パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

小沢の戦略を予想する

2010-09-09 01:18:25 | Weblog
 小沢が,内閣法制局の廃止を明言したらしい。

 なるほどね。

 いや、ちょっと前、小沢が普天間基地問題で、改めて沖縄県民,アメリカ政府と話し合うといって、「どういうつもりだ」「また話を元に戻すつもりか」と非難が集中し、それに、「なに言っているの。今のままでは絶対に辺野古に滑走路なんかできませんよ」と再反論していた。

 これは、というか、これも小沢が正しい。

 マスコミのバカは、全然気づかないようだが、小沢の頭には「集団的自衛権」問題があるに違いない。

 つまり、これを容認すれば、アメリカ政府に普天間基地の海外移転を飲ませることができると考えているんじゃないかと思うのだ。

 要するに,昔小沢が言っていた「普通の国」になるという政策に沿った案だ。

 アメリカ政府の最大の不満は日本政府が集団自衛権の容認に一向踏み切らないところにあるはず。

 集団自衛権を認めなければ,そもそも「同盟」なんか結べないのだが、内閣法制局がネックになってきた。

 それで、まず内閣法制局の廃止を言いだした。

 それだけで、アメリカ政府には自分の意志は伝わるだろう。

 と、小沢は考えているのではないかと、想像しているのだが、マスコミはどう考えているのか、多分何も考えていないだろうなあ…。

 いずれにせよ、明日以降の反応が楽しみである。

 菅夫人、伸子さんが、テレビで山本晋也監督のインタビューに答えて、「菅は、小沢さんとの戦いに勝てば、自信を持って重職を担えるようになるかもしれない」と言っていた。

 てことは、伸子夫人の目から見ても,首相職にふさわしい力量はないと見ているわけだが、それはそうだろうなあ。

 還暦をとっくに越えた夫が「初」の字を間違えるなんて、妻として、猛烈に恥ずかしかったにちがいない。

 でも、山本監督の解釈はちょっとちがい、「それだけ巨大な壁ということですね、小沢さんは」と言っていた。

 伸子夫人、「じゃあ、これまでの菅首相は奥さんから見て落第ですか」とか突っ込まれなかったことに、ちょっとほっとしたんじゃないかと思ったのは,ちょっと気のまわし過ぎかも。

 ちなみに、内閣法制局の件だが、廃止しても,最高裁に違憲審査権があるから、暴走する懸念はない。

 と思う。

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