小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

天才は凡人に殺される

2017-11-05 21:53:54 | 考察文
天才は凡人に殺される。

のである。

イエス・キリストがいい例である。

ガリレオ・ガリレイも、殺されそうになった。

だから、天才は、自分の身を守るために、凡人と、口を聞いてはならないのである。

天才は、生まれつき、天才なのである。

(子供の頃は、その萌芽が見えないことがある)

天才は、理想が高く、志が高い。

一方、凡人は、理想も志も無い。

天才は、多くの場合、無口である。

天才の思考は、非常に、複雑である。

天才は、自分の考えを人に話そうとしないのである。

天才は、自分の身を守るために、凡人のように、装っているのである。

なぜなら、凡人は、自分と毛並の違った人間を、危険視するからである。

凡人は、自分の、物の感じ方、考え方を、天才もしていると、思っている。

なので、凡人は、天才の心を、誤解するだけであって、理解することは、不可能なのである。

なので、天才と凡人が、話をすると、必ず、口論になる。

なので、天才は、凡人とは、話をすることを嫌うのである。

凡人は、天才を、奇妙な生き物だと思っていて、奇妙な生き物は、凡人にとって、異常なのである。

なので、凡人は、天才を、自分と同じ、凡人に、引き下げようとし、引き下げることによって、安心を得ようとするのである。

凡人は、一つの能力に突出した、人間を、歓迎し、賛美するが、思想そのものに突出した、天才という物を気味悪がるのである。

天才は、凡人の、単純で、下等な、思考を嫌っては、いるが、その反面教師によって、天才の思考が形成されるのでは決してない。

天才は、何かに影響を受けるということがないのである。

人や出来事や、何かに、影響を受けて、天才の、性格が形成されるということはないのである。

天才は、この世の一切のことに影響を受けるということがないのである。

天才は、生まれつき、一般人とは異なる、超絶した思考をするのである。

天才は、生きている間に、突出した、業績を残すこともあるが、生きている間には、認められず、死後、認められる場合もあり、また、生きている間に、才能を発揮できないで死んでいくこともある。

なぜなら、天才も、病気にもなれば、事故にもあい、自然災害もうけるからである。

生物的条件は、天才も凡人も同じだからである。

たとえば、アインシュタインは、ユダヤ人だったので、アメリカに亡命して、幸運に、研究を続けられたが、ナチスのホロコーストによって、捕まって、強制収容所に入れられ、殺された500万人の、ユダヤ人の中には、才能を発揮できず、死んでいった天才は、数多くいるからである。
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