ゆうしゃケン  小心翼翼・平々凡々

団塊世代の技術系サラリーマン、趣味と独り言でストレス発散

秋吉台サファリ

2011-07-30 08:52:58 | アウトドア

 

  檀れいさんが結婚したという衝撃のニュースが飛び込んできた。「武士の一分」で見せた清楚な中に垣間見せた妖艶な美しさは、寂しい男どもを虜にしたと思っているが、その彼女を一人占めにした人がいるなんて、許せない! 金麦の弾けるような笑顔がなんか空々しく見えてきた。とは言ってもファンの一人として、ここは暖かく祝福しないといけないのだろうな。・・・と、男心はチジに乱れてしまった。だけども、けじめは必要だ。酒屋で金麦をやめて淡麗を買ってきた。せめてこれくらいはしなくては!<o:p></o:p>

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とまぁ、羨ましい話はこれだけにして、キャンプ二日目のレポートです。

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  山の朝は早い。小鳥のさえずりで心地よく目が覚めた。6時前だったが朝日が昇る直前で、山の頂が橙色に染まって朝焼けが実にきれいだった。冷え込んだのだろう、芝生は露で濡れていて、歩き回るのがためらわれるほどだった。同室の3人を起こさないようにTVの音声を絞って、ニュースを見た。クチパクを見ていると、NHKの女性アナウンサーがしきりにアナログ放送が12時に終わると言っているようだ。そうだった、今日からデジタルオンリーなのだった。我が家もアナログTVが2台あるが、デジタルチューナーを買わなくては、などと考えていたら7時過ぎになって皆が起きだしてきた。和君はやはり少し熱があるようでおとなしかったが、朝食の頃には元気も出てきた。

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 チェックアウトは10時。すぐにでも今日の目的地、秋吉台サファリに出かけたいのだが、テントが濡れているので乾くまでたためない。私は近辺のクヌギ林を廻ったが、クワガタやカブトムシは皆無。林が消毒されていて昆虫が棲める環境ではなかった。

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 キャンプを片づけてサファリに着いたのが11時半。サファリ内の周遊バスの時間まで1時間半くらいあったので園内のふれあい広場で動物達と遊んだ。キリンやダチョウ、ポケットモンキーなどがいたが、やはり人気スポットはカンガルーとのふれあい。孫達は怖がらずに餌を与えていた。生後2か月の生れたばかりの虎もいて面白かったのだがバスの出発時間が迫っていたので、そこそこに切り上げざるを得なかったのが残念。

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 周遊バスでは餌を与えられる。バスの中から肉などを鉄ハサミではさんで金網越しに動物に差し出すのだ。動物達も餌バスを知っていて、バスが餌やりスポットに着くと集まってくる。それに上空にはトンビが廻ってもいた。餌を横取りしようというのだった。ラクダやライオン、虎に餌をやったのだが、ライオンのところで2度もトンビに餌をさらわれた。ライオンが近付くように餌を出していたのがまずかった。案内の運転手さんがトンビに気をつけなさいと注意があったのに。(後で聞くと、トンビにさらわれたのは私と和君の心やさしい二人だけだった)

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 それでも、猛獣が近くに寄ってくると迫力がある。巨体がバスを揺らし、とがった歯で肉片を咬み取る瞬間はドキドキした。<o:p></o:p>

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餌やりバスが終わった後はレストランでバイキングの昼食を食べた。大人1200円、幼児は500円。バイキングとなると元を取らねばと思うのがあさましいが、その日も頑張って食べた。これ以上は入らないと思うほどお腹に詰め込んだ。日頃のダイエットもなんのその。実に情けないが、気分は高揚していた。元は取ったと!

