パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

高視聴率番組ナンバーワンは?

2008-10-16 22:16:53 | Weblog
 ファイルの復元は諦め、フリーズしたファイルに書き込んだ内容をできるだけ思い出しながら、一週間前に打ち出した最新の校正原稿を元に、2週間ほど前につくったファイルに手を入れているのだが、なんかややこしい上に、2週間の間に結構直しているのでしんどい。フー。

 「やりすぎ」までゴールデンに移ってしまった。「われわれは変わりません!」と千原ジュニアが叫んでいたが、そうはいかないだろうなあ。

 それにしても、千原ジュニアは出過ぎである。別に出過ぎでおもしろくなくなったとか、そういうことはあるのかどうかわからないが、とりあえず、出過ぎだ。

 あと、面白くなくなったのは、劇団一人かな。もともと、そんなに面白いタレントではないけれど、なまじ文才があるものだから、なんか中途半端になってしまった。

 短編書かせたら、そんじょそこらの小説家より全然面白いのだから、いっそのこと、小説家になってしまえばいいのにと思う。これは、彼の小説を読んだ時にすぐ思ったことだ。

 ところが、それを無理に、「いや俺はお笑い芸人なんだ」と頑張り始めてしまった。

 今、テレビで一番視聴率をとることのできる番組は何かというと、実は、「スズメ蜂退治」番組なんだそうだ。

 そうだろうなあ。私も、見つけたら必ず見る。最後まで一生懸命見る。

 スズメ蜂と戦う蜜蜂頑張れ!とか思いながら、でも善玉の蜜蜂は全滅しちゃうのだ。なんという悲劇!

 後、つい見てしまうのが、アルツハイマードキュメント。

 特に、若年性アルツハイマーなんかだと、つい、安易な精神生活を送ってきたツケではないのかとか、根拠のないことを考えてしまうが、いや、これは本当に根拠はない。

 でも、何が原因でああなってしまうのだろう。脳がやられていることは確かで、別に「安易な精神生活」とは何も関係ないのだが、なぜ、脳がやられてしまうのか?

 先日も日本テレビで若年性アルツハイマーの男性のドキュメントを放映していたが、発病が四十代半ばで、それから10数年。すっかりよぼよぼのおじいさんになっている。同年代なんだが……。

 しかし、精神病というのは、肉体までやられるのだ。これも何故だろう。障害者スポーツなどにはげめば少しはよいのだろうか。

 それはそうと、今回の放映で驚いたのは、この男性がものすごく絵がうまいことだ。

 特に、花なんかをよく描いているみたいだが、番組の途中、自分と、奥さんを描いたものと2枚紹介されていたのだが、ものすごくうまかった。

 並みの上手さではない。プロだって、あそこまでは描けないだろうと思ったのだが、見ていて考えた。

 彼は、アルツハイマーになったから上手いわけじゃない。元来絵が上手いのだ。それがじっくり集中する時間を与えられて、ますます上達した。

 ところが番組では、別にはっきりそうとは言っていないけれど、アルツハイマーであるが故に素晴らしいといいたげだった。

 ……まあ、確かに深みはないけど……彼を、たとえばゴッホの展覧会なんかに連れていったらどういう反応を示すだろう。ムンクとか…やりすぎ?