パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

みんな仲間だ

2010-09-01 18:11:28 | Weblog
 今年中に、深夜テレビは通販とアニメだけになると言われていたが,本当にそうなってしまった。

 そのアニメも,少し前、「三国志」をやっていたのだが、かなりの荒唐無稽で、それなりに面白かったのだが、いつの間にか見かけなくなってしまった。

 私が最後に見たのは、孔明が登場するよりずっと前の話だったから,低視聴率かなにかで打ち切りとなったのか。

 で,今やっている深夜アニメは、「青春もの」ばかりで、はっきり言って声優さんのロリータ声を聞くために見る(?)ものなんじゃないかと思うが、ああいうので視聴率がとれるのか。

 しょうがないから、教育放送を見るのだが、これも全然面白くない。

 昨日は、植物の太陽と水ででんぷんをつくる作用、なんていったか、忘れたが,あれをやっていたが、昔,この仕組みを解明できればノーベル賞ものと言われていたが,実際,誰かが解明してノーベル賞をもらった。

 それが、どんな理屈かというと、量子力学を駆使したもので、猛烈に難しい。

 でも、面白い。

 で、昨日テレビでやっていたのは、量子力学には全然触れず,昔ながらの教科書そのままの説明。

 だったら、教科書読んでればいいでしょ、という感じ。

 と、これは前置きで,今深夜テレビで面白いものといったら、「可愛い甲子園」の後番組らしい、「マスカットなんとか」と、アメリカの「プリズンブレーク」シーズン4。

 「マスカット」はとりあえず措くとして、「プリズンブレーク」は最初、シーズン1とか2を少し見たのだが、面白そうだがいまいちのれずに見なかった。

 ところが、シーズン4になって、俄然面白い。

 劇場映画のように時間の制約がないから、シナリオライターのやりたい放題。

 今回は結局脱獄に失敗し、炎天下に放置されつという拷問を受け、刑務所当局に脱獄計画を洗いざらい自白するという、意外な展開だが,実はこれも,一緒に脱獄するはずだった男の振る舞いが怪しいため、その理由を刑務所当局の力を使って黒幕を吐かせるという目的があった。

 しかも、普通、脱獄モノだったら、みんなが信頼し合ってという前提があるのだが,シーズン4は、脱獄に関わるもの全員がお互いを信頼していないという設定。

 今や、地獄の刑務所の極悪牢名主が「脱獄仲間」に。

 綱渡りのようなプロットが求められるストーリーだが、よくもまあ,考えつくものだと感心する。