ゆうしゃケン  小心翼翼・平々凡々

団塊世代の技術系サラリーマン、趣味と独り言でストレス発散

念願の平泉、今度は秋に!

2013-05-27 12:09:47 | 紀行

 

翌月曜日、いつものように6時に目が覚めた。九州より少し寒い感じはしたが雨は降っていない模様。「良かった、今日は中尊寺だ。」と思いながら朝風呂へ。何となく心身を清めたい想いがした。風呂から帰ると、いつも私より起きるのが1時間ほど遅い妻が起き出してきた。早速風呂に。私はTVで野球の結果を確認する。どうもこのところライオンズは調子が悪い。ピッチャー陣が悪すぎる。5点取っても逆転されるんだから。1時期、勝ち越しが9個も有ったのに.今日現在3個にまで減ってしまった。これじゃ勝率5割を割るのは時間の問題かも。涌井と岸の両主戦に頑張ってもらわなければ。

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朝食はバイキング。牛乳とコーヒーで居心地を取り戻した後、いよいよ出発。途中蔵王酪農センターに寄った後、バスは高速道を北上して岩手県へ。中尊寺レストハウスで注文していた精進料理を食べた後、まずは毛越寺。ここは正確に言うと毛越寺跡だ。藤原三代が栄華を誇っていた頃、きらびやかな寺院を建立して現世に浄土を見立てて暮らしていたという。それが鎌倉の威光によりはかなくも滅んだのだから、歴史はむごいと思う。だけども、遺跡はその後も手をつけられずに残っており、寺院や門の礎石は往時そのままだというから偉い。平泉の人達は先人の偉業を称えていたのだ。

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<o:p>精進料理を味わった後に、毛越寺へ。浄土を摸した庭園で彼岸へ架かる橋の遺構(基礎)が寂しく残っていた。</o:p>

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平泉では新たにガイドさんが男女一人ずつ計二人、来られて説明してくれた。現地出身で子供の頃は毛越寺の跡で遊んでいたと云う。それが世界遺産となって脚光を浴びたのだから彼らも驚いただろうし、嬉しかったのだろう。ガイドさんになったと言うのだから。

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中尊寺は毛越寺の北、木立に囲まれた山の中にあった。中尊寺は毛越寺の奥の院的な存在なのだろうか。本堂は山の麓近くだが、金色堂は静かな木立に囲まれて山の中腹にたたずんでいた。

 

バスは中腹の金色堂近くまで私達を案内し、中尊寺を見学しながら急な参道を下るという順路だった。中尊寺が世界遺産となった時、TVで金色堂の紹介があったが、その時に金に糸目をつけずに金や銀をふんだんに使い、象牙や珊瑚など螺鈿細工を施したもので、その細やかな技術はたいしたものだと聴いてはいたが、改めて本物をみると、よくぞ何百年もの年月を経て残っていたと感動を覚えた。

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それに鎌倉幕府も金色堂の価値を認めていたのか、金色堂を雨風から守るために覆堂を建て、金色堂を守ったのだからこれもまた凄い。きちんと管理されていたということであろう。

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<o:p>念願だった金色堂の前で。右は本堂。私の神通力が効いたのか、この日は晴れ間ものぞいて暑いくらいだった。</o:p>

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現在の覆堂はコンクリート造りの2代目だそうだが、初代目はやや奥に移設されていた。当然のことながら、覆堂の中心には柱が無い特殊な造りなのだが、その技術も大したものだ。下手すると崩れ落ちて金色堂をぺちゃんこにしてしまう。

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中尊寺という寺は実際には存在しないのだとも聴いた。山全体を中尊寺と称し、その中に金色堂や本堂などが配置されているのだった。私達はその急な参道を転ばないように気をつけながら下り、これが秋ならば紅葉とあいまって見事なものだろうなと話したりした。

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この頃になるとバスツアーの人たちとも仲良くなって、会話も弾んでいた。私達を除く40人が東京近辺、私達だけが九州と云うことで、話題も豊富だったこともあるが、最後は別れ難くなってきた。特に行きの新幹線で隣になった婦人は本格的な登山家であり、霧島や屋久島、久住などに登りたいと言っていた。九州に来られることがあれば案内する、と言っているので、実現するかもしれない。

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バスで福島駅に戻り、新幹線で東京駅に着いたのが10時前。またまた京葉線に乗り換えて潮見のホテルへ。このホテルは駅近くで人気があるのか、遅い時間なのに次から次へと客が多い。大浴場が人気の元なのかもしれないが、私達も風呂に入って疲れを癒したのだった。

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みちのく旅情・・・ではないけれど。

2013-05-25 20:41:33 | 紀行

 

松島、遊覧船に乗れなかったのが残念。カモメが群れていた。

 

翌日、みちのく四寺廻廊の旅は東京駅日本橋口で6時45分の集合だった。八丁堀のホテルに泊まった私達は、5時過ぎには目を覚まし、そそくさと荷物をまとめてホテルを飛び出した。待ち合わせ場所に着いたのは6時過ぎ、40分以上も早かった。日本橋口はツアー客の集合場所のようで、私達のクラブツーリズムの他にも、JTBなどのツアー主催各社が小旗を掲げて待っていた。

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早朝の東京駅は店舗もまだ閉まっていて、朝食も食べられなかったのだが、6時半になるとコンビニが開いたので、妻が朝食を仕入れた。6時45分になると全員が揃ったようで、添乗員(20代の若いお嬢さんだった)に連れられて新幹線へ。「やまびこ」で福島まで行き、そこからバスツアーになるのだ。

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東京駅だけではなく、上野や大宮などからもツアー客が乗り込んできて、車内はいつの間にか満員になっていた。(他のツアーも同じ車輌だった)

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さて、今回のバスツアーは四寺廻廊。松島の瑞巌寺、山形の山寺(立石寺)、毛越寺、中尊寺の4つの寺を巡礼するもので、中尊寺に行きたいという私の願いを妻がインターネットで検索して申し込んだものだ。

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正直言って、瑞巌寺と中尊寺しか頭になかった私、山寺や毛越寺を知らなかったので、おまけのような感覚がして嬉しかった。ただ何処かの寺が平等院鳳凰堂のように浄土をも模したものだとはTVで見ていた記憶はあるが、それが毛越寺だとは知らなかった。それに山寺、童謡で歌われている「山寺の和尚さんは、毬を付きたし、毬は無し・・・」という舞台なのではなかろうかと、この時に思った。本当に山寺って、有ったんだ!

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東北地方の新幹線は九州人の私にとって分かりにくい。東北新幹線、山形新幹線、秋田新幹線、などのほか上越や北陸新幹線もある模様。東海道山陽新幹線のように1本だけだったら分かり易いのに。私達が乗った「やまびこ」は何新幹線なのだろうか。福島に向かうので東北新幹線だろうか。などと「やまびこ」の中で朝食のサンドイッチを食べながら考えたりした。私達二人は3人席の中央と窓側に割り当てられていたが、途中、大宮から乗り込んできた女性が通路側の席に座った。私は窓側、九州とは若干異なる風景を楽しんでいた。その女性は一人旅で、妻とは気心が合ったのだろうか、すぐに打ち解けて会話も弾んでいた。見知らぬ人と友達になれるのもツアー旅の楽しさの一つでもある。

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程無くして福島駅に到着。原発問題を一身に背負わされている福島、それに後追いするように地震も頻発しているようで、不幸がそこに集中しているように思えて、同じ日本人として可哀想だと思う。あれから2年、風評被害は収まりつつあるのが何よりだ。

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定員45人の観光バスに乗り込んだが、添乗員さんは客は42人でほぼ満席だと言っていた。添乗員さんの他にも60代?のベテランのガイドさんも搭乗してきた。観光案内はガイドさんの役なのだろう。このガイドさん、ベテランらしく機転は効くし、唄は上手いし、若さを補って余りあるガイドぶりで、やはり年の功、若さだけじゃないよな。と我が身を照らし合わせて大いに満足したのだった。(ちなみに名前はよしこさん、独身だと何度も強調していた)

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高速道を走って松島に。11時過ぎに着いたのだが、日曜だったので? 人も多かった。レストハウスで海鮮丼を食べた後、瑞巌寺の見物へ。ところが本堂は大修理中で全面養生シートに覆われていて、庫裏しか見られなかった。残念だが仕方ない。時間があれば観光船にも乗れるのだが、それも出来ずに波止場から島々を眺めるだけで松島は終わった。

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再び高速道を北上して山形へ。北に上るに連れ、山が深くなってきた。山は黄緑の絨毯で覆われたように色模様が波打って、整っている。人手が入っていない原始林のようなのだ。九州では奥深い山でも林道や畑などが所々に見られて、山自体が生活の場となっているのに。そういえば、秋田には白神原生林があるが、そこの山も綺麗な黄緑で覆われているのだろうと思った。それと竹が少ないのに気付いた。九州では竹山が多いのだが。(杉林や広葉樹の森が竹に侵食されつつある)

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<o:p>本堂にはご開帳を待つ人たちの列がずっと続いていた。奥の院へも大勢の人が。</o:p>

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3時過ぎに「山寺」に着いた。私はもちろん初めてだし。山寺自体を知らなかった。天台宗の寺で立石寺というそうだ。奥の院は山の上にあり、石段が1115段あるという。ガイドさんが登る元気があるかしら、と挑発するような口ぶりだったので、私もその気になって登ることにした。

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バスを降りて登り口に向かうと、長蛇の列に出くわした。警備員さんが最後尾はここですよ、とマイクで告げている。この時に知ったのだが、なんと、この山寺、50年に一度の秘仏御開帳の日だったのだ。薬師如来がご本尊らしいが、このために何千、何万の人が押しかけて来ているのだった。

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バスが出発するまでの自由時間は2時間弱だったが、とてもそれだけの時間では間に合いそうにもないので、私は初期の目標通り、1115段の石段を登って奥の院に参ることにした。なに、日頃から鍛えているので途中で挫折することはなかろうと。登るときには大股ではなく小股で負担を軽くという「実践日本百名山」で教わった山登りの技術を思い出して、細くて急な石段を一歩ずつ確実に踏みしめ、30分もかからずに奥の院に到着した。

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妻も割りと元気で(日頃のジムの成果が出たらしい)、揃ってお参りしたのだが、「ここが山寺、なるほど山の上だ!」と感心したり、驚いたり。

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<o:p>山寺で食べたこんにゃくと、蔵王ロイヤルホテルからの眺望。原生林が連なって見事な景観でした。</o:p>

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山を降りると4時過ぎでご開帳を待つ人たちの列はかなり短くはなっていたが、それでも1時間は掛かると思えたので、芭蕉の句碑などを見物したり、名物のこんにゃく団子を食べたりした。

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その日の泊まりは宮城蔵王ロイヤルホテル。蔵王は県境にあり、宮城蔵王と山形蔵王の二つがあるらしいが、宮城側なのでまたまた高速道を戻った(県境の長いトンネルを通った)。遠刈田温泉の近くにあるホテルに到着したのが6時前。ホテルの窓から外を眺めると樹海が広がっていて、九州とは違う地に来ていると改めて感じた。

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夕食の後は温泉に入った。天気予報はこの日は曇り時々雨だったのだが、日中は雨に降られることもなく、陽射しは薄かったものの快適だったのだが、その頃から雨が降り出した。露天風呂の麦わら屋根から雨の雫がポタポタと落ちてくるのだが、「これも風情だ。昼間に降らなくてよかった」。

 

 

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スカイツリーは大賑わい

2013-05-23 11:51:39 | 紀行

 

 

 

一昨日夜、無事に東京・みちのく巡礼の旅を終えて自宅に戻った。昨日は疲れていたのと異様に暑かったので1日中静養、鋭気を養った。

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 小倉を発ったのは金曜日、結婚式の前日。和ママも一緒で3人旅。と言っても5時間、新幹線に座っているだけ。普通ならビールでも飲むところだが、今回は我慢我慢、どうせ口では負けるのだから小競り合いは避けたいところだ。途中寝ていたので、そう退屈もせずに東京駅に2時前に着いた。ホテルは渋谷なのだが、この日はスカイツリーが目的。ロッカーにバッグなどを預けたのだが、私達を田舎者だと見抜いたのだろうか、親切な人が八重洲南口にある空いているコインロッカーを教えてくれた。(今回の旅では、あちこちで親切な人から声を掛けてもらった。都会の人は冷たいという意識があったが、そうではないと感じた。まごついている田舎者にとっては天の声で有り難かった)

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最初に改造なった東京駅を見学。丸の内中央口で天井を見上げ、外に出て写真を撮った。廻りの高層ビルに負けることなく赤レンガ仕様の駅舎は重厚で落ち着いて見えた。やはり道の中心は日本橋、鉄道の中心は東京駅だ。

 

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<o:p>展望デッキから東京タワーを。煙っててよく見えなかった。</o:p>

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スカイツリーへは八重洲口北口からシャトルバスで行くことにした。地下鉄を乗り換えてゆくよりよほど便利でかつ間違う心配がない。30分間隔で、一人500円。バスは渋滞している日本橋などの道路を縫うように走り、40分ほどでスカイツリー構内に到着した。

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金曜日の平日なので見物客は少ないだろうと思っていたのだが、入口フロア付近には大勢の人が並んでいたので驚いた。それも切符を買うための整理券を貰う為の列だというのだから。私達は妻が前もってスカイツリー見物を計画に組み入れ、見学予定時間を4時と決めて切符を申しこんでいたので、切符を並んで買うこともなく4階の展望台エレベーターに向かうことができた。何事も用意万端の妻がインターネットでスカイツリーの人気を調べてJTBに申し込んでいたので良かった。フリーで行ったのだったら登るのに何時間も待たされただろう。

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高さ350mの展望デッキには4つある高速エレベーターで登る。(所要時間は約1分だからこれも驚き!) エレベーター内は春夏秋冬の4つの季節の意匠が施されており、私達は夏のエレベーターで確か不死鳥のような鳥(雉かも)が描かれていたが、一度に40人位が登れる。この技術も大したものだ。

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展望デッキには大勢の人で溢れかえっており、360度の風景を思い思いに楽しんでいた。この日は快晴で、遠くまで見える筈だったが、黄砂かスモッグか、高層ビルが密集している街並みは煙っていてわずかに概要が判るくらいだった。皇居や東京タワー、隅田川、江戸川など足元から遠くまで景色を堪能した。

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その上、高さ450mの展望回廊に行くには更に一人千円のエレベーターを利用せねばならない。こことはわずか100mの差しかないと思って展望回廊は諦めることにして、下まで降りた。1階から5階までのスカイツリーの根っこのフロアにはお土産ショップが並んでいる。修学旅行生や外人客が眼に着いたのだが、妻や和ママたちは店ごとに立ち寄ってお土産を漁る。その間、私は手荷物の番だ。

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<o:p>私が食べた夕食。看板に釣られました</o:p>

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スカイツリーを出た後はスカイツリー駅から地下鉄に乗って浅草へ。お腹もすいていたので浅草駅のビルで夕食を食べた後、東京駅に戻りコインロッカーからバッグを取り出して、宿泊地の渋谷へ。渋谷に着く頃はもう薄暗くなっていた。(小倉よりかなり陽が落ちるのは早い)

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渋谷のホテル20階から。窓から渋谷駅界隈が見える

 

渋谷のタワーホテル阪急の20Fに泊ったのだが、渋谷駅辺りの眺めはやはりスカイツリーからの眺めに比較すると見劣りがする。高さ概念も麻痺するようだ。

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翌日はタクシーで表参道の結婚式場へ。新郎は姪が大学時代に知り合ったという宮城県の同級生であり、東北大地震で被害に遭われたところだ。最初は連絡がつかなかったので心配していたのだが、幸いにもご家族は無事だったことが分かって、安堵したと聞いている。

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チャペルでの結婚式、披露宴も無事に滞りなく終わって、まずは一安心。私も華やかな披露宴を楽しむことが出来た。若い二人が笑顔で旅立つ姿は何度見ても良いものだ。心からの笑顔と云うのは、人を幸せにするように思える。

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式が終わって、その日の泊りは八丁堀。まだ4時前だったので、浅草に行くことにした。雷門の大提灯のまえで写真を撮ろうと。ところが行ってびっくり。人、人、人で動けないほど。法被姿の人も多くて、それで気付いたのだが、丁度三社まつりが始まったばかりなのだった。それでスカイツリーも多かったのかもしれない。

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運がよいやら悪いやら、大きなバッグを引きながら浅草寺の仲見世の人混みを縫って歩いた。妻も私も披露宴でかなりお酒が入っているはずなのに、酔いは感じなかった。高揚していたのだろうか。<o:p></o:p>

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東京駅で京葉線に乗り換えて(京葉線のホームまでが遠かった!)、八丁堀のホテルに入り、入浴してすぐに寝た。明日はみちのく四寺廻廊、東京駅で6時45分集合だ。遅れたら大変だ!

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神通力復活なるか! 晴れ男。

2013-05-16 09:33:25 | 平々凡々

 

我が家のそら豆。2回目の収穫。まだ次から次に大きくなっている。

 

この数日、東北地方の天気予報を注意深くチェックしている。九州はこの1週間で、布団から衣服まで真夏用に衣替えをしたのだが、東北は夏日は有ったものの、相変わらず冷気が流れ込んでぐずついた天気のようだ。

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実は今週末というか明日から東京に行く。姪の結婚式に参列するのだが、久しぶりの東京なので、スカイツリー見物は当然として、ついでに平泉まで足を延ばして中尊寺の金堂を見学する予定だ。中尊寺金堂は一度は見ておきたいと長年の夢だったので、楽しみにしている。それで、東北地方の天気と気温が問題なのだ。どうも九州とは気温が5度から10度近くも違うようだし、日曜月曜は雨マークも付いている。

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この中尊寺の旅は見知らぬ土地でまごつかなくても済むように東京駅発のツアーを申し込んだ。新幹線で白川あたりまで行き、そこから観光バスで松島(瑞巌寺)や平泉を巡るというもの。もう少し時期が早ければ桜前線と合致したかもしれないが仕方がない。今頃は藤やツツジが咲いている頃だろう。宿泊は八幡平。豪雪地帯と聞いているが、さすがに雪はもう残っていないだろうな。

 

八幡東区にある「いのちの旅(自然史)博物館」。カナダで発見されたティラノザウルスの骨格標本(一番手前)が常設展示されたので見てきた。恐竜にとどまらず、色んな生物標本があって面白い。もちろん世界の昆虫も。恐竜の生態動画など工夫を凝らしていた。

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ということで、昨日から荷造りに取り掛かったのだが、何を持って行くのか頭を悩ませている。東京見物用の半そで物と東北用の長袖、ズボンは夏用?などと。式用の礼服は妻の着物の中に入れさせてもらって一緒に宅急便で送った。見知らぬ土地、人混みが凄まじい東京で、あまり大きな荷物を抱えて動きたくないから。

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東京は15年ぶり以上になる。東京駅が今回の旅のアクセスポイントになるが、おのぼりさんに判り易い案内標識が出ているだろうか。ちょっと気がかりだ。

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廃坑と熟女

2013-05-09 11:47:28 | 平々凡々

 

 

   飯塚で発見された原口炭鉱跡とボタ山

 

  長かったGWも終わってみればアッという間の感じ。貴重な休みなのだったが、気温が低めに経過していたので蝶の羽化も遅れ気味だろうと、野山に出かける気力も薄く、ジムやウオーキングで時間を潰していた。

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 連休中にJRウオーキングは2回参加した。1回目は先記事の下関海峡ウオーキングだったが、2回目は5月3日、飯塚で3年前に発見されたという原口炭鉱大門抗跡。何でも雑木林の中に炭鉱跡地が眠っていて、設備や機械なども木々に隠れていたのだそうだ。熱帯雨林のジャングルならば分かる気もするが、こんな現代で50年近くも人目に触れなかったというのだから驚きだ。地元では早速、観光資源にする動きがあって、道路などの整備が始まっている。

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 この大門抗は小規模な炭鉱ではあったが、明治中期から昭和30年代後半の閉山まで活動されており、2万坪くらいの敷地の中に坑道入り口や巻揚げ機や、送風機などの機械基礎の他に沈殿槽やボタ山まで残っていて、当時の栄華を思い起こさせられた。筑豊には石炭成金として安川や麻生など、3家が有名だが、小規模炭鉱は各所に点在していたようだ。

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<o:p> 機械の基礎跡と坑道口跡。坑道は土で大部分が埋まっていた。</o:p>

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 連休最終日は博多で囲碁大会があった。日本棋院博多支部傘下の九州各地の支部対抗戦なのだが、私は本部(福岡支部)のメンバーとして、いつものように社長とA部長の3人でチームを構成して参加した。九州の各支部の代表ということで、腕自慢や強豪が揃った大会だった。4チームずつに分かれて、リーグ戦形式で戦うのだが、チームは2勝1敗、私自身は1勝2敗だった。

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 最近、注意力が散漫というか、精細に読むのが億劫になっているところがあって、負けることが多くなってきた。この日も1局目がそうだった。優勢に進めていたのだが、終盤に注意力不足の私のミスで逆転負け。気を取り直して2局目に臨んだのだが、相手は熊本支部で70代と思われる女性。これは楽に勝てるかな、と気楽に打っていたら、中盤に凄い力を出してきた。女性は喧嘩碁と良く言うが、まさにそう。油断させておいて(守りを固めておいて)、急に闘いを挑んできたのだった。

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   もともと女性には弱い私、相手の女性はやせ気味で私の好みではなかったものの、日頃から(柳眉を逆立ててなければ)美人の妻には頭があがらない癖がもろに出たのか、最後は私の石が死んでジ・エンド。

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 3局目は、伸び盛りの中学生が相手だった。3連敗は回避せねばと慎重に打ち進めて問題なく勝った。ひとまずメンツは保った格好・・・?。

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 帰りに博多駅でお土産を買った。風月堂のイチゴ大福。大きな大福で、普通の2倍程度のサイズだった。妻と1個ずつで2個買った。連休にどこにも連れて行ってない埋め合わせのつもりだ。

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