ゆうしゃケン  小心翼翼・平々凡々

団塊世代の技術系サラリーマンだった。引退した今は妻と二人で平和な生活を願いつつ、趣味と独り言でストレス発散

霧島高千穂旅行(その3)

2006-09-29 21:22:08 | 紀行

国見が丘 日の出

 

旅行3日目、朝530分、ぱちんと眼が開いた。そうだ、国見が丘だ。妻を起こして服を着て部屋を飛び出す。外は暗いが薄明というのであろうか、だんだん明るくなってきている。観光地図を頼りに国見が丘を目指して車を走らす。ホテルから7分といわれていたが、道を間違わないように注意していったので、結局頂上には6時ちょうどくらいについた。

 

すばやく降りた妻が見晴らしの良い場所に駆け寄って叫ぶ。

 「きれいな雲海! すごい!」 

あわてて、駐車してカメラを持って車から飛び出た。見ると、なるほど雲海がきれいに沈んでいる。遠くの山の稜線が黒々とはっきりして、谷間には白い雲が浮かんでいる。日の出は65分と言っていたので、日の出直前だ。他にも数組、先客が来ていてカメラを向けている。妻はよっぽど嬉しかったんだろう、しきりに感激している。

 

国見が丘 日の出前(左が東方向、右が北方向の山々)

  

ところが数分すると、雲海が壊れ始めた。霧となって上空に駆け上るというか、散ってゆくのだ。あっという間に雲海がなくなった。と、この時にバスが来て団体が降りてきた。彼らは、今日は残念ながら雲海はなかったのね、と話し合ってる。もう3分早ければ、雲海が見えたのに、といいたくなったけど、言わないのが大人の分別だ! 

 

しばらくすると、お日さまが上がってきた。日の出だ。山の間から光が射す。見る間に光は大きくなって太陽が完全に出た。ご来光を仰ぐのは何年ぶりだろう。思わず合掌した。

 

 

 大満足して、ホテルへ帰る。バイキングの朝食の後、高千穂峡へ散策に出かけた。途中、栗の実が散らかっていた。上を見ると大きな栗の木が実を付けている。それがはじけたり、風で落ちているのだ。手分けして拾ったが、車でつぶされているのが多く、結局10数個の収穫だった。

 

 渓谷の歩道を歩く。朝だというのに結構お客がいる。観光客だ。天気がいいので楽しそうだ。有名な真名井の滝の渓谷ではボートが浮かんでいる。早速妻とボートに乗る。妻は夫の腕を信用していないのか怖がるが安心せよ、とますます突き出た太っ腹を示して記念だから、と納得させた。(乗ってすぐに腕前を信じたようだ) 

 

 ボート上から真名井の滝の景観

 

 ボートには昨日の神楽の4人連れがペアで乗っていたり、ホテルの食堂で見かけた夫婦連れなど結構見かけた顔があった。やはり高千穂の観光には不可欠なスポットなのだろう。私も積年の思いが叶って良かった。

 

 ホテルに戻ってチェックアウト。高千穂見物をした後は帰るだけだ。天岩戸神社、天安河原、くしふる神社などを見学し、最後にトンネルの駅に寄った。廃止したトンネル内に焼酎の樽を寝かせているのが売りで、「天孫降臨」「くろうま」などの焼酎を置いてある。義兄さんへのお土産に買った。

 

  

 ホテル高千穂とトンネルの駅の焼酎貯蔵

 

 すべての見物を終えたのが1時過ぎ。熊本経由で高速道を通って北九州へ。帰りついたのが5時過ぎ。長女が和音君を連れてレッスンに来ていた。久しぶりに逢った和音君に二人とも感激。旅の疲れも吹っ飛んだ。

 

 メーターを見ると、全走行距離915km。事故もなく、よく頑張りました。まだまだ、ドライブ技術は若いものには負けません。

 

コメント (19)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

霧島高千穂旅行(その2)

2006-09-28 21:15:31 | 紀行

  高千穂 道の駅

 

  朝6時、曝睡から目覚める。そそくさと入浴準備してフロントへ。このホテルには3つの林間家族露天風呂があり、利用するには申し込んでおかなくてはならない。例によって妻がネットで申し込んだら、朝の6時半から45分間が割り当てられた。

 

