秋吉台オートキャンプ場。広くて奇麗で快適でした。
土曜日、2台の車が中国自動車道を北上した。和ファミリーと奏汰ファミリーだ。和ファミリーの車に私達夫婦も同乗させてもらった。道具と言えば着替えの衣類と洗面用具だけで良いのだが、その他に当然ながら昆虫採集道具を積み込んだ。キャンプ地で珍しい蝶がいるかもしれないと思って。その他にビールを入れたアイスボックス。お酒は途中で仕入れようと云う魂胆だ。食材を含めて、キャンプ用品は全て婿殿たちが準備しているというので、楽なものだ。私達はテントではなくてロッジを借りる事になっているので、本当に何もいらない。
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和ファミリー車の方が自由で面白いと思ったのだろう、奏君が乗り込んできたので後部シートには私達夫婦と和君、奏汰君の4人が座ることになった。こんなときには盛り上がる奏君は最初から興奮気味、早速しりとりを始めたのだが、驚くような言葉を知っていて、語彙もかなり豊富になってきた。途中で昼寝をするかと思っていたのだが、当たるとお菓子をもらえるクイズなども有って、騒いでいるうちに昼過ぎに秋吉台に着いてしまった。
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オートキャンプ場は温泉もあって、広々として快適なところだった。夏休みに突入したばかりなのに、利用客はそう多くはなく、気ままに好きなところを(予算に合わせて)選ぶことができた。ただチェックインが3時なのでそれまで待たねばならず、婿殿達がお昼のソウメンを作っている間に、孫3人と私達夫婦は蝉捕りだ。和君は昨年から蝉捕りが好きで当然ながら網を持ってきていた。私の網は当然のように奏汰君が担いだ。蝉の鳴き声を頼りに蝉を見つけるのだが、結構高いところに止まっており、油蝉とニイニイ蝉を1頭ずつ捕まえるのがやっとだった。
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ソウメンの後は野球。婿殿達がテントを張って設営している間に孫達と野球で遊んだ。二人とも野球が好きでたまらない。グローブを嵌めて、守備もそれなりの格好なのが頼もしい。打つのも上手で結構当たる。キャンプ設営が終わると大人も入って全員で順繰りに打って守った。
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野球で疲れたのと時間になったので、私達もロッジに入ることにした。このロッジ、新しくて設備も整っている。IHヒータから炊飯器、TVなどの電化製品もあり、2段ベッドも4床あった。これならわざわざ火をおこして飯盒炊爨しなくても良いと娘達が言いだし、バーベキューだけを準備して後はロッジの設備を利用することになった。夕食もテント前ではなく、ロッジに場所を移したのだが、結構雰囲気は出ていて良かった。
<o:p>私たちのロッジは「なでしこ」。時宜を得たネーミングに思わずにっこり。</o:p>
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夕食の時の私の心配はお酒。来る途中で買おうと思っていたのだが、高速を降りてからここまで店がなく、買うことが出来なかった。だからアルコールはビールだけ! ビールは必要だが、こんな時はお酒のほうが良い。と言っても無いものは仕方ない。ビールを片手にバーベキュー・・・キャンプの定番といえば定番なのだが。結局350ccを3缶飲んだ。孫達も仲良く食べて、実に気持ちが良い夕食だった。
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いつの間にか時間が経っていたのだろう、気がつくと宵闇が迫ってきていた。キキキキとカジカの鳴く声が旅情と云うか、哀愁を誘う。久しぶりに聞いた山の夕暮れだ。空を見上げると驚くように星がたくさん出ていた。小倉では天気が良いときに2等星がやっと見えるくらいなのに、ここではまさに満天の星が降り注いでいるのだった。これだけでも随分幸せな気分になった。
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後片付けもいつの間にか終わっていて(婿殿達の段取りが良いのには驚いた)、後はお風呂。センターが温泉になっていて、キャンプ場利用客は400円で入れる。私達は大挙して押しかけたのだが、なんとそこの売店にお酒があった。「何だ、お酒はここで買えばよかった!」「でも遅くは無い、冷酒を買おう!」
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奏君と和君は男湯に、たっ君は女湯に分かれて温泉で汗を流して疲れを取った後は、お待ちかねの花火。広場で線香花火で騒いだ。たっ君も線香花火を恐がらずに、柳が出るまで静かに上手に持っていた。
<o:p>ロッジの横には鬼ゆりが咲いていました。それにクワカミキリが舞い込んできました。</o:p>
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山の夜は寒い。妻は疲れていたのか早めに寝床に入った。 そして残りの二つのベッドに和君と和ママが! 和君、熱が有ってテントよりもロッジのほうが良いかもと云うのでテントは可哀想に和パパだけ。せっかく夜空を眺めて家族で語りあいたかっただろうに。でも和君、熱が有ったから仕方ないね。
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私は思いがけなくも手に入った冷酒を静かに味わった。やはり酒は上手い。バーベキューにはビール、静かに一人で冷酒・・・・最高の贅沢を味わいました。<o:p></o:p>
翌日はサファリで動物たちとふれあいました。その記事はまた後日。
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