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 最後に皆(総勢9人)でプリクラを撮った。全員が顔を出して、はいチーズ。笑顔いっぱいの記念写真をGETしました(当然、携帯の待ちうけにいれましたよ)

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秋吉台キャンプ

2011-07-26 22:06:26 | アウトドア
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 秋吉台オートキャンプ場。広くて奇麗で快適でした

 

 土曜日、2台の車が中国自動車道を北上した。和ファミリーと奏汰ファミリーだ。和ファミリーの車に私達夫婦も同乗させてもらった。道具と言えば着替えの衣類と洗面用具だけで良いのだが、その他に当然ながら昆虫採集道具を積み込んだ。キャンプ地で珍しい蝶がいるかもしれないと思って。その他にビールを入れたアイスボックス。お酒は途中で仕入れようと云う魂胆だ。食材を含めて、キャンプ用品は全て婿殿たちが準備しているというので、楽なものだ。私達はテントではなくてロッジを借りる事になっているので、本当に何もいらない。

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 和ファミリー車の方が自由で面白いと思ったのだろう、奏君が乗り込んできたので後部シートには私達夫婦と和君、奏汰君の4人が座ることになった。こんなときには盛り上がる奏君は最初から興奮気味、早速しりとりを始めたのだが、驚くような言葉を知っていて、語彙もかなり豊富になってきた。途中で昼寝をするかと思っていたのだが、当たるとお菓子をもらえるクイズなども有って、騒いでいるうちに昼過ぎに秋吉台に着いてしまった。

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 オートキャンプ場は温泉もあって、広々として快適なところだった。夏休みに突入したばかりなのに、利用客はそう多くはなく、気ままに好きなところを(予算に合わせて)選ぶことができた。ただチェックインが3時なのでそれまで待たねばならず、婿殿達がお昼のソウメンを作っている間に、孫3人と私達夫婦は蝉捕りだ。和君は昨年から蝉捕りが好きで当然ながら網を持ってきていた。私の網は当然のように奏汰君が担いだ。蝉の鳴き声を頼りに蝉を見つけるのだが、結構高いところに止まっており、油蝉とニイニイ蝉を1頭ずつ捕まえるのがやっとだった。

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ソウメンの後は野球。婿殿達がテントを張って設営している間に孫達と野球で遊んだ。二人とも野球が好きでたまらない。グローブを嵌めて、守備もそれなりの格好なのが頼もしい。打つのも上手で結構当たる。キャンプ設営が終わると大人も入って全員で順繰りに打って守った。

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野球で疲れたのと時間になったので、私達もロッジに入ることにした。このロッジ、新しくて設備も整っている。IHヒータから炊飯器、TVなどの電化製品もあり、2段ベッドも4床あった。これならわざわざ火をおこして飯盒炊爨しなくても良いと娘達が言いだし、バーベキューだけを準備して後はロッジの設備を利用することになった。夕食もテント前ではなく、ロッジに場所を移したのだが、結構雰囲気は出ていて良かった。

 

<o:p>私たちのロッジは「なでしこ」。時宜を得たネーミングに思わずにっこり。</o:p>

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夕食の時の私の心配はお酒。来る途中で買おうと思っていたのだが、高速を降りてからここまで店がなく、買うことが出来なかった。だからアルコールはビールだけ! ビールは必要だが、こんな時はお酒のほうが良い。と言っても無いものは仕方ない。ビールを片手にバーベキュー・・・キャンプの定番といえば定番なのだが。結局350ccを3缶飲んだ。孫達も仲良く食べて、実に気持ちが良い夕食だった。

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いつの間にか時間が経っていたのだろう、気がつくと宵闇が迫ってきていた。キキキキとカジカの鳴く声が旅情と云うか、哀愁を誘う。久しぶりに聞いた山の夕暮れだ。空を見上げると驚くように星がたくさん出ていた。小倉では天気が良いときに2等星がやっと見えるくらいなのに、ここではまさに満天の星が降り注いでいるのだった。これだけでも随分幸せな気分になった。

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後片付けもいつの間にか終わっていて(婿殿達の段取りが良いのには驚いた)、後はお風呂。センターが温泉になっていて、キャンプ場利用客は400円で入れる。私達は大挙して押しかけたのだが、なんとそこの売店にお酒があった。「何だ、お酒はここで買えばよかった!」「でも遅くは無い、冷酒を買おう!」