 フロントに場所を聞いて150mほど山道を歩いてもみじの湯なる露天風呂に行く。鹿に注意!などと標識が立っている。この風呂は私たちが朝一番だったようで、風呂の周りの石が乾いていて気持ちいい。ゆっくり湯に浸かっていると、目の前を何と鹿が通り過ぎた。3頭だ。1頭は小さかったので親子だろう。鹿の親子は薄暗い林の中にたたずんでいる。あわててカメラを取り出して、裸のままに被写体の方へ。手早くシャッターを押したが暗いのと望遠だったので写りは良くなかった。妻も突然の珍客に驚いていた。せっかくカメラを出したのでと思って風呂をパチリ。ビーナスの写真を手に入れた。(ムフフ)

 中央部に鹿が。眼が光っている

 

 もみじの湯。私のビーナスは門外不出なので消しました。

 女性は自分の体を、男性は意中の人を右側にイメージしてください。湯が波打っているのが判るでしょう! 

 

 風呂から上がって、ホテルへ戻ったが朝食は8時で申し込んでいたので時間がある。ロビーにパソコンが置いてあったのでブログチェック。私のブログも含めて2,3箇所にコメ入れたつもりだったが、なぜかNNMさんへのコメだけしか伝わってなかったようだ。人見知りしたんだろうか?

 朝食をゆっくり終えて、コーヒーなどをゆったり頂いて二日目の旅に出発。昨日が400km、今日は200kmの予定だ。また熊本側の高速を通って行くのも芸がないので、宮崎の山間部を通る道を選んだ。ところが、これが大変な道だった。古墳群で有名な西都市までは順調。ここから椎葉村を通るのだが、昨年の水害で道路が寸断していたことをすっかり失念していた。途中で電光掲示板で国道245号線は不通! と表示されている。

 

どうしたものかと困って走らせていたら、西米良の郵便局があった。これ幸いと駆け込んで道を尋ねたら、親切な女性局員の方が土木事務所や関連機関に確認して教えてくれた。その道が「ひむか神話街道」。かなり厳しい道ですが、行けないことはない、と言うので、勇躍その道を行くことに。

 

 郵便局から1kmほど戻って脇の林道に入ってゆく。ひむか神話街道のスタートだ。車が離合も出来ない位の細い山道を登る、登る。 気がついたら山の尾根を走っていた。 1時間走っても対向車は1台も来ない。だんだん寂しく恐ろしくなってきた。もしも車にトラブルが生じたら! と妻には内緒で冷や汗をかきながらの運転だった。

 

 

 ひむか神話街道

 

 

 

妻には姥捨て山、姥捨て山と何度も言うが、鈍感な振りをして気付かない様子をしている。気付いて降ろされでもしたら、と感じたのだろう。しかし、九州山地の中央の尾根を車で走るのは爽快ではあった。左も右も谷というまさに山頂部を、山並みをバックに疾走する(よたよたと走ってるのが本当かも)すがたはbearさんのラリーにも負けないくらい気持ちがいいと思った。さすがに「ひむか神話街道」だ。雲上の路だった。

 

結局椎葉村には予定時間を2時間もオーバーして到着。対向車はとうとう1台も来なかった。妻がこんな秘境には来ることもないからと,平家落人伝説の鶴富屋敷を見物したり、特産物を仕入れたり。

 

 それから更に山道を走って、高千穂に着いたのが4時。 道の駅で高千穂の案内をしてもらって、ホテル高千穂にチェックイン。ちょうど良い時間だった。

 

 6時から夕食。椅子席だったので、味気なかったが、まあこんなものだろうと無理やり納得させた。特別の注文はしていなかったらしいが、ボリュームたっぷりの献立だった。

 

今日の目玉の一つ、8時からは高千穂神社で観光夜神楽が始まるので、7時過ぎには食べ終わった。一番前の席で見ようと思って、7時半に高千穂神社神楽殿に行ったのだが、もう先客が来ていた。名古屋からの若い女の子4人組だった。2列目は嫌だったので、その子たちの横にあつかましく陣取った。

 

高千穂の観光夜神楽 手力雄の舞、うずめの舞

 

御神体(いざなぎ、いざなみ)の舞

 

時間通りに神楽が始まった。タジカラオノミコトの岩戸開けやアメノウズメの踊り、イザナギ・イザナミの夫婦描写などの舞があったが、イザナミのお面の見事さ、かわいらしさには圧倒された。踊りや所作は、申し合わせによってかなり抑えているようで、本当に村々で行われる神楽では、かなり卑猥にみえる動作をしてると紹介があった。(どのような表現をしているのか、決して興味本位ではなく伝承文芸としてぜひ見てみたいと思った)

