Fender Electric XII

2009-05-28 00:37:32 | Other Guitars
ジョージ・ハリスンがリッケンバッカーの12弦を使用し、その影響を受けたロジャー・マッギンがバーズでディランの「ミスター・タンブリンマン」をカヴァーしたのが1965年。12弦ギターのサウンドがいわゆるフォーク・ロックの隆盛とともに脚光を浴びた頃、こうした流れに遅れまいとフェンダーが世に問うたのがElectric XIIだった。しかし、見込みははずれ、このギターはあまり人気が出ずに1969年には製造が中止された。余った部材で6弦仕様のマーヴェリックなるギターもつくられたが、このモデルもマイナーなまま終わった。とはいえ、Electric XIIはピート・タウンゼントやジミー・ペイジの名前とともに記憶されている。



Electric XIIの特徴はホッケー・スティックと呼ばれるユニークなヘッド、弦ごとにオクターヴの調整ができるサドルを備えたブリッジ、スプリットタイプのピックアップといったところにある。ピックアップはロータリースイッチによって、フロント、フロント+リア(直)、フロント+リア(並)、リアの4段階に切り替えられるようになっている。そして弦が裏通しになっていることにより、サスティンとパワーが得られる。




ピート・タウンゼントがこのギターを弾いている写真を見てから、私はElectric XIIを手に入れたいと思っていたのだが、ようやくチャンスが巡ってきて今回無事に購入できたというわけ。
コメント (6)
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