ゆうしゃケン  小心翼翼・平々凡々

団塊世代の技術系サラリーマン、趣味と独り言でストレス発散

我が街 小倉

2014-05-18 14:13:15 | アウトドア

五街道の起点「常盤橋」

昨、土曜日のJRウオーキングの舞台は「小倉」だった。何度か小倉はウオーキングで歩いてはいるが、小倉城や山の手回遊が多く、今回の長崎街道をテーマにしたものは始めてだった。小倉は豊前小笠原藩の城下町であって、幕府の九州探題という九州全体のお目付け役を担っており、九州の要であった。小倉を始点とする五街道があって長崎街道もその一つ(他は唐津街道、秋月街道、中津街道、門司往還)。小倉を流れる紫川に架かる常盤橋が「小倉の五街道」の起点だった。

 その常盤橋、30年ほど前に往時を偲んで人道専用の木の橋に建て替えられたのだが、小倉っ子でありながら普段は行くこともないから珍しさが先に立った。常盤橋を渡ると室町地区。街道添いに色んなものが残っていて、小倉再発見のウオーキングとなった。
 
 京町で朝市が開催されていた。町興しで頑張っている。

 

 
 伊能忠敬の測量、九州の始点もここでした。

 
 明治期の郵便ポスト 

 ウオーキングは7キロ程度で割と楽に終えたのだが、最後にサプライズがあった。小倉駅にゴールしてスタンプを押してもらって、バスセンターに向かっていたところ、駅前広場に続く階段に蝶が止まっているのを見つけた。 小さくて赤かったのでベニシジミかなと思って良く見たところ、なんと「アカシジミ!」 ゼフィルス特有の裏模様がくっきりとしているのを眼にして、「なんでまたこんな所に?」。

 アカシジミは長年追い続けていたのだが、やっと昨年久住で生息場所を見つけ、数頭GETしたのだったが、それが小倉の繁華街で! しかもまだ5月なのに?
 

 そのアカシジミは弱っているようで、飛翔力がなさそうに見えたので帽子は使わずに止まっているところを指で羽を痛めないように胴部をつまんでGETしたのだった。(実際は最初の2度はひらひらと逃げられたが3度目に成功した)


当然ながら採集道具は持ち合わせてないので、苦肉の策、紙幣を数枚重ねて二つ折りにし、折ったところに出来るわずかな空間にアカシジミを入れて逃げないようにポーチに直しこんだのだった。

ルンルン気分でバスに乗り、昼からはジムでエアロビだ!と帰宅したところ、家では大変なことが起こっていた。妻がお茶を飲もうとキュウスに熱い湯を注ぎ、湯のみに注ごうとした瞬間、ガラス製のキュウスの蓋が割れて熱湯が妻の膝から内腿に飛び散ったのだった。それも両足! 妻はすぐ様、水を掛けて冷やし続けていたのだった。土曜日なので、病院は午前中。11時過ぎに私が戻ってきたのが不幸中の幸い。妻を皮膚科に連れてゆき手当をしてもらった。(と言っても、患者が多く30分以上も待たされた・・・途中、患部を冷やしてくれたが)

妻の応急処置(水を掛け続けた)が良かったようで、今朝は赤くなったところも小さくなって、痛みも少なくなって、一安心。禍福糾える日なのでした。

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頑張れ、ライオンズ!

2014-05-12 10:50:31 | スポーツ観戦

満員の北九州市民球場

今年のプロ野球界は何かおかしい。その一つがよく飛ぶボール問題であり、最たる例がオリックス。ペーニャを筆頭に打撃陣がホームランを量産するので、その庇護のもと、投手陣まで好調だ。もう一つが金持ち球団の盟主志向だ。昔から巨人はプロ野球を代表するチームであったが、強くなくてはその地位も危ういと金にものを言わせて人買いをしてきたが、他の金持ち球団も勝てばファンも増え、観客増につながり、スムーズに球団経営が廻る好循環が期待できると、FAや外人獲得に力を入れだした。その結果もあって開幕1カ月を過ぎたが、早くも明暗が現れている。悲惨な例が我が埼玉西武ライオンズだろう。

  長くパリーグの牽引役で人材も豊富だったのだが、ここ数年の補強不足、高選手の引き抜かれがたたって戦力が大幅に低下している。主砲のお代り君にしたって、やっと怪我が治ってゲームに出だしたが、飛ぶボールのおかげで影が薄くなっている感じだ。ということで、今年のプロ野球は熱中する気力が低下し、人ごとのように白々しい気分で眺めている私なので寂しい。
 
 私の気分とは正反対に、廻りは好調なソフトバンクの進撃に熱狂している。打撃陣がしっかりしているのと、抑えのピッチャーがまた良い。サファテなんてライオンズにいた抑えだったのに!