 

 この日も車の運転が5時間以上だったので、疲れはてていたのであろう、帰るとベッドにあえなく轟沈。すやすやと眠ってしまって、ビーナスやイザナギの顔も夢に出なかった。
コメント (11)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

霧島高千穂旅行(その1)

2006-09-27 21:28:40 | 紀行

 霧島の道の駅で

 

 日曜日、さわやかな朝だ。昨晩から用意していた旅行バッグを再点検。忘れ物がないことを確認して車に乗り込む。夫婦二人だけの温泉旅行のスタートだ。二人だけの旅行は信州への新婚旅行、勤続30年の北海道バスハイクの2回だけだから今回で3度目だ。日頃、家庭を守ってくれている妻へのお礼だ。

 

子供達が自立して、急に我が家が寂しくなった。30年以上も家族で生活していたのが、二人だけになってしまった。私が会社に出かけている日中は話し相手が居なくて寂しいのだろう、しきりに孫の話題が出る。フィットネスやママさんコーラスに顔を出しているが、生活に張りがなくなったように思える。このため、気晴らしにと、前々から妻が行きたいといっていたコスモス見物と高千穂観光に出かけることにしたのだ。

 

計画は、1日目がコスモスを見た後で霧島温泉へ、二日目は天孫降臨の地、高千穂にゆくことにした。九州の南から中部へのドライブである。

 

生駒高原で(サルビア、りんご園、咲き始めのまばらなコスモス)

 

9時過ぎに出発。最寄のインターから九州縦貫道へ。そんなに混んでない。快適に南へ向かう。車内で朝食替わりのおにぎりをぱくつく。玉子焼きがなかったのは残念だったが、おいしかった。途中、休憩を挟みながら昼には小林市のコスモス牧場へ到着。名前が名前なのでコスモスを期待していたが、何とコスモスはほとんど植えられてなく、時期的には11月が見ごろらしい。がっかりして、次の目的地、生駒高原に向かう。ここは何十万本のコスモスで有名なので楽しみにしていたら、今年は若干遅れていて、見ごろは10月に入らなければ、とのことだ。観光バスが数台来ていたが、みなさんがっかりしていた。妻から情報調査不足だ、といわれるが仕方ない。10月が良いとは知っていたが、仕事や遊びの行事が詰まっており、今月しかスケジュールがあいてなかったのだから。とはいっても、9月末なのでそこそこ咲いていると思ったのだが、甘かった。反省だ! りんごやきゅういは実が連なっており美味しそうだったが、コスモスでがっかりしていた私たちは遠慮して、ホテルへ向かうことにした。

霧島神宮

 

 

えびの高原を抜けて霧島温泉郷硫黄谷温泉へ。ところが2時前には着いてしまったので時間つぶしを兼ねて3年前に家族旅行で来た霧島神宮へ再度行くことにした。そういえば、その時は娘達の結婚話などは影も形も無かったのに、となぜか懐かしい。霧島神宮で拝礼をして、ホテルへ。旅行人山荘というホテルで、妻がネットで調べたところだ。清潔で接客に優れて評判がいいとのことで選んだとのことだ。

 

ホテルの男女別の露天風呂に浸かって、疲れをとる。空は青く、木々は色づき始め秋の気配が忍び込んでいるが、寒くはない。逆に暑いくらいだ。気持ちよく入浴がすんで、夕食。広間で掘りごたつ風のテーブルだった。妻がグルメプランなるものを申し込んでいた。薩摩牛や日向地鶏、鮎の塩焼きなどバラエティ豊かだ。ちょっとした贅沢だけど、気分良く昔話などをしながら会食。浴衣の君は~などと歌が浮かんだ。この前の、拓郎の嬬恋ライブを思い出していたのだろう。

 

夕食のグルメプラン

 

 食事が終わったのが8時前。車の運転で疲れていたのと、焼酎の酔いで大河ドラマを見ずに撃沈してしまった。
コメント (25)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お彼岸

2006-09-23 20:57:54 | 平々凡々

 朝4時、眼が覚めた。最近は5時過ぎに起きるのだが今日はやけに早い。暗いうちに起きて墓参りに行こうとは思ってたんだけど、あまりにも早すぎる。といっても仕方ないので、妻を起こさないようにこそっとベッドを抜け出て、居間へ。近頃早朝の日課となっているブログをチェック。相変わらず夜更かしさん、早起きさんがおられる。どうも心配だ。いつ寝てるんだろう?

