちろん、冷やっこにもぴったりでした。
ホテルを出発してほぼ1時間たったころ、従姉妹から「(私の)携帯を宿に置き忘れているらしい」と連絡が入りました。やむなく次のICで降り、高速を引き返して再び八景へ。ロビーで美味しいコーヒーを飲んで、そのまま置き忘れてしまったようです~💦
そんなオチはありましたが、従姉妹たちと楽しい時間を過ごし、温泉や料理を堪能した充実した2日間でした。