ルイガノ旅日記

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門司港レトロ地区

2007年08月17日 | 北九州
本州と九州を結ぶ関門大橋。北九州の玄関口にあたる門司港は、そのすぐ袂にある。
門司港には、かつて国際貿易港として栄えた歴史があり、
往時の面影を偲ばせる古い街並みが今も残されている。
新旧の風景が融合して独特の雰囲気を織りなす門司港レトロ地区。
夏は海峡花火大会が催され、13000発の花火が打ち上げられる。

国際友好記念図書館。今は、中国料理店として利用されている。
茶色と白の煉瓦のコントラスト、屋根から高く突き出した煙突や尖塔などが印象的。


旧門司税関。明治45年(1912年)に建てられた煉瓦造り瓦葺平屋の建築物。


ブルーウィング門司と呼ばれる跳ね橋。


蒸気船風の船上レストラン。風が渡るデッキで飲む生ビールが旨そうだ。


大陸航路の待合室として賑わった旧大阪商船ビル。大正6年建築。
1階は海峡ロマンホール、2階はわたせせいぞうと海のギャラリー。


大正10年、三井物産の社交倶楽部として門司区谷町に建築されたが、
その後旧国鉄所有となり、門鉄会館と呼ばれた。
今は「レストラン三井倶楽部」となっており、中には林芙美子の資料室もある。
国の重要文化財に登録されている。


レトロ地区のあちこちで見られる人力車。古き良き時代の風情を感じさせる。


今も現役のJR門司駅は、大正3年に建てられた九州で最も古い木造の駅舎。
駅としては全国で唯一国の重要文化財に指定されているそうだ。


あたりの風景とは対照的ながらも、妙に似合ってもいる超モダンな高層ビル。
黒川紀章氏の設計になる「レトロハイマート」というマンションで、
31階にある「門司港レトロ展望室」からは、関門海峡やレトロ地区の街並みが一望できる。

写真左下に写っているのは関門大橋。これを渡ればすぐ本州だ。

海峡プラザ内にあるオルゴール・ミュージアムに展示されている超大型のオルゴール。


日本列島が猛暑に包まれた8月16日。
雲ひとつない青空がひろがった関門海峡では、
強烈な日差しのなかにあっても、日陰では海を渡って吹く風が心地よく感じられた。
コメント (4)
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