 

 5時過ぎ、まだ暗い中を墓参り道具を携帯して車へ。満天の星が降り注いでいた。わが街も星がきれいに見えるようになったと感心した。わずか5分で霊園へ。暗いのに、もう何組かは来ていた。常夜灯がここかしこについており、その明かりで充分墓掃除は出来る。

 

 墓に来るのは盆以来だが草も生えてなく簡単な掃除の後、母に近況を報告し家族へのご加護を祈った。都合がいいときだけのお願いだけど、まあいいか。誰でもない、お袋なんだから。

 

 帰宅して朝食を頂いた後、義姉さん夫婦が菩提寺参詣したいというので、往復の送迎。菩提寺ではちょうど彼岸花が満開でアゲハチョウが舞っていた。のどかな境内だった。夕刻は次女が友人の結婚式披露宴から戻るのに、迎えに来てと緊急メール。結局、今日はアッシー君の1日だった。

からすあげは

 

もんきあげは

 

 明日からは23日で霧島・高千穂へ。久しぶりの旅行だ。妻と二人だけというのは、ずいぶん久しぶり。(新婚旅行と6年前の北海道旅行の2度しかないと思う) 日頃の罪滅ぼしと思ってサービスしなくちゃ。(私の何が罪なのかは判らない。ひょっとして存在自体が罪なのかも・・・それじゃ原罪になるか)

 給料が安いのを頑張ってやりくりしてくれてるお礼と考えよう

 

コメント (15)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

くのいち

2006-09-22 20:58:34 | 

 

  今年も秋の番組改編期がやってきた。テレビ各局は特番を組んでいる。我が家ではクイズ系とスポーツ系をよく見ている。特にサスケやクノイチは出場選手のパフォーマンスが面白いし、失敗したら終わり、という後がない勝負の臨場感がどきどきして興奮する。毎回見ていると、またあの人が出ている!と妙な親近感も沸いてくる。

 

その中で、一昨日はクノイチがあった。サスケの女子版だが健康的なお色気もあって、なかなかに楽しい。

 

親子で出たカップルもあり、親は早々と脱落したが、13歳の子供は第2ステージまで見事にクリアした。親子でこの大会に出るのに日々訓練していたようだ。(ホノルルマラソンを目標にしているみつまめ家族のようだ)外国人の金メダリストも招待選手として出ていたが、皆さんあえなく轟沈した。なんか嬉しいような残念なような変な感情が残ったが。

 

見事に最終ステージまでクリアしたのが銀色と赤茶のまだらに染め上げたパフォーマンス豊かな30歳女性。なんと、サスケでも出ていない3年連続完全制覇だ。運動神経、筋力、判断力などすべてが優れているのだろう。顔を見るとどこにでも居るやさしいお姉ちゃんのような感じがするけど。地方の平凡な(といっても、国体には何年か出ているようで、スポーツ系なんだろうが)女性が人気者になるのは見ていて嬉しい。

 

最近は一芸や、趣味が高じると、その道の専門家として食べてゆけるようだ。1億総タレントの時代と思える。個性が乏しかった我々団塊の世代からみると、皆さん豊かな表情であり、特徴を押し出す努力もしている。ブログにしてもしかり。息子へのお弁当が評判となって、お弁当評論家となる時代だ。

 

和音君も2ヵ月半、首を上げるまでに強くなりました。ラガーマンとして名を挙げるかも!

 

そんなことを考えると、息子、娘への教育が大切だ!と身に沁みて感じる。教育ママではないけれど、幼児の頃から芸をしこむと、それなりに一流になるのではないかと思う。卓球の愛ちゃんにしたって、そうではないだろうか!

