小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

スマートフォンによる消費低下

2017-11-05 14:33:11 | 政治
日本経済が良くならない原因の一つ。

それは、国民が消費しないからだ。

今、国民は、若者から大人まで、みーーーーんな、スマートフォンを、一日中、朝、起きてから、夜、寝るまで、パチパチ、やっている。

歩きながらもやっている。

「ながらスマホはやめましょう」と、国が注意するほどに。

電車に乗って、向いの席に座っている人を見ると、例外なく、全員が、スマートフォンで、何かやっている。

何をやっているのかは、僕は知らない。

何の、アプリ、を、やっているのか、それは、知らない。

しかし、自分の好きな、アプリをやっていれば、それで、人生が、満足で、幸せ、なのだ。

彼らは。

スマートフォンさえ、あって、それを、やっていれば、幸せ、なんだから、他の何かを、消費したいと思う気持ちが起こらないのだ。

最近は、車を持たない若者が増えている。

それは、所得が少ないから、という理由もあるだろうが、中古車なんて、表示価格10万円ていどの、車は、いくらでもある。

そのくらいは、買えるはずだ。

それすら、買わない、というのは、車の、実用的、趣味的、利便性なんかより、仕事が終わったら、すぐに家に帰って、スマートフォンの、好きなアプリを、夜、寝るまで、やっていたい、という、価値観の方が上だからだろう。

僕は、自分の価値観の、他人への、押しつけ、が、大嫌いだから、他人のことを、とやかく言う気はしない。

その人が、幸せ、なら、それは、それでいいと思う。

しかし、事実を、冷静に見るのならば、スマートフォンのおかげで、日本経済は、悪化の一途をたどるだけであろう。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 戦後レジームからの脱却 | トップ | 天才は凡人に殺される »

政治」カテゴリの最新記事