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奏君と和君は男湯に、たっ君は女湯に分かれて温泉で汗を流して疲れを取った後は、お待ちかねの花火。広場で線香花火で騒いだ。たっ君も線香花火を恐がらずに、柳が出るまで静かに上手に持っていた。

 

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<o:p>ロッジの横には鬼ゆりが咲いていました。それにクワカミキリが舞い込んできました。</o:p>

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山の夜は寒い。妻は疲れていたのか早めに寝床に入った。 そして残りの二つのベッドに和君と和ママが! 和君、熱が有ってテントよりもロッジのほうが良いかもと云うのでテントは可哀想に和パパだけ。せっかく夜空を眺めて家族で語りあいたかっただろうに。でも和君、熱が有ったから仕方ないね。

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私は思いがけなくも手に入った冷酒を静かに味わった。やはり酒は上手い。バーベキューにはビール、静かに一人で冷酒・・・・最高の贅沢を味わいました。<o:p></o:p>

 

 

翌日はサファリで動物たちとふれあいました。その記事はまた後日。

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キャンプ

2011-07-22 20:52:58 | 

夏のバカンスに突入した。子供たちにとっては待ちかねた夏休み、思いっきり身体を動かして真っ黒に日焼けして欲しい。と言っても大震災に見舞われた方々にとっては、耐え難い暑さに閉口していると思う。生活環境の早期復活をお祈りする。

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先週、キャンプの帰りに写したと送られてきた奏汰・啄人兄弟。「夏はおいらの季節ダイ!」

 

さて、バカンスの過ごし方は山派と海派に分かれるようだが、私は海派だった。若い頃の事だ。浜辺でキャンプしてサザエや小魚を捕って遊んだものだ。娘達が小学生くらいまでは海が綺麗な日本海に良く出かけていた。その頃は妻は泳げなかったので、沖合いでの娘達との遊びは私が担当していた。妻は置き去りにされて寂しいのか、腰付近の深さまで恐る恐る出ていたことを思い出す。現在は妻もジムで泳ぎを覚えて、私よりも長時間泳ぐようになっている。だから連れ立って海水浴と言いたいのだが、今度は日焼け問題があって海は敬遠している。私も日焼けと疲れが恐くて、ここ数年は御無沙汰だ。

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孫達もこの時期になるとキャンプが本格的だ。キャンピングカーを持っている和ファミリーは季節に関係なく、暇があればアウトドアライフと親しんでいるが、奏汰・啄人ファミリーも山派であり、キャンプを楽しんでいる。私もキャンプに行きたいのだが、睡眠障害と云う持病を持っているので、落ち着いて寝られる環境が整っているところじゃないと行けないのが残念だ。

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ところが、今度の週末に全員でキャンプに行こうとお誘いが有った。孫たち2家族はテントで、私達夫婦は電源が完備されたロッジだという。場所は山口県の秋吉台。カルスト地形の行楽地だ。娘達の好意が嬉しく、孫達と遊べるのも楽しみだ。随分久しぶりのキャンプで何を持ってゆくのか、まだ準備もしていないが、婿殿たちが居るから特に私が手を出す事も必要なさそうで、のんびりと過ごせそうだ。

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ということで、明日からキャンプ。次はこの報告を。

 

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金麦の夏・・・その2

2011-07-16 12:49:50 | アウトドア

 

久住のふもと。クヌギ・カシワの林が点在しています。

 

 

今日は夏休み前の3連休の初日。福岡は朝から真夏の陽射しだ。梅雨が明けて九州は暑かったのだが湿度が高く、午後は夕立が降って「盛夏」とは言えなかったのだが、今日は本当に暑い。太平洋高気圧に完全に覆われたようだ。ただ、台風が接近しているとのことで、この暑さも長くは続かないかもしれない。

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この1週間、野山に繰り出していた。梅雨が明けたので蝶たちの羽化が本番だろうし、夏休みに入る前に競争相手に邪魔されずにマイペースで蝶採集をしたいと思って。1週間のうち、4日が採集行だった。英彦山、平尾台、そして久住が2度。