 

 さて、孫の和音君だ。世の荒波を乗り越えてゆくのに、何を持たせたらよいだろうか。長所を的確につかんで、それを伸ばすように指導しなくては。もちろん、人間として大切な基本的なことは、幼いうちに叩き込んでおかなくてならないだろうが。まさか、サスケで3年連続完全制覇!とは思ってないが、クノイチを見ながら、そこそこ食べてゆかれるような教育をしたいと考えた次第である。
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

健康器具

2006-09-20 20:49:36 | 平々凡々

 

 先週、通勤途中の川端でプチりんご(?)を見つけた。新しい発見だった

 

 私が通っているフィットネスクラブにまた怪しげなセールスマンが2名ほど来ている。もう2週間になるがマッサージ機を実演紹介しているのだ。クラブのお年寄り連中に声掛けて、無料でマッサージを体験させて、その効果を喧伝している。私から見れば、いんちき商法と思うのだが、そうとは思わない、何にでも興味を持つ小金持ちのお年寄りには絶好の暇つぶしに思えるらしい。

 

2年ほど前は、3週間ほど血液さらさらになる健康器具を実演していたやからが来ていた。クラブに承諾を得て場所を借りて実演していたのだろうけど、その時は自分は関係ないからと無視していた。妻から聞いた話だと思うけど、結局彼は、実演をたたむ頃には20万円以上のこのマシーンを何十台も売ったらしい。血液さらさら度を測定して、さらさらにするためのマイナスイオンなどの発生マシンに、我がクラブの老人たちはころっとだまされた(私はそう思っている)のだ。

 

なるほど、血液さらさら度を本当らしく測定して、さらさら度に効果ある施療をその場で実施した後に再測定してその効果を計測データとして見せれば、ころっと引っかかることだろうと容易に推定できる。

 

NHKでも「試して合点」で放送してたと思うが、この血液さらさら度測定は条件によってころりと変わる実に難しい測定であり、決定的な共通測定方法はまだ無いそうだ。私は、このような実演販売製品に疑惑的見方で接しているため、後悔した買い物経験は無いが、巷のお年寄りが、例えばシロアリ駆除や湿気対策などでいかがわしい修理業者に引っかかってる事例をみると、実に痛ましいと思う。このお年寄りたちは話し相手が欲しかっただけで、インチキ業者が何を言ってるのか理解していなかったんではないかと

 

今回、実演している商品は、マッサージ器である。枕のように首筋に添えたり、足を乗っける小さな可般タイプである。何がセールスポイントだろうとこそっと見てみると、なんとマイナスイオンを発生するのだそうだ。森林浴で浴びるマイナスイオンを手軽に、家庭で浴びることが出来る21世紀の画期的な製品らしい。

 

私は、メーカーの人間であり、かなりあくどい(?)こともしてきた。製品の立会い検査など、品質確認試験をお客さまの前で実施、証明することなどは業務の一環でもあった。ところが製品すべてで満足する結果をその日程に合わせて調整することが困難な時もあり、その時は、はっきりいえば、相手が素人なのでその人の力量を推察して、それなりの対策を取るのだ。これは大なり小なり、すべてのメーカーでの暗黙の了解事項でもあるし、お客さんの方でも余計な波風を立てない、という風習もあった。(もちろん、製品は欠陥品ではない。立会い検査の時に間に合わない場合のことで、正式に納入するまでは、きちんと品質は確保している。)

 

このように、計測データをそのまま信用することの危うさを知っているので、私は冷ややかな眼で見ているが、相手もその空気を感じるのか、それとも私の理知的な外観(笑)に恐れをなしてかどうかは知らないが、私に声がかかることは無い。(良く、私は高校の先生でしょうと間違われる。)

 

 ところで、彼らの言葉遣いを通りすがりに聞いてみると、ほとんどが大阪弁である。大阪弁はこのような商売に向いている言葉なんだろうな、と思う。早口で、冗談交じりにまくし立てると、九州のおばあさんは免疫が無いから引っかかるんだろうと思った。

 

  私も、京言葉に弱いんではないかとひそかに感じている。ケンさん、○○どすえ!とささやかれると、もう眼が見えなくなる感じがする! いいことだろうか?

 

コメント (20)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

歯間ブラシ

2006-09-18 13:59:08 | 平々凡々

 

 歯の健康、口臭対策として1ヶ月前から歯医者に通っていたが、このほど終了した。先生からキレイになった、虫歯も無いのであとは定期健診だけだ! 1月に来てください、と最後通牒をもらった。

 

 歯磨きは、当たり前のことだが毎夜テレビを見ながら、ブログの書き込みをしながら、しっかりしているので表面裏面はそれなりにきれいに落ちているが、歯と歯の間、隙間の掃除が必要です!と先週言われ、その指導をかわいい助手さんから受けてたのだが、真面目に毎日実践したので、その問題もOKと判断したのだろう

 

 歯間ブラシは人によってサイズが異なる、と言われて示されたのが写真のもの。これで毎晩掃除している。歯は健康の象徴だ。いつまでも白い歯で、輝きを持っていたい。三鷹さんほどのイヤミは要らないが!

