パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

富久町の家2

2006-04-20 23:56:28 | Weblog


 富久町の家、というより狭い路地。幅1メートルたらず。10メートル程歩いて行き止まったところがいきなり庭になっていて、そこに2軒の家が寄り添うように建っている。その家も撮ろうと思ったが、庭に入り込んでカメラを構えたりしたらきっと怪しまれるだろうと思ってやめた。
 中央に竹の垣根と太い桜の樹が見える写真は、その路地を引き返した時の眺め。桜の樹は、元お茶のお師匠さんのわび住いといった感じの小さな家の裏手に植わっていて、表の庭には小さな、可愛らしい桃の花の木が植わっている。裏に巨木、表にちっちゃな可愛らしい木、という感覚は、さすがワビ・サビを重んじるお茶のお師匠さん(かどうか知らないけど)。
 最初にこの一角を訪れたのは、雪の降った翌日で、なかなか風情がありました。