 

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前記事で紹介したが、オオムラサキを運よくGETした後はゼフィルス、特にミドリシジミを捕まえなくてはと思っていた。そのためにまず水曜日に久住(飯田高原)に出かけた。久住の麓、やまなみハイウエィが通っているところだ。ここのクヌギ、カシワ林にゼフィルスが居るのだ。ただそれは25年前の話。現在はどうなっているのか、開発されて食草が無くなっているかもしれないと不安と期待を胸に、出かけた。

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高速道を「九重」で降り、飯田高原に着いたのが8時半。2時間半の道のりだったことになる。九州の中央部に位置している標高1000m程度の高原だ。午後から雷雨かもと予報されていたが、飯田高原は霧のような雲が時折りかかって安定していなかった。懸念していたように25年前のクヌギ林はすっかり農地やキャンプ場に変貌していたので新たに採集場所を探すべく、山の奥に分け入った。林道や農道なので道幅は狭く、脱輪すれば一巻の終わりと慎重に車を進めて、農地の最奥に到達した。そこは荒れ地を開墾して高原野菜を作っており、その奥にクヌギやカシワの林が点在していた。ここだったら間違いないと、早速採集準備をして林に分け入った。

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草原にはもう終わりかけではあったがアザミなどが咲いており、ヒョウモンチョウが無数と言えるくらいに群がっており、まさに私から見ると楽園、夢のようであった。ただ私の目的はミドリシジミ、ヒョウモンチョウはそこそこにしてクヌギやカシワの木々を巡り歩いた。そして、目指すミドリシジミをGETしたのだ。嬉しかった! やはり場所に間違いは無かった、と。ところが、その頃に霧が急に出始め、あっという間に雨が降り出した。それも叩きつけるくらいの強い雨だった。

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金麦のキャンペーン。私はそうめん皿で応募しました。

 

これでは採集はできない。私は未練を残しながら、車に乗り込み、他の場所へ。南の黒岳方面に向かったが雨はますます強くなるばかりなので、結局諦めて帰ることにした。

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その日は、ミドリシジミとミズイロオナガシジミを1頭ずつ捕獲したのだが、雨で邪魔されたとの思いが強く不完全燃焼だったので、どうしてもまた行きたいと1日おいた昨日の金曜日にまた出かけた。そして新たにカシワ林を探索し、そこでもミドリシジミ、クロシジミ、サツマシジミなどをGETした。

 

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昨晩は疲れてはいたが夜遅く(午前1時半)まで掛かって捕獲した蝶を展翅した。これで、私の今年の昆虫(蝶)採集行も一段落だ。後は機会があればというくらいになろう。蝶たちも8月になれば羽化は終わる。

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展翅が終わった蝶を整理すると標本箱も6箱を超えるだろう。3か月の成果としては充分だ。来年はどうするか、じっくりと考えて採集計画を立てるとしよう。

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私の夏はこれからだ。冷やした金麦を飲みながら、蝶を眺めるのは楽しい。

 

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爽やかな草原、平尾台

2011-07-14 09:37:13 | アウトドア

 

 

 平尾台中心部から東方向の展望

 

 

 東側稜線にはハンググライダーが飛んでいました。

 

 オオムラサキを捕まえた快挙に酔いしれた翌日の日曜日、妻は義姉とホテルの昼食バイキングに行くと言う。私のブログでも紹介した事があるホテルニュータガワの「雫」だ。落ち着いた雰囲気でバイキングメニューも豊富とあって女性には人気のところだ。仲が良い義姉とおしゃべりして積り積もったストレスを思いっきり発散したいと云うのだ。当然私は数の内には入れてもらえず、勝手にどこかに行きなさい、とでも言うようなつれない言葉だったのだが、私は「心おきなく採集に行ける」と良い方に解釈して、連日の採集行となった。