 

 台風13号が九州を駆け抜けて行きました。皆様に心配を掛けましたが、幸いにも甘夏みかんが1個落ちただけで済みました。北海道に向かうとの予報があります。小さいと多寡をくくらないで、ご配慮ください。

 

 

コメント (19)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

悠仁様

2006-09-16 13:40:14 | 

 

 

  和音君も2ケ月。ずいぶん太りました。起きたばかりで眠たそうです。 

 

 紀子様に男子誕生だ。悠仁様とお決まりになられたとのこと。日本国民誰もが待ち望んだことで、喜ばしい限りだ。皇室もしばらくは安泰だ。ご無事で健やかにご成長なされることを切に望みます。

 

 どうも今年は、赤ちゃんの当たり年だ。長女に和音君が生まれたのを筆頭に、次女も来2月に出産の予定だ。長女の嫁入り先のお兄さん宅には女の子が生まれたし、妻の甥にも来春に赤ちゃんができると聞いた。団塊の世代に孫が続々誕生しているかのようだ。少子化が取りざたされているが、私の周りでは赤ちゃんラッシュを呈している。

 

 男女の比率でいえば、私の子供世代は圧倒的に女の子が多く、男2女5の構成となっている。我が家は家系を継ぐ男子がいないのが残念であるが、強いて養子を迎える気もない。財産がないので気楽なものだ。長女が男の子を産んだので珍しがっていたら、次女のほうも、どうも男の子らしいと聞いた。

 

 娘二人は共に女の子を願っていたが、まぁ世の中はこんなものだよ、神様の思し召しだ!と納得させている。和音君で分かるように、赤ちゃんができると、かわいくてどっちでもいいのだ。

 

 ただ、孫が同学年の男子となると、互いに競争するだろうし、それがいい方向に転がればいいんだけど、と今から心配している。二人の孫をえこひいきする気は毛頭ないが、娘達から見るとまったく同じ扱いとは思えないかもしれない。それに甥の子供も同学年だ! 悠仁様とも同学年だし、比較することが多くなるだろう。同一世代が集中するのも、何かと不都合がありそうだ。

 

 正月空けたら、次女は産休に入る。出産後は我が家で養生することになっているが、和音君もピアノレッスンの時は我が家で預かるので、妻はてんてこ舞いになるかも。嬉しい悲鳴かもしれないが、体力が低下しており、疲れやすくなっているので無理はさせられない。あれこれ考えても仕方ないことだが、次女にはまず五体満足で健康な赤ちゃんを産んで欲しい。まもなく腹帯だ。

 

 

 写真を原画のままアップしていたので、どうも私のブログが異常に重くなっていたようで。Bonbonさんから、ご指摘をいただき、その対策をななみーさんにご指導いただきました。写真を全部縮小化して、再アップして貼りかえるのに、今日の朝からねじり鉢巻で実施して、やっと先ほど終わりました。

 Bonbonさん、すっと開くようになったでしょうか? ななみーさん、ありがとうございました。

 

 <o:p></o:p>

コメント (22)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハンディー

2006-09-13 21:55:57 | アウトドア

 

  ゴルフ場から葉書が来た。ハンディ通知だ。一昨年までは順調にupして、ハンディ19.1までになっていたのだが、なんと、今回は20.3。1.2もダウンした。

 

 ここ1年、自分の中ではゴルフ熱は低下していた。年間回数も1昨年の28回、昨年の25回から、今年はまだ14回と半減している。ゴルフ秋の陣は今からだから、もう少しは増えるが20回には至らないと思う。練習も週2回から、今では週1回がやっとのことだ。

 

 原因は分かっている。給与が減って、小遣いが少なくなったのは、もちろん原因の一つだが、それだけではない。筋力の低下なのだ。それと体が硬くなって、腰や肩などが廻りにくくなっているのだ。

 

 体力の衰えは、一昨年から気になりだした。それに反比例するかのように。お腹が出てきた。このため、ゴルフにもっとも大事な腰の回転が不足して、ボールをきちんと捉えられなくなり、飛距離もダウンした。

 

ゴルフの醍醐味はやはり飛距離である。人より1ヤードでも飛ぶと、もうそれだけでも嬉しい。

 

