お盆の最中の気温38℃の京都。朝から動きたくない暑さだがジムに通い、夕方散歩に出かけた。そうしないと暑さで身体が負けそうなので、これも健康維持と割り切って。
今日は山の端におちる夕陽がテーマか。いつも同じ所を散歩しているが、なんとはなしに少しテーマが見つかる。
お盆の最中、精霊達がやってきて人々の暮らしの中に滞在しているはずだが、そんな空気が感じられないのは現代都市の世知辛さか。
昔の東京でも民家の軒先にキュウリとナスに割り箸で足をつけた精霊達の乗り物がおかれていた記憶がある。
京都では、仏壇にお供え物をしてお坊さんを読んでお経をあげてもらう風習は、古い町屋では残っているのだろう。そんななかで俗界の通行手形といえる戒名をお寺さんにもらい鐘をついて水供養をしてお迎えする風習は、まだどこかにありそうだ。
そのお盆が親族達を集める。台風接近の最中、国民の過半が帰省する人達の姿をみていると、まだ精霊達の力が民族的なDNAとしてありそうだ。もちろん主目的はレジャーだろうけど。
この日も猛暑日、台風の雨が待ち遠しいだった。
(2023年8月13日記)
Fieldwork84. 京都気温38℃、台風前々日 4K
京都 清水寺・祇園界隈
SONYα6600、E18-135mm/F3.5-5.6