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 日曜日なので英彦山は混み合っていると判断し、行き先は平尾台と決めた。平尾台はカルスト台地であり、北九州国定公園として管理され、夏は涼しい鍾乳洞などもあって手軽な行楽スポットとして人気がある。台地には羊群原が点在し、アルプスのような草原が展開されて、実に爽やかなところで、私の目的は草原に住むヒョウモンチョウだ。

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 10時過ぎに自然観察センターに車を停め、リュックを背負い、三角缶をぶら下げて、網を手に、さぁ出発。真夏の陽射しは照り注いでいるが、私は元気良く歩き出した。今日の予定はカルスト台地の巡行だ。

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 平尾台の中心部に村があり、畑などの耕作地が広がっている。路傍には花が咲いていて、セセリチョウやシジミチョウなどの小形の蝶が多かったが、キタテハやツマグロヒョウモンをGETした。昔はどこにでもいたキタテハが最近は姿を見せず不思議な思いをしていたのだが、平尾台にはまだ自然が残っていたようだ。

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 家族連れが結構いて、私を見て色々と話し掛けてくる。特に男児は興味津々。草原の風に吹かれて舞い降りてきたウラギンスジヒョウモンを捕まえた時には、私の鮮やかな網裁きに歓声を挙げたくらい。(私もドヤ顔になっていたと思う!)

 

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<o:p>  平尾台の東側(狭いけれども広谷湿原)。北側には羊群原が。</o:p>

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 広い台地には遊歩道が巡っており、私はクヌギ林をチェックしながら湿原まで足を伸ばした。ここ平尾台にも広谷湿原という名の湿原がある。釧路湿原のように広大では無いけれども、湿原だから貴重な植物が多いと聴いていた。それに昆虫も多いところだと。途中、花の写真を趣味にしている同年輩の人と一緒になったが、花が咲き乱れる6月が最適時期だという。その頃はたくさんの蝶が舞っているそうで、その写真を見せてくれた。なるほど、アザミにカラスアゲハなどが集まっていた。

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 この日は風がやや強くて(その分涼しく感じられたが)、湿地ではめぼしい収穫はなかったが、それでも私は大満足。来年は6月に来なければ、と誓ったのだ。

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 結局、平尾台の3分の1くらいを4時間掛けて廻った。リュックをしょった背中は汗びっしょりだったが、エアロビで体力がついたのか、そんなに疲れは感じなかった。貴重な蝶も採集できて満足して帰ったのでした。

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奇跡!  オオムラサキ

2011-07-11 10:30:19 | アウトドア

 

 

   やりました! 捕まえました! オオムラサキ! <o:p></o:p>

   25年ぶりにオオムラサキを捕まえたのです。ラッキーでした。が、残念なことも。<o:p></o:p>

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<o:p> 日本の国蝶「オオムラサキ」</o:p>

<o:p> タテハチョウ科 「オオムラサキ」 ♂</o:p>

<o:p> 採集日時: 2011.7.9 am10;30 場所: 福岡県英彦山竜門峡入口クヌギ林 採集者: ゆうしゃケン</o:p>

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 今日は朝から痛いような強烈な陽射しが注いでいる。 日本各地で真夏日の予報が出ており、うだるような暑さに見舞われるようだ。けれども私は意気軒高、日焼けもなんのその、額に汗しながらも野山を駆け回っている。 妻はぶつぶつ文句を言うが、毎度のことなので聞き流してオオムラサキGETのいきさつを。

 

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3日前の金曜日は四国や関西圏が梅雨明けしたそうで、北部九州はその翌日、土曜日は好天で気温も上がるとの予報だった。先週のオオムラサキの飛影が頭から離れない私は朝からそわそわ。朝ごはんもそこそこに家を飛び出した。行く先は当然、英彦山。車を飛ばした。土曜日なので競争相手が多いだろうと。

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9時半に目指す英彦山の第1のクヌギ林ポイントに着いたのだが、心配した通りそこにはもう先客がいて網を持って徘徊していた。仕方ないので私は次のポイントに移動した。先週、私はオオムラサキが来そうなクヌギ林を4ヶ所見つけていたのだ。強烈な陽射しが照りつけて、蝶の活動期の筈なのに大した収穫は無く、第2、第3ポイントを過ぎ、第4ポイントに到着した。クヌギ林の中で、目を凝らして探し回ったのだが、いたのはルリタテハ、アカタテハだけで目指すオオムラサキは止まっていなかった。諦めて次のポイントを探そうと林を出掛かった時に、大スズメバチが1本のクヌギの幹の周りを飛んでいたのに出くわした。危ない!と思ってスズメバチを避けながら木の側面を見ると、何とオオムラサキが止まっていた! 

 

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目指すオオムラサキがついに見つかった! 心臓が止まりそうではあったが、慌てずにオオムラサキを刺激しないようにこそっと網を3段まで延ばして(5段継ぎの網なのです)、網をかぶせる方向を吟味し、間合いを確認して、「エイッ!」。 見事にオオムラサキをGETしたのです。

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この時、私が思ったのは、「良かった! イップスじゃなくて」。それと、なんてラッキーだ! 最初の第1ポイントで時間を食っていたら、当然この第4ポイントではオオムラサキに巡り合わなかっただろうと。それに運よく網をかぶせやすい位置にオオムラサキが止まっていたと。

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思いがけなくも(といって、オオムラサキの捕獲が目的でしたが)、オオムラサキを捕まえて、今日の目的は達成したので、帰ろうかなと思ったのだが、根が欲深な私、もう1頭捕まえられるかもしれないと、それからまたポイントを巡った。

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そして2時間後、またまたオオムラサキを見つけた。場所は第2ポイント。クヌギ林の最奥だった。そこにやや大型のオオムラサキが止まっていたのだ。「しめしめと、網の長さを調整し、振り回す方向を吟味して、エイヤッ!・・・」

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<o:p>オオムラサキを採集したクヌギ林。スズメバチが樹液を吸っているところがポイントです。</o:p>

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ところが、逃がしてしまった。完璧に捕獲したと思ったのだが・・・。 オオムラサキは木の背面を矢のようなスピードで逃げ去ってしまった! 私より敵の方が1枚上手だったと言わざるを得ない。 私はしばらく呆然としてオオムラサキが逃げた方向を見つめるだけだった。そしてだんだんと悔しさ、反省が込み上げてきた。網は振り回さずにかぶせるだけの方が良かったのではないか、かぶせる方向も右手からの方が良かったかも、などなど。

 

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この失敗で、私の意気もすっかり消沈してしまった。こんなことならさっさと帰って、エアロビにでも行けばよかった! 捕獲確率50%だったら、最初にミスして、最後に捕まえた方が良かったなどと。期待が大きかった分だけ、がっくりしてしまった。

 

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このままじゃ帰るに帰れない気がして、再度1頭目を捕獲した第4ポイントに行ったが、「そこにはただ風が吹いているだけ・・・」

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まぁ、こんなものでしょう! 2頭もGET出来るなんて考えてもいなかったんだから! それに土曜とあって競争相手も次から次に現れて、蝶の数より人の数の方が多い感じ。そんな中で1頭だけでもGET出来たのだから、と何とか気を鎮めて帰路に。 ジムの風呂で汗を流す頃にはやはりオオムラサキをGET出来た喜びが前面に出てきて一人でニヤニヤ。「良かった!、ラッキーだった!」

 

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 さて、オオムラサキを捕獲したのであとは、ゼフィルス。特にミドリシジミだ。久住にいたのだが今はどうだろうか。夏休み前の来週当りが時期だ。繰り出さなければなるまい。

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同窓

2011-07-08 15:43:03 | 平々凡々

 

 

 

和音君、今日(7月8日)が5歳の誕生日。昨日サティでお祝いのグローブと靴を買いました。バァバが惣菜を買い物している間に、アイスクリーム店へ。 和君は「ベリーベリーストロベリー」、私は「抹茶」。次に来る時は3段重ねを食べようねと二人でメニューを眺めました。

 

 