  私は、子供のころ草野球をしており、山などにも登っていたので、体格の割には筋力があって、球を捉える能力に長けていたのだろうか、飛ぶ方であった。ドラコン賞など良く取っていた。それが、飛ばなくなった。このため、腰が廻ってないのに無理に飛ばそうとするから、スエーしてしまって球には当たらない、チーピン(左へのひっかけ)になる、の悪循環に陥っていた。

 

これに気付いたのが昨年。体力upと腰周りの充実が課題だと思って、毎朝、腹筋を40回、壁を背に30cm離れて立ち、両手のひらを壁に付けるという捻転を3回、実施することにした。出勤して誰も居ない会議室のテーブルをマット代わりにこそっとしているのだが、その甲斐あって、今ではそれぞれ70回、5回に加えて腕立て伏せ20回もできるようになってきた。

 

この効果もあって、ドライバーの飛距離も元に戻った時期もあったのだが、今度はリズムが悪くなってきた。スポーツはなんでもそうだと思うが、リズムが大切だ。呼吸とでもいうのか、タイミングがでたらめになってきている。テイクバックからヒッティング開始まで、ゆっくりゆっくりの動作が私の取り得だったのだが、筋力が我慢しきれないのか、急ぎすぎている。このため手打ちとなって、飛ばない・曲がる・チョロの悪癖を生み出している。

 

今年の春は、それらをアプローチでカバーして、それなりのスコアを出していたが、5月以降は雨中でのプレーが多く、スコアがまとまらなかった。(NNMさん、今度行くときはお願いするから晴れにして!)

 

まぁ、言い訳はどうでもいい。ハンディをまた20以下にしなくては。サボっていた練習も週2回して、腹筋・腕立て伏せ・懸垂も頑張って、朝は歩くようにして、足腰を鍛えなくては。

 

来年は北海道でのゴルフも楽しみたいし、ゴルフ仲間と語り合いたい。ゴルフに行く楽しみを失っては、これからの人生が真っ暗になる。

コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

湯呑み茶碗

2006-09-12 20:52:12 | 平々凡々

 

 なごしの姫まんじゅう。3つずつ食べたので残り6個です。もう1箱は冷蔵庫の中。

 

 九州には陶磁器の有名な窯元がたくさんある。柿右衛門釜が代表であろうが、我が北九州にも窯元がある。6月に下関・長府に寿司を食べに行ったが、その帰りに門司の濱田釜に立ち寄った。その時に妻が気に入った湯呑みを所望したのだが在庫が無く、今度の釜入れのときに焼くとのことでお願いしていたのが、やっと焼きあがったという連絡が入ったのだ。

 

 門司に行くなら、途中で門司港レトロに寄りたい、というので運転手として奥様の指示通りに行くと、和菓子屋の店。我が家の女性たちの贔屓の店らしい。なごしの姫饅頭を2箱購入した。

 

 昼食抜きで出かけたので、お腹が減ってたので早速車の中で頂いた。小指サイズなので、あっというまだが、3個ずつで我慢した。あとの食事がまずくなると思ったのだ。

 

 濱田釜では連絡していたので、笑顔で応対していただいた。釜主のご主人も居て、挨拶をした。

 

  実は、私は陶磁器はよく分からない。何となくいい焼き物だ、とは思うものがあるけど、見る眼が無い、というか眼を養っていない、というか勉強していない、というか、要は判断基準が分からないのだ。 そんなわけで、批評も何も無いが、妻は気に入ってるようだ。

 

 

 濱田焼きの湯飲み茶碗、妻のは一回り小さい。

 

 お米のとぎ汁で煮詰めると割れにくくなる、と書かれた紙がはさんであったので、早速妻がぐつぐつ煮た。今日夕食後、その湯飲み茶碗でお茶を頂いた。今日は夏の猛暑も影を潜めていたので、雰囲気もよかったためでもあるが、美味しいお茶だった。

 

 後日談になるが、門司のお菓子屋で買った和菓子は「なごしの姫饅頭」だけではなく、生あん?の饅頭も買っていた。高いのと、私が食べないのだろうと思って1個しか買わなかったらしい。 るんるん気分で妻がおやつの準備している時に目ざとい私が見つけた! 「これは何だ!」 おかげさまで半分頂いた。美味しかった!!! 女はこれだから!!

 

コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする