パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

新宿最後の日に……

2006-06-30 19:15:04 | Weblog
 新宿最後の日(笑)。といっても、別にどういうこともないのだけれど、今回は、台東区への引越しということで、東部への移転は初めてだ。元来、世田谷の住人が、下町へ行く、ということはあまりない。逆はけっこうあると思うが……。自転車を多く使う身としては、下町は坂がほとんどないので、有り難いが、どの程度「有り難い」かは実際になってみないとわからない。

 金英男氏を見て、元西武ライオンズのエース、渡辺を連想した人は少なくないだろう。あのはげ具合といい……。
 それはそれとして、ヘギョンちゃんがお祖母さんに叩頭する様子を見て、本当に朝鮮は儒教が根強く残っているとしみじみ思う。親に対する「孝」が、主君に対する「忠」より大事なのだ。じゃあ、家族を引き連れ、南に戻って、孝行に励めばいいじゃないかと思うが、それは駄目。ということは結局、「孝」が優先する儒教の大原則を金正日はよく心得ているなあと韓国人に思わせようというパフォーマンスが、北の今回の戦略だろう。外見だけだが、それでいいのだ。
 北では、無料で大学に進学でき、医療費もただとか、自分自身、宣伝に過ぎないことを知っていて、でも平気で、宣う。聞く方(韓国人)も、突っ込まない。餓死者がどれだけ出ようと。
 戦前の「日本時代」、反日活動で警察に引っ張られて、散々侮辱され、「自尊心」が大いに傷付いた某大学生が、眼鏡を掛けていればインテリと思われ、警察の態度が改まるだろうと、翌日、レンズのない伊達眼鏡を掛けて警察に出頭した、という話を読んだことがあるが、まるで、風呂敷をマントにしただけで月光仮面に変身できたと思い込む子供みたいだ。

 あー、これから引っ越しでごわす。