今年の秋に大学の同窓会を開くと連絡があった。 昭和40年、電気工学科入学生の同窓会だ。15年位前の熊本大学100周年記念の折に集って以来のことになる。 我々の世代の殆どが年金受給資格を有し、悠々自適の生活に突入していることであろうと、面倒見の良い同窓生が企画立案したものだ。

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送られてきた同窓生名簿を見ると、数人の物故者がいるが、大半はまだまだ元気なようで、現役で頑張っている人もいる(私も現役と言えば現役なのだが)。これを機会に、卒業後の半生を紹介したいと、それぞれに書式自由で半生記を書け、と言われてもいる。

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卒業以来ずっと年賀状だけは交換している、仲が良い友達も数人いて、彼らも私と同じように現役第一線を退き、のんびりとしているようだ。その友達の一人、F君から電話があった。随分久しぶりだ。F君の結婚式に出席して以来だから、もう30年以上になるだろうか。電話で聞くF君の声色、話し方は以前とまるで変わってなく、瞬時に学生時代に戻ったような気がした。

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F君、現役を卒業し余暇が出来たので、秋の同窓会に出席すると言う。私は専門学校の講座を持っているので残念ながら出席できないので、ぜひとも小倉に立ち寄って欲しいと伝えた。すると即座に、「そうしよう」と言ってくれたのが大変に嬉しかった。唐津出身で奥様も唐津の人なので、これを機会にゆっくりと滞在して欲しい。お互いにおしゃべりなほうでは無いので、電話では会話は続かない。 飲みながら降り積もる話を語り合いたい。早速ケータイのアドレスを交換していつでも連絡が取れるようにした

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その確認のメールに、F君から家庭菜園で栽培しているスイカが直径10センチくらいに大きくなったと写真が送られてきた。あと20日くらいでこの大玉スイカは収穫できるだろうと。

 

これを見て私と同じように菜園が一つの楽しみになっているのだなと微笑ましく感じた。ブキッチョで愛想の少ない、九州男児の典型のようなF君が埼玉県で菜園とは。 孫達に囲まれて、幸せに暮らしている姿を想像したのです。

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オオムラサキ

2011-07-05 21:16:43 | アウトドア

 今日、社内で。1日中、青空でした。

 

  ちぐはぐな天気が続いている。歯がゆい気がする。

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  7月に入って、いよいよ夏本番。気温も上がって昆虫たちが活発に活動する。昆虫採集の季節なのだ。それに応じて6月の中ごろから休みの日には精力的に野山に繰り出しているのだが、雨模様の天気に泣かされ続けている。それに今年は風が強い。陽射しがたまに覗いても強風のために蝶が飛び廻れないのだ。それに巡り会わせが悪い。私の出勤日に限って好天なのだから。今日もそう。九州北部は随分久しぶりの青空なのだが、私は会社で籠の鳥。先だってもそうだった。窓から青空を眺めながら、ため息をついていたのだった。休みの明日、明後日はまたもや雨マーク。なんと言う事だ。

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 先週は曇り空ではあったが、うずくハートを押さえきれずに、英彦山に出かけた。点在するクヌギ林を巡って、クヌギの樹液に集まる蝶を捕まえるのだ。けれども、天気が悪いのか、蝶の数が減っているのか、採集できたのはルリタテハ2頭とムラサキシジミ1頭だけだった。クヌギ林全体が綺麗に管理され、昆虫達の棲家じゃなくなった感もしたほどで、薬剤を撒いているのか藪蚊もいなかった。クヌギの木の幹を調べると、数は少なかったがシロスジカミキリの丸い穴が発見できて、成虫になっていることは確かなのだが、個体数が激減しているのは間違いないようだ。

 

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 今日も成果は無かったな、と思いながら帰ろうとした時、クヌギ林の頂に大形の蝶が素早い動きで飛翔してきた。

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 「来たっ!」

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 まだら模様の黒色で、優雅で力強い飛び方は間違いなくオオムラサキだ。20数年ぶりに見たことになる。どこに行くかと目で追っていると、クヌギ林の中へ滑り込むように入って行った。 しめた! と思って、私もクヌギ林の中に再度立ち入った。何処かの幹から美味しい樹液が出ているのだろうと。

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それからしばらく探し回ったが、残念ながら見つからなかった。けれども、間違いなく英彦山のオオムラサキは生き続けていたと確認できたのは嬉しく、俄然やる気が沸いてきたのだった。

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 それから1週間。晴天が続けばいよいよオオムラサキも羽化が本格化することは間違いない。夏休みに入る前に、もう一度オオムラサキを採集に出かけたいと思っていたのに、この天気なのだ。私の休みの日に晴れて欲しい!

