シルバートーンのアンプインケースは1962年から1969年まで生産された。ギターには5種類のモデルがあり、ケースアンプには3種類の仕様がある。1967年からはギターのボディがいわゆるホーネット・シェイプのソリッドボディに変更された。
ギターは大きく分けると次のようにそれぞれ2種類に分類される。
1.色での分類(ブラック:
1448、
1449、
1451 レッド・サンバースト:1457、
1452)
2.ボディでの分類(セミホロウ:1448、1449、1457 ソリッド:1451、1452)
3.ネックの長さ(フレット数)での分類(18フレット:1448、1451 21フレット:1449、1457、1452)
4.ヘッドの形状での分類(インラインスクープ:1448、1449、1457、1451 インラインスタイル:1452)
ケースアンプについては次のとおり3種類に分類される。
1.6インチスピーカ、出力3W(1448、1451)
2.8インチスピーカ、出力5W、トレモロ付(1449、1457)
3.8インチスピーカ、出力5W、トレモロ付、ケースサイズ一回り大きめ(1452)
私は今まで1457以外のギターを所有していたが、今回1457を入手し、5種類をコンプリートした。ケースアンプについては一番初期の3Wのものを持っていないのだが、それはあまり欲しいと思ったことはない。
シルバートーンの1457はフロントピックアップの部分に穴を開けたようなピックガードが特徴的なモデルで、このピックガードはリイシューのDano'63にも引き継がれていることからおなじみの形状であろう。レッド・サンバーストとはいえ、シルバーフレークもちりばめられていて、近くで見ると少し派手な感じ。ペグは自社製のスケートキーチューナーで、2ピックアップ、21フレットのこのギターはライヴでミック・ジャガーが使ったことでも知られている。
ジャックはピックガードにマウントされたものの、まだピックアップはボディにネジで止められているという、機能的には過渡期的なデザインと言ってもよいかもしれない。
5本揃った記念に集合写真を撮影してみた。ソファの下に置いたケースアンプは西田製作所でリペアしてもらったブツである。