パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

ノーヘル、無免許でオートバイを運転、警官に…

2010-09-09 22:01:54 | Weblog
 久しぶりにオートバイの夢を見た。

 免許は失効させてしまっているので,無免許であることを承知でオートバイを走らせていると,ふと気がつくと,ヘルメットをかぶっていない。

 ここまで警官に出くわさなかったので助かったのだが、至急、どこかでヘルメットを買おうと思い、バイクをある家の塀の横に止めると,その家のなかから私服制服とりまぜ、警官がわらわらと出てきた。

 どうやらこの家に強盗が入ったらしいのだ。

 まずいところにバイクを止めてしまったと後悔するが,今更バイクに乗って逃げるわけにいかない。

 なぜなら,ヘルメットがないから。

 それで知らんぷりをして警察官たちの横をすり抜けようとすると,「ちょっとちょっと」と呼び止められた。

 「このバイクあんたの?」

 「いえ、ちがいますよ」

 「これに乗っていなかった?」

 「いえ、ヘルメットもないのに、乗れるわけないでしょ」

 と、言い訳しつつ,ずりずりと警官から離れようとすると,向こうも、ずりずりと近づいてくる。

 や、やばい。

 だんだん早足に、そして駆け足に。

 当然,警官の方も早足から駆け足になっておいかけてくる。



 深津絵里が国際映画祭で主演女優賞をとったけれど、それだけで大騒ぎというのはいかにも後進国風でみっともない。

 私は深津絵里という女優を嫌いじゃないけれど、ちょっとは作品の中身に、それもストーリー紹介だけではなくて、ちゃんと批評しながら紹介してほしいものだが,ただ「快挙」を連呼するだけ。

 映画のことで突然思い出したが、たけしの『あの夏一番静かな海』というのがあった。

 聾者の恋人同士の話で、たけし映画の中でも評価が高いわけだが,私はあんまり面白いと思わなかった。

 それで,少し前、聾者の若者(男女)二人が電車の中で手話で話し合っているのだが,聾者だからゼスチャーが大きい。

 身振り手振りが「外人」ぽくて、脇で見ていても,話している中身がだいたいわかりそうなくらい。(わからなかったけど)

 そのうち、男の方が窓の外に何かを見つけたらしくて、そちらをぼーっと見ている。

 女の子はそれでも話しかけているわけだが、男の視線は外にいっているので、話しかけられていることがわからない。

 すると、女の子は男のジャケットの裾を、ツンツンと引っ張った。

 なかなか可愛い仕草なのだが,ああいう聾者ならではの特徴的なものが、『あの夏一番静かな海』には一切なかったんじゃないかと、突然思い出したのだ。

 だいたい,「静かな海」というタイトルも、聾者の世界は「静か」な世界だろうといった思い込みがあったんじゃないかと思うのだが、それはちがうだろうと思う。

 それはさておき、老人というのは,70を越えると、病院で四日間も寝たきりでいると,体の関節が固まり,そのまま「寝たきり」になってしまうんだそうだ。

 やばっ、である。

 私は,寝ていて思いっきり「伸び」をするのが、気持ちよくて気持ちよくて,大好きなのだ。

 あー、生きているという感じがして。

 あれができなくて、「固まったまま」なんて、生きている価値がないとすら思うのだが、「寝たきり老人」というのは、何を生き甲斐にしているのだろう。

 はっきり言って,いろいろわがままを言うことが「生き甲斐」になってるんじゃないだろうかと思ったりするのだが。

小沢の戦略を予想する

2010-09-09 01:18:25 | Weblog
 小沢が,内閣法制局の廃止を明言したらしい。

 なるほどね。

 いや、ちょっと前、小沢が普天間基地問題で、改めて沖縄県民,アメリカ政府と話し合うといって、「どういうつもりだ」「また話を元に戻すつもりか」と非難が集中し、それに、「なに言っているの。今のままでは絶対に辺野古に滑走路なんかできませんよ」と再反論していた。

 これは、というか、これも小沢が正しい。

 マスコミのバカは、全然気づかないようだが、小沢の頭には「集団的自衛権」問題があるに違いない。

 つまり、これを容認すれば、アメリカ政府に普天間基地の海外移転を飲ませることができると考えているんじゃないかと思うのだ。

 要するに,昔小沢が言っていた「普通の国」になるという政策に沿った案だ。

 アメリカ政府の最大の不満は日本政府が集団自衛権の容認に一向踏み切らないところにあるはず。

 集団自衛権を認めなければ,そもそも「同盟」なんか結べないのだが、内閣法制局がネックになってきた。

 それで、まず内閣法制局の廃止を言いだした。

 それだけで、アメリカ政府には自分の意志は伝わるだろう。

 と、小沢は考えているのではないかと、想像しているのだが、マスコミはどう考えているのか、多分何も考えていないだろうなあ…。

 いずれにせよ、明日以降の反応が楽しみである。

 菅夫人、伸子さんが、テレビで山本晋也監督のインタビューに答えて、「菅は、小沢さんとの戦いに勝てば、自信を持って重職を担えるようになるかもしれない」と言っていた。

 てことは、伸子夫人の目から見ても,首相職にふさわしい力量はないと見ているわけだが、それはそうだろうなあ。

 還暦をとっくに越えた夫が「初」の字を間違えるなんて、妻として、猛烈に恥ずかしかったにちがいない。

 でも、山本監督の解釈はちょっとちがい、「それだけ巨大な壁ということですね、小沢さんは」と言っていた。

 伸子夫人、「じゃあ、これまでの菅首相は奥さんから見て落第ですか」とか突っ込まれなかったことに、ちょっとほっとしたんじゃないかと思ったのは,ちょっと気のまわし過ぎかも。

 ちなみに、内閣法制局の件だが、廃止しても,最高裁に違憲審査権があるから、暴走する懸念はない。

 と思う。