Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

フールドワーク704. 静止画と動画

2022年10月15日 | field work

 

 お盆の大谷祖廟で動画撮影の合間に、海外の友人に送るためiPhoneで万灯会を撮影した。映像とは露出の設定も違うので写り方も異なるが、今見返すとスマホ画像は綺麗じゃん!。

 だからといってニコンやEOSを担いで静止画を撮ろうという気分はない。撮影するなら動画でしょう!、というのが最近のスタンス。

 静止画と比較して動画はクリエイション要素がはるかに多い。

 まず頭のなかでストーリーを考える。そのためにどのカットを撮影するか。撮影アングルは固定か、それもパンするか。そして例えば30秒のカットの中からどの部分を映像に切り出すか。次いで切り出した複数の映像をどのようにつなぎ合わせて構成するか。トランジションはどうするか。さらには現場の音を何処まで活かすか。そしてどんな音楽をつけるか。さらにタイトルのデザインはどうするか。そうしたクリエイション要素をつなぎ合わせて映像ができあがる。最後にYoutubeにアップさせて公開する。

 それだけクリエイション要素が多く、そして発表の場があるので制作する側にとっては表現の可能性が飛躍的に増えてゆく。

 静止画で丹念に撮りたいときは、フイルムが良い。このブログでも、冬の小樽をTri-Xフィルムで撮影したし、それは私的に魅力的な画像だったと思われる。

 しかし最近Tri-Xフイルムの価格が高騰してしまった。私の若い頃250円/本で使えたフィルムが今は2,000円/本である。それに1,000円/本の現像代が必要になる。ここまで価格高騰すると、フィルム撮影はもういいか。静止画はiPhoneでよい。フィルムの静止画画像がよく似合う冬の小樽・積丹半島だった。フイルムが高いので今年は行かないだろうね。

 

京都市大谷祖廟

iPhone13pro: ISO2000,焦点距離27mm,露出補正0.1ev,f/1.5,1/9

コメント
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