ゆうしゃケン  小心翼翼・平々凡々

団塊世代の技術系サラリーマン、趣味と独り言でストレス発散

屋久島2011

2011-07-01 11:21:26 | 紀行

  

   福岡から屋久島へ直行便ができたので、私に同行しないかと昼食時にK常務が言いだした。3週間前のことだ。今度の総会で退任するので、その挨拶ということらしい。屋久島、私にとっては産電向け製品の原点と言うべきところだ。世界自然遺産でも有名なのだが、それに加えて豊富な雨量をベースに民間会社が水力発電を設置し、その安価な電力で電気炉を運転しているが、それでも電力が余るので、それを民需として卸している。20年前に、当社がその電力設備の拡充を請け負ったが、その工事を受注し、担当したのが私で、産電向け受変電設備システムへ参入を始めた契機になった。

<o:p></o:p> 

<o:p> </o:p>

<o:p>  35人乗りのプロペラ機。客は往復とも10人前後。赤字路線かも?</o:p>

<o:p></o:p> 

<o:p> </o:p>

<o:p> 桜島上空。噴火口が中央下に。</o:p>

<o:p></o:p> 

 それから数え切れないほど屋久島には訪れたのだが、私の自慢はトロッコに乗ったこと。屋久島の東部に安房と言う港町があるが、そこを起点としてトロッコが島の中央部、宮之浦岳まで走っている。大正期に屋久杉の伐り出しとして敷設されたと聞いているが現在は水力発電設備の点検用として、電工会社が管理運用しているのだ。屋久島の急峻な断崖絶壁を這うようにトロッコは走っているが、その間、シカやサルが線路のすぐ横に出現したりして、太古から変わらぬ屋久島の自然を目の当たりにして興奮したことを思い出す。危険なので民間人はめったなことでは乗せないのだが、この時は懇意にしていたT電力部長の計らいで、メーカーとして電力設備の点検という名目で行ったのだった。(結局、トロッコには2度ほど乗ることになったが、いずれも屋久島特有の雨は降らずに快適だった)

<o:p></o:p> 

私達が屋久島に訪れたのは、南九州の梅雨明けが宣言された水曜日であったが、 そのT電力部長(現在は取締役工場長として頑張っている)、私達を笑顔で迎えてくれた。屋久島の電力は民間企業が余った電力を融通するという事情から端を発していることもあって、電力の品質は必ずしも満足できるものではない。電圧変動が大きいし、高温多湿・台風銀座という過酷な自然もあって、停電も多い。我が社はこのような問題に対し、色々と提案活動をしているが、やはりポイントは費用。電気代に上乗せするわけにもいかず、長計で改善しているのだが、近年のデジタル機器の普及で電気の信頼性が望まれる現在、利用者の苦情も多く、運営が厳しいようだ.。

<o:p></o:p> 

細身のT取締役、健康には気を遣っているようで、以前よりはずっと元気に見受けられた。我が社を贔屓にしてくれているキーマンであり、笑顔に接するとほっとする。わが社の提案についても、よく認識しており、費用の目途がつき次第に実施したいとのコメントを頂戴した。

<o:p></o:p> 

<o:p></o:p>

お土産はたっ君用に屋久杉の箸。それに「屋久杉のしおり」、香りが良いそうです。

 

帰りに我が社の工事を請け負ってくれている地元の電工屋さんに寄った。地元の有力者ではあるが気さくな人で、趣味が「潜り」。屋久島の海に潜って魚を銛で突くのだが、その深さは18mと言う。それも素潜りなのだそうだ。その活力は海のエネルギーだとも言っていた。潜ることによって元気をもらっているのだと。海はパワースポットなのだそうだ。大きな鯛や伊勢エビなどの獲物を手にした写真ははち切れんばかりのエネルギーに溢れていた。

<o:p></o:p> 

<o:p></o:p> 

<o:p></o:p> 

<o:p></o:p> 

<o:p></o:p> 

<o:p></o:p> 

<o:p></o:p> 

コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする