パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

ビーフン大好き

2008-10-23 19:24:18 | Weblog
 プロ野球がクライマックスシリーズで盛り上がっているのは、御同慶の至りだが、しかし、セパ両リーグの本当の「覇者」はどこなのだ? 

 パの場合は、西武が両方とも勝ったから、一応、西武ということで問題はないが、でも日ハムが勝ったらどうなるのか?

 これまで、何回か書いたことがあるのだが、セパ両リーグともそれぞれ東地区西地区にわけたらどうか。

 たとえば、今シーズンだったら、セリーグ東地区の優勝は巨人、西地区は阪神、パ・リーグの場合は、東地区優勝が日ハム、西地区がオリックスということになり、その二組が、それぞれリーグの覇権を争ってポストシーズンを戦い、その勝者がリーグ優勝チームで、当然、そのまま日本シリーズに出ればいいじゃないか……と思うのだが……。

 もちろん、東地区西地区の他にも、いろいろな案が考えられたのだろうとは思う。そして、その過程で、何らの理由で、現行制度以外は没になったのだろうが……しかし、いろいろ知恵を絞った末、一番つまらない案にまとまったという印象だ。

 ……なんともナンセンスな話だが、それを決めている連中が、親会社の「宣伝担当部長」にすぎないとしたら……ありがちな話だ。

 「誰にとっても一番つまらない案」が、一番実行されやすいというわけだ。

 昨日の巨人中日戦だって、3対3のまま、テレビ中継はうちきり、その後で劇的勝利!

 ほとんど半世紀近く、民放放送における野球中継問題は解決されぬまま今日に至っているわけだが、これも、同じような話だと思う。

 深夜の再放送だが、NHKの「食料グローバリズム」問題を見たが、ずいぶん反米的姿勢を強調したつくりだった。

 アメリカの戦略でアメリカの飼料を買わされ……ったって、それで、たしかに鶏肉も豚肉も牛乳も、私が子供の頃にくらべると随分安くなったと思うのだが。

 まあ、それはそれとして、じゃあ、日本はいかに対処するかという問題だが、番組では、日本にたっぷりある「米」の加工製品、いわゆる「米粉」を活用せよという。

 私はビーフンが大好きなんで、米粉の活用は大歓迎なんだけど、世界のあちこちにスタッフを派遣し、いろいろ情報を集めた結果が、「日本にはお米が沢山あるんだから、これを使えば、問題解決!」では、実際にそれで問題が解決するかどうかは別として、「試してガッテン」のセンスだ。

 要するに、野球の話題にも通じるのだが、「お話」のスケールが小さいのだ。