 
 右から 奏汰君、和君、啄ちゃん 興奮気味です 

  さて、先週の金曜日。近くの北九州市民球場で例年通りにソフトバンクのゲームがあった。今年の対戦相手は何とライオンズ。結果はどうであれ、観戦しないわけにはいかない! 当然のことながら(思いは私と違うのだが)、妻が家族全員の9人分のチケットを買い求めていた。私は出勤日だったのだが、早めに退社してゲーム開始の6時には球場入り。妻と孫達は席取りを兼ねて早くから来ていた。 この日はやや風が強いものの雲ひとつない晴天で、絶好のナイター日和。スタンドは満員の盛況だった。

 
 
 上:西武ライオンズの風船飛ばし。福岡にも結構ライオンズファンがいます。
 
 この日の先発は何と摂津と岸。共にチームのエース。エース対決だ。特に岸は先週、ノーヒットノーランをしていて調子がよい。摂津は今年は調子が悪そうなので、今日は勝てる!と孫達の熱狂的な応援とは別に、内心にこにこしていたのだった。が、初回にいきなり内川にホームラン。摂津を打ち込んで3対1とリードしていた6回には何と柳田にまたもやホームランを打たれて岸の勝利は消えた。 

 抑えが非力なライオンズ、これはまた負けたとがっくりして同点に興奮している和君や奏君たちを残して、7回に引き上げることにした。
 
 結局、この試合は9回にライオンズが2点を入れて勝ったのだが、3連戦の残り2試合は破れてまたまた負け越し。最下位ロードを驀進中なのである。

 ということで、今年はプロ野球より、6月のワールドカップサッカー、8月?のアジアオリンピック大会に期待することにしよう。

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連休あれこれ

2014-05-07 11:29:47 | 平々凡々




保育園のクラス毎に名前を記した鯉のぼりと、啄ちゃん。

やっとの想いで求菩提・犬ガ岳登山を終えた翌日、節々に若干の違和感はあるものの身体は元気だ。午後はジムに出かけてエアロビで汗を流した。リバウンドしていた体重も1.5キロほど減って、「今がチャンス! 一気に体重減だ!」と張り切った次第。その日から3日間、フィットネスに精を出した。

5月2日、夕刻。保育園に啄ちゃんを迎えに行こうと自転車で坂道を登りかけたところ、登山に続くエアロビ(それもステップ)で脚力が低下していたようで、坂道を登り切れずに転倒してしまった。その時に「大丈夫ですか? 大丈夫ですか?」と遠くから奏汰君の声。丁度学童からの帰りだったらしく、草むら越しに誰かが転んだのを目撃したのだった。そして私を見て、「あっ、じいじだ!」。

スローモーションのように左足から倒れたので、大事には至らず、左二の腕の擦り傷くらいの負傷でやれやれ。そのまま自転車を押して保育園に向かった。奏汰君はすぐ様、我が家に駆け込んで、ご注進したようだが奏汰君の声掛けを頼もしく思った。それにしても、体力はかなり低下しているようで、登山から二,三日後に痛みが出て来て階段の上がり降りがちょっときつかった。それに左首筋と腕に痛みがあって、サロンパスの手を借りたのだった。

連休も後半に入って、孫たちはそれぞれの家族で過ごしているので私はジムに精を出した。憲法記念日だったと思うが、いつものように自転車に乗ってジムから帰宅していると、パトカーとすれ違った。この地域はパトロール重点地区で全国から応援が来ている。善良な市民には有り難いことだと私は感謝している・・・。

ところが、すれ違ったパトカーが戻ってきて、「止まってください!」と私にマイクで指示。何事かと驚いていると、中から三人の警官が降りてきて、私の自転車に後輪用の鍵が無いのを確認して、どうしてないのかと言う。また自転車登録証の番号を控えて私の名を尋ね、センターに確認するのでしばらく待て、と言いだした。

要するに、後輪鍵が無いので、盗品と思ったようなのだ。私の自転車はもともと妻のもので、確か、盗難に遭っていて(その時に後輪鍵を外された)、二年くらいたって派出所から自転車が見つかったと連絡があったと記憶している。(妻が言うには、後輪鍵はキーを二個とも紛失してしまったというのだが)

私としては善良な市民であり、悪いことはしていないし、外見上もかなりの紳士!(笑)だと思っているので心外ではあったが、「まぁ、仕方ない」と慇懃無礼な警察の調査に協力したのだった。

私は、この自転車が妻のものであって、数年前に盗られたのが見つかったし、薄れて見えにくいけれども名前もここに書いていると説明したので、嫌疑は薄れたのか、警察官(三人とも若かった)も、途中から天気がいいこと、私が元気そうなことなど、ご機嫌取りの話をしだした。それで、私の機嫌のかなり良くなったのだが、それにしても半年くらい前、検察官の不祥事(確かセクハラ)でテレビのインタビューを受けた時に、ほとんどの警察官は頑張っているから、と応援したのに私を不審者扱いするとは!。

 

 
 子供の日、門司港にあるメカリ公園と対岸の唐戸市場に。唐戸市場で寿司を買ったのだが、市場の周り3キロはものすごい渋滞! 駐車場も無くて、美味しい海鮮料理、お寿司を食べられなかった人たちもいただろう。
 

結局当たり前だが、自転車登録証は問題なかったようで、私はすぐに解放されたのだが、小倉に集まっている大勢の警察官、もうちょっと人を見る目を養って欲しいと思ったのだった。

教訓、自転車の後輪用鍵は着けておかないと盗難車両と見做される!



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求菩提・犬が岳・・・トレッキング?

2014-05-02 12:11:26 | アウトドア

 一の岳で道に迷った時に見つけたシャクナゲ。群生地でした。 
先週の土曜から11日間の休みと言う超大型のGWに入っていたのだが、天気が悪くスタート直後の4日間は遊びに行けず、垣根の手入れや枇杷の袋かけなどをしていた。それらも一通り終わって、身体を持て余していたのだが、やっと昨木曜日、晴れの予報が出た。となると山へ繰り出さなければとずっと懸案だった求菩提・犬が岳に出かけることにした。実はスギタニルリシジミと言うチョウが豊前市の山で採集出来ると聞いていた。このスギタニルリシジミ、春先にしかいないということなので5月の連休くらいまでが時期なのだ。

求菩提・犬が岳、私は初めてになる。子供のころから犬ガ岳に繋がる英彦山ばかり行っていた。だからどんな山なのか良く知らなかったので、ネットで登山ルートなどを調べてそれなりの準備をしていた。

朝、7時前に家を出て求菩提の登山口駐車場に着いたのが9時前。雲がやや多いが天気は問題なさそうだ。計画ルートは求菩提に登り、目的のスギタニルリシジミをGETしたら、それで下山しようと思っていた。今年初の登山であり、蝶採集なので無理はしないで、と。
 
 求菩提登山口公共駐車場
求菩提は英彦山と共に修験者の山。山全体が信仰・修験の場となっていて、遺跡なども多く残っている。捕虫網を携えて、それらを散策しながら登ったのだが、残念ながら蝶は皆目いなかった。何しろ樹齢何百年という杉林が連なっていて、うっそうとした道ばかりで蝶に適した林がなかったのだ。求菩提山頂に国玉神社の上宮があった。その屋根付近をアゲハ蝶が飛びまわっていただけで、スギタニルリシジミどころか、他の蝶は皆無。見事な空振りだった。
 
 求菩提山にはここかしこに石仏があった。

 国玉神社中宮

 国玉神社上宮
求菩提山頂(標高782m、国玉神社上宮)に着いたのが10時半。このまま下山するのも時間的に早いし、癪な気がする。ということで急遽、このまま犬が岳を目指すことにした。犬が岳が無理でも一の岳(笹の宿)だけだったら、残り10キロくらいだから何とかなると考えてのことだった。
 
 求菩提・犬が岳の登山ルート。中央上部の黒丸(駐車場)からスタートして反時計回りに回りました
 
求菩提山頂を出たのが11時、一の岳までは尾根ルートになるが、4.6キロ。2時間程度を見込んでいた。ところが上宮を出て間もない頃、右足の内股に微妙な違和感が出だした。うさぎ跳びをした後に出るしこりに似た感じだ。これは無理できないと慎重に歩くことにした。妻が私が求菩提に登ると知ってから、「私の携帯に警察から連絡がないようにして!」と言っていたのを思い出して、こんな山で歩けなくなったら大変だと、生れてはじめて怖さを感じたのだった。
 
 一の岳(笹の宿)山頂
結局、一の岳(標高1124m)に到着したのは1時過ぎ。やはり2時間懸かったことになる。その間、出会った登山者は2組だけ。平日のせいでもあろうが、登山者が少ないのが更に気がかりになり、犬が岳(三の岳)は登らずにそのまま下山することにした。(このルートが苦難の道で有ることは知る由もなかった)

このルートは登山口まで3.5キロ、下りなので1時間半観ておけば大丈夫かな、と思ったのだがこれが実は大変な道だった。断崖の急な沢を下るのだがその道幅が極端に狭い。中国の揚子江の断崖に懸かる狭い道と同じような感覚で、足を滑らせると50m以上の谷に滑落して大変な事故に遭うことは間違いない。それに渓流(沢)を数度横断せねばならなかった。もちろん、安全のために鎖などがあるのだが、足を踏み外したり、岩に滑ったりするとアウト。膝に負担が掛からないように極力注意し、かつ恐れる必要はないと足が震えないように下山したのだった。
 




 滑落事故が多く、救助のために場所を示す標識が。このコースはB-10までありました。
途中、道を間違えたこともあったが、無事に登山口まで下山したのが4時半。3時間懸かったことになる。通常の2倍の時間だ。求菩提・犬ガ岳は急峻な山で烏天狗や修験者しか徘徊しないということが身にしみてわかった。このルートは、もう絶対に来ないことにしよう。それにしても総距離13.5キロだったが、アップダウンに良く足が耐えてくれた。日ごろの運動の賜物だとしみじみ思ったのだった。
 
 登山口付近の民家、シャクナゲが満開。
家に帰って万歩計を見るとなんと26512歩となっていた。体重も1.5キロ減っていた。スギタニルリシジミは残念だったが、また次回に期待することにしよう。とりあえず、事故に遭わなくて良かった。

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