Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

Fieldwork716. モール・オブ・アジアへ

2022年10月27日 | field work

 

  コパカバーナホテルから歩ける距離にあるSMモール・オブ・アジアへ出かけた。町中工事だらけであり、炎天下を遠回りさせられるぐらいならば、やはりホテル送迎用ワゴンを200ペソで使うほかない。

 Wikの解説では、世界のショッピングモール床面積ランキングでは3位、商業施設面積589,891 m²、設計はARQUITECTONICとある。アメリカンデザインだから万事大雑把で、モールのデザインなんかジョン・ジャーディのコピーみたいだ。どうせならばより良くコピーすればよいのに、実に雑把なコピーデザイン。どうせ商業施設なんだからファサードはショップのデザインで決まるさ、と割り切りがよすぎる。

 アーキテクトニカはアメリカの大手設計事務所だろう。日本でいえば日建設計か・・・。概してアメリカの建築デザインは、コンセプチュアルであり、そして遠目の写真写りが良く、近眼のディテールはないに等しい。そんなのを学びに渡米する日本人も多いが、大雑把な建築デザインを学んでもどうなんかなぁー、と私は思うけど。

 私が知る限りデイテールまで関心をもっていた米国建築家はジョン・ジャーディぐらいだろう。といって彼はディテールをグラフィックで処理していたけれど。

 モール・オブ・アジアにパスポートセンターがあるというので、NIKKAが私達二人の下僕を従えてでかけた。散々道に迷ったあげくパスポートセンターの待合スペースに着いた。なんだシネコンのロビーか。映画でも見ながら待てということか?。そうじゃない、ここで一定数の申請者が並んだら隣のパスポートセンターへ案内される。つまり申請者が多いということだ。

 下僕としては好奇心しかなく、こんなのを日本人は撮影しないから撮っておくか。突然撮影意欲がわくが、といって大体こんな所は撮影禁止に決まっている。ならば人の混雑でわからないように。こんな時スマホカメラは、カメラ然としていないから電話でもしているそぶりで撮影できる。といっても被写体に特に面白い要素があるわけではないし、なんだよあの処理と大きく書かれた文字は・・・。

 当然下僕は中に入れないので、外で待つほかない。そして1時間半後、書類不備でNIKKAが戻ってきた。下僕二人を従えて乗り込んだが敗退でしたか・・・。ならば敗者復活戦で・・・。多分申請から早くて三ヶ月以上かかりそうだ。日本の1週間程度とは違い過ぎる。フィリピンの申請は万事時間がかかりますね!!!、と思いつつ下僕を従えて巨大ショッピングセンターを後にした。

 

iPhon13pro

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