夏にむかう頃に冬の話題。
この風景こそ冬の北海道だ。こんな風景が撮影したかった。だが出かけたタイミングが悪く、当時は春のような陽気だった。帰る日になって再び雪が降り出した。今となっては無念だ!。
もちろん延泊してもよかったが、雪が少なかったので次年度の論文のフィールドサーベイの仕事が簡単に片づいてしまったこともあり帰路についた。仕事としてはそれで良かったが、撮影する立場としては不満が残り、複雑な気分だ。
いつも思うが旅というのは、帰りの時間を決めたくない。素晴らしい環境に遭遇したら帰りの時間を延ばしたい。実際に急ぐアテもないから、ホテルに戻ってもう一泊ぐらいできると頭の中ではいつも考えている。
だが帰り虫にせかされたように、決められた日に予定通り帰る。それで飛行機が遅れようものなら、メディアで放映されるとおり利用者は時間通り動かないので困った、困ったの連発だ。どうみてもおばはん達がそんなに忙しいとは思われない。それでも予定通り帰ろうとするのは、帰り虫のなせる技だ。
いつ帰るかわからない。それが本来の旅だ。雪の時でも交通機関は概ね動くという今は恵まれた時代だ。だから帰りたいときに帰れる。
その帰り虫はなんだろうかと考えたら飛行機の往復チケットだった。私は北海道へ行くときは時間変更ができるチケットにしている。帰りなんてわからないのだから帰路のチケットは要不用だった。小樽なんか飛行機が取れなきゃ直前でも確実に乗れるフェリーで舞鶴へゆく方法もある。だからフェリー会社のサイトをみながらため息をついている。いつかはこれでゆこう。ツインルームの部屋でもpeachのチケットより安いじゃないか。仮に欠航してもホテルで冬の撮影ができるしさ。撮影ばかりは、天候に左右されるから、やはり待ち時間を加えたかった。
そんなわけで、まったく帰り虫が旅の邪魔をしてくれる。それがあるとついつい計画通りに動いてしまう。次回は帰路のエアチケットはとらないでおこう。
iPhon13pro
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます