ゆうしゃケン  小心翼翼・平々凡々

団塊世代の技術系サラリーマン、趣味と独り言でストレス発散

小倉っ子純情・・・小倉祇園

2017-07-16 14:15:53 | 
 豪雨のあと、北部九州はぴたりと雨が止み、凄まじい暑さが続いている。気温は35度位なのだが、湿度がたかい。南九州では梅雨が明けたそうだが、北部九州はまだという。朝早くから蝉時雨が響いている中、家の中では裸族に近い格好で濡れタオルを片手に風通しが良い場所を求めてうろうろと徘徊している。北海道では九州よりまだ暑い36度越えだというが、どんな生活をしているだろうか。北見にお住まいの怪鳥さんは、「日中は暑いが夜は涼しくなるので九州よりは楽だと思う」と述べていたが、そうかも知れない。寝室ではエアコンは入れるものの身体が熱いとなかなか寝付かれない。

 あんちゃんとデパートに避暑
 

 

 夏祭りのシーズンだ。博多では昨日が山笠の追い山で熱気に包まれた。小倉でも小倉祇園が始まり、昨日は太鼓の競演会が催された。小倉祇園は太鼓の祇園、町内ごとに山車の前後に積んでいる太鼓を打ち鳴らし、引き手はヤッサヤレヤレと囃子を掛けて街中を練り歩くのだが、何と言っても花形は太鼓の打ち手、二本の撥を器用に操って、リズムよろしく打ち鳴らすのは威勢がよくて、格好がいい。

  その競演会に久しぶりに出かけた。理由は和君が出るので。実は和君が通っている付属小学校は毎年5年生が一般団体の部で出場しており、今年5年の子供たちはみんなが太鼓の打ち手に選抜されたいと頑張って練習していたのだった。その和君、残念ながら打ち手にはなれなかったものの旗手役を仰せつかったと聞いて、その晴れ姿を見ようと。
 
 競演会は小倉城の大手門前の広場で開催される。雲が厚くて陽射しはなかったものの気温・湿度は高くて見物も大変だったが観覧席は満員で熱気が立ち込めていた。

 
 
 
 

 競演会は1チーム5分間、観覧席の前を通り抜ける間に採点される。大人、一般、子供の三つのチームに分かれているが、今年は全部で90チームが参加すると発表されていた。

 初めに午後4時から大人の33のチームが芸を披露し、和君の付属小は一般の部の一番手で出場した。実は付属小は昨年度に優勝しており、その結果今年は模範として一般の部の最初に登場したのだった。

 
 
 

 そしていよいよ付属小の登場、和君は旗を持って堂々と姿を現した。引手も子供たちが掛け声高く整然と行進、真打の太鼓の打ち手、鉦の鳴らし手もリズム、バランスが良くてさすが昨年の優勝チームの後継だと感心した。

 小倉城のある中央公園一帯は出店も並び、大勢の浴衣姿の男女で賑わっていた。紫川に掛かる鴎外橋を渡りながら、後ろからどよめきのように聞こえるヤッサヤレヤレの囃子を背に汗を拭きながら帰った。

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また今年も・・・お見舞いありがとうございます

2017-07-08 09:50:51 | 平々凡々
 北部九州を襲った豪雨、大変な被害が出ました。特に朝倉、日田の惨状は目を覆うばかり。川が土砂で埋まり、流木が家屋を押し流し、田畑は更地のようにむき出しに。何もかも埋め尽くされてしまったのです。

 丁度その日、5日は博多に出向いており、夕方福岡県南部に大雨警報が出ていると知らされ、JRが止まるかも知れないと慌てて帰宅した。そしてニュースでは50年に1度の大雨の恐れがあり特別警報が出ていると報じられていた。この時点では小倉は小雨程度立ったので、どうなることだろうと気に掛けながらも寝付いたのだが、翌朝、朝倉日田のニュースを知って驚いた。これは凄まじいと。ところが小倉でも雨がひどく降っており、市の中心を流れる紫川が氾濫するかも知れないので避難せよと避難勧告・避難指示と続け様に連絡が来たのだ。私は白河夜船で気づかなかったのだが、雨は明け方ひどかったようで、妻は明け方の3時に雨脚がひどいので寝られずに、前の川が氾濫した場合に備えて1階の座敷やレッスン室を片付けていたのだった。

 ミニ菜園で採れたナスビとミニトマト。トマトだけは毎年順調です。
 

 我が家の前の川は幅が3m程度の小川で普段はほとんど水が流れていない。雨が降ると少し水かさが増す程度なのだが、その水位は土手の高さ(2.5mくらい)の半分くらいまでになっており、茶色の濁流がごうごうと流れていた。この地に住んでからおよそ50年、この川が氾濫したことは無かったし、昭和28年の北九州大水害の教訓により、少し下流のメディアドーム横に巨大な地下ダム設備を造っていたので、下流域は別として、我が家は大丈夫だろうと思ってはいたが、それでも最近の気象は分からない。50年に一度に見舞われるかも知れないと思っていた。

 結局、雨はだんだんと小降りになり、紫川の水位も引き始め(干潮の時間帯でもあった)、危機を脱したのだった。(この間、たくさんの人からお見舞いのメールなどを頂いた。ご心配下さって、ありがとうございました)

このところ毎年のように大雨による被害が出ている。今回の被災も1時間に135ミリという信じられないような降雨量だったという。今までの対策・経験が役に立たないような事象だ。幸いにも我が家は大丈夫だったが、北九州市でも家屋倒壊などの被災が起きている。厄災はいつ・どこで起きるか分からないと改めて感じたのだった。

 その昨日は七夕。アンちゃんと七夕飾りを作っていたのだが、昼からは雨も止んでできあがった七夕飾りを軒端に飾った。アンちゃんの願いはすくすくと育つこと。織り姫様にお願いした。和君や奏汰、啄人の願いは将来の野球選手やサッカー選手。それぞれが短冊に思いを示したのだった。 


 

 

 今日の朝、小倉では日射しもあり、蝉が鳴いていた。梅雨明けも近いことだろう。暑くて苦しいだろうが豪雨よりはましだ。被害に遭った添田、東峰村、杷木は私が蝶採りの時に使う道だ。道路が各所で寸断されていると聞く。今年の英彦山、久住方面での採集は諦めざるを得ない。新たに被災を受けることなく、復興が順調に進むことを願っている。
コメント (11)
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