ゆうしゃケン  小心翼翼・平々凡々

団塊世代の技術系サラリーマン、趣味と独り言でストレス発散

初めてのお泊まり

2016-12-16 10:04:17 | 
 師走も半月を過ぎ、今年も残り2週間となった。忙しくは無いのだがなんとなく気ぜわしい。この時期の仕事は年賀状。毎年デザイン作りに頭を悩ませていたのだが、ここ数年はブログで知り合ったきみどりさんのおかげで助かっている。彼女はブログで自作の花のイラストを紹介しているのだが、実に繊細で趣きがある。そのきみどりさんから自由に利用しても良いよと干支の版画をもらったのが6年前。それから私の年賀状作りは楽になった。毎年、考えることなく彼女の版画を載せている。彼女の作品は凜として引き締まっているので初春にふさわしく見栄えが良い。今回もお世話になるのだが、デザイン配置の都合からアンちゃんを入れることにした。可愛いひよことして。下図が私の年賀状のイラストなのだが、右がきみどりさん作の鶏だ。印刷も終えたので、あとは宛名書き。毎年宛名だけは自筆としている。相手の面影を頭に浮かべながら。

 

 さて、アンちゃん。2歳3ヶ月となった。週に3日、保育園に通っている。最近は千夏ちゃんというお友達もできで保育園が楽しいようだ。ママのレッスン日は我が家で過ごす。積み木やパズル、絵本や童謡など遊ぶものはたくさん、特にお人形さん遊びは大好き。ピグレットちゃんなどとぬいぐるみに名前を付けているので、私も覚えるのが大変だ。アンちゃんに嫌われたくないから、「お母さんと一緒」などの幼児番組に出るキャラも覚えなくてはならない。アンちゃんと遊ぶのは頭の活性化に役立っているようだ。そのアンちゃん、最近は「かごめかごめ」に嵌まっている。それも鬼役で。私と妻は数あわせのためにお人形のピアンちゃんやピグレットちゃん、ミッキーを仲間に入れてアンちゃんの周りを回る。アンちゃん、結構高い確率で後ろの正面を当てるのだから驚きでもある。注意深く歌の主を聞いているのだ。
 
 

 そのアンちゃん、なぜか私を気に入って「ジイジ、大好き」と抱きついて頬を合わせてくる。特別に何かをしたわけでもないのだが、やはり素直に嬉しい。そうなるとあんちゃんを連れてコープに柿を買いに行ったりする。アンちゃん、柿が大好きなのだ。妻は妻で福島から取り寄せたリンゴでアンちゃんのご機嫌を取っている。そして、一昨日。いつものようにレッスンを終えたママがアンちゃんを連れて帰ろうとしたのだが、なぜかアンちゃん帰らずに「お泊まりする」と言い出した。それも「ジイジと一緒に寝る」と言うのだ。話を聞くと、チャイルドシートのシートベルトを嵌めるのが厭だったそうだが、それにしてもお泊まりを希望するとは! 

 

 

 結局、アンちゃんはバァバとお風呂に入り、バァバの布団で寝たのだが、ママが恋しいとか、厭とは一度も言わなかった。一度決めたことは頑として譲らない頑固なところがある子ではあったが、それにしても2歳少しで一人でお泊まりできるとはすごい、と改めて驚いた。和君でさえもお泊まりしたのは5歳の頃じゃなかったかしら。翌朝も機嫌良く目覚めて心配して駆けつけたママにもけろりとしていた。

 アンちゃん、今のお気に入りは「しまじろう」。お兄ちゃん達の教材のビデオなのだが、それを何度も観る。昨日、また観るというのでビデオをセットしたのだが、あんちゃん「3回目!」と言う。ちゃんと知っているのだ。しまじろうのDVDは1枚だけで、残念ながら他はもう残っていない。娘達の家庭にあるかも知れないと探すように伝えたが、どうなるか。しまじろうの教材、買ってやりたいが、まだ2歳では早いのではないだろうか。いろんな付録があるので、使いこなしきれないと思われる。
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聖の青春

2016-12-04 13:07:03 | 平々凡々
 ひさしぶり、にと言うか、学生の頃以来だから47年ぶりに一人で映画を観に行った。「聖の青春」だ。去年だったか、北九州在住の葉室麟さんの「蜩ノ記」が放映されたときに挨拶も兼ねたトークショーが開かれるというので、それを一人で観に行ったのだが、その日は妻が所用があったので、完全な単独行というのは今回が初めてのことだった。誘ったのだが、すぐさまつれない返事が返されたので、将棋の世界を知らない妻は羽生七冠は知っていても村山聖までは記憶に無かったのかも知れない。

 


 さて、村山聖。「東の羽生・西の村山」と称された天才だ。二人の対戦はほぼ互角、将棋ファンの私は彼の独特な風貌は知っていた。ただ今思えば、まん丸顔は薬の服用によるものであったのかも。NHK杯などで観ることが多かったが、髪を引きむしるような彼の仕草は今も覚えている。わずかなりでも将棋に親しんでいる私にも彼の差し手に驚いた記憶もある。人なつこそうな童顔の中に、名人への思いと病魔との戦いが隠されていたのだった。

 金曜の朝一番9時半上映開始だったが、140席あまりの館内、観客は10名だった。平日で朝一番という時間帯だったので少ないのも当然なのかなとは思ったが「君の名は」などは多そうな感じだったので、やはり将棋の世界はマイナーなのかなと感じたりしていた。

 映画自体としては村山聖の生き様を羽生善治との対比で描かれていたが、もう少し彼の成績を表現してくれていたら勝負師としての彼の力量が浮き彫りになって彼の夢「名人」への思いが伝わったのではないかと思った。

 最近はコンピュータソフトも強くなって囲碁、将棋も人間が勝つのが難しくなった感がある。そうなるとこの道の専門家、いわゆる棋士も存在感が薄れてゆくような気もする。竜王戦では不正にコンピュータソフトの手助けを得たかのような報道も有り、問題となっているようだ。この先どうなるのか実に興味深い。人工知能は別のものとして、囲碁・将棋は勝負事、あくまでも人と人の闘いとして残っていくことを期待したい。アニメ「3月のライオン」、毎週観ている。聖の青春とは似たような感性を持っているようなところもあって、人間性とは何か、究極の高みを目指しているような気がする。





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