 

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屋久島2011

2011-07-01 11:21:26 | 紀行

  

   福岡から屋久島へ直行便ができたので、私に同行しないかと昼食時にK常務が言いだした。3週間前のことだ。今度の総会で退任するので、その挨拶ということらしい。屋久島、私にとっては産電向け製品の原点と言うべきところだ。世界自然遺産でも有名なのだが、それに加えて豊富な雨量をベースに民間会社が水力発電を設置し、その安価な電力で電気炉を運転しているが、それでも電力が余るので、それを民需として卸している。20年前に、当社がその電力設備の拡充を請け負ったが、その工事を受注し、担当したのが私で、産電向け受変電設備システムへ参入を始めた契機になった。

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<o:p>  35人乗りのプロペラ機。客は往復とも10人前後。赤字路線かも?</o:p>

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<o:p> 桜島上空。噴火口が中央下に。</o:p>

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 それから数え切れないほど屋久島には訪れたのだが、私の自慢はトロッコに乗ったこと。屋久島の東部に安房と言う港町があるが、そこを起点としてトロッコが島の中央部、宮之浦岳まで走っている。大正期に屋久杉の伐り出しとして敷設されたと聞いているが現在は水力発電設備の点検用として、電工会社が管理運用しているのだ。屋久島の急峻な断崖絶壁を這うようにトロッコは走っているが、その間、シカやサルが線路のすぐ横に出現したりして、太古から変わらぬ屋久島の自然を目の当たりにして興奮したことを思い出す。危険なので民間人はめったなことでは乗せないのだが、この時は懇意にしていたT電力部長の計らいで、メーカーとして電力設備の点検という名目で行ったのだった。(結局、トロッコには2度ほど乗ることになったが、いずれも屋久島特有の雨は降らずに快適だった)

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私達が屋久島に訪れたのは、南九州の梅雨明けが宣言された水曜日であったが、 そのT電力部長(現在は取締役工場長として頑張っている)、私達を笑顔で迎えてくれた。屋久島の電力は民間企業が余った電力を融通するという事情から端を発していることもあって、電力の品質は必ずしも満足できるものではない。電圧変動が大きいし、高温多湿・台風銀座という過酷な自然もあって、停電も多い。我が社はこのような問題に対し、色々と提案活動をしているが、やはりポイントは費用。電気代に上乗せするわけにもいかず、長計で改善しているのだが、近年のデジタル機器の普及で電気の信頼性が望まれる現在、利用者の苦情も多く、運営が厳しいようだ.。

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細身のT取締役、健康には気を遣っているようで、以前よりはずっと元気に見受けられた。我が社を贔屓にしてくれているキーマンであり、笑顔に接するとほっとする。わが社の提案についても、よく認識しており、費用の目途がつき次第に実施したいとのコメントを頂戴した。

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お土産はたっ君用に屋久杉の箸。それに「屋久杉のしおり」、香りが良いそうです。

 

帰りに我が社の工事を請け負ってくれている地元の電工屋さんに寄った。地元の有力者ではあるが気さくな人で、趣味が「潜り」。屋久島の海に潜って魚を銛で突くのだが、その深さは18mと言う。それも素潜りなのだそうだ。その活力は海のエネルギーだとも言っていた。潜ることによって元気をもらっているのだと。海はパワースポットなのだそうだ。大きな鯛や伊勢エビなどの獲物を手にした写真ははち切れんばかりのエネルギーに溢れていた。

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コメント (12)
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