パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

またはじまった…

2008-10-02 21:42:04 | Weblog
 「24」。

 どういう放送形態になっているのかよくわからず、途中を抜かしたりしてしまうが、今回も、いきなり小型核爆弾の爆発から始まった。

 しかし、実際にドラマの中で核爆弾が爆発するのは、キューブリックの「博士の異常な愛情」以外では、はじめて見たような気がする。そんなことはないかな?

 放映を見た翌日、ニュースで、今、もっとも数多く戦術核爆弾(いわゆるスーツケース爆弾)をもっているのは旧ソ連のロシアだと知ったが、物語でも旧ソ連製のスーツケース核爆弾をテロリストグループが手に入れて云々となっていた。まあ、当たり前の設定と言えばそうなんだが。

 いずれにせよ、見ていて、今後,世界のどこかで戦術核爆弾が爆発する可能性は極めて高いように思ってしまった。少なくとも,アメリカを始めとする主要国の中枢部では百パーセントあるという前提を共有していて,「24」のシナリオライターはそれを知っているのではないか、とか。

 ドラマに入り込み過ぎ? まあそうかもしれないが、真の黒幕風が、バウアーの弟だったり、バウアーの父親が核爆発に関与していたりという、普通だったら、「おいおいあり得ない話だろ」と思うようなストーリーが、案外好きなのだ。

 その「あり得なさ」に、逆にリアリティを感じてしまうのだ。

 なんて言うと、陰謀史観になってしまうのだが…。