小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

憲法改正

2015-05-09 21:01:01 | Weblog
安部内閣は、というより、阿部首相は、ホルムズ海峡の機雷除去とか、想定される将来の危険に、ついて、右寄りで、集団的自衛権も、強引に通してしまい、日米同盟を強化しようとしているが。

想定される将来のこと、というのなら、もう一つある。

それは、中国の共産党の政治体制の、崩壊である。

ベルリンの壁が壊され、東西ドイツが統合し、ゴルバチェフによって、ソ連が崩壊し、中国でも、小平による、市場経済への転換など、共産主義国家が、いずれは民主主義国家になっていくことは、ほとんど、明らに、想定される。

要は時間の問題である。

今の、インターネットや、スマートフォンの普及では、中国政府が、国民を洗脳しようとしても、もう、限界にきている。

中国の国民の、民主化を求める大規模なデモも、頻繁に行われている。

中国政府は、それを、押さえるのに必死である。

だから、いずれは、中国の、日本に対する軍事的脅威というのは、なくなる可能性が十分にある。

想定される、将来に、そなえる、というのなら、いつ、中国の、共産党支配が、終わるかも、考えなければならないはずである。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

愛国心とは

2015-05-09 14:11:25 | 政治
愛国心とは。

基本的な疑問。

私には、「愛国心」というものが、どういう物なのか、わからない。

私は、日本の文化、伝統、歴史、を、どの国のそれ、よりも愛する。日本語をどの国の言語よりも愛する。それが、愛国心、なのだろうか?

スポーツの世界大会では、日本人選手を、応援しやすい傾向がある。「しやすい」というのは、私は、必ずしも、日本人選手を、応援しない場合も、あるからだ。

しかし、私には、「愛国心」とは、そういう、「好み」、の問題ではないように思う。

「愛国心」とは、日本国籍をもった、日本人を愛する、ことだと思えてならない。

日本人を愛する、とは、どういうことか?

それも、私には、わからない。

私には、日本人で、嫌いな人間がたくさん、いる。

また、日本国籍をもった、日本人を愛する、というのなら、どういう条件の日本人は、愛すべき、とか、どういう条件の日本人は、愛すべきではない、という、区別を、つけるのも、おかしな考えだと思う。

日本人を愛する、というのなら、穏健な日本人だけでなく、犯罪者であろうが、なかろうが、どういう思想をもっている日本人でも、愛するべきだと、私には、思えてならない。

たとえ、左翼でも、犯罪者でも、それが日本人なら、愛するのが、愛国心だと私には思えてならない。

孔子も、「罪を憎んで、人を憎まず」と言っている。正論だと思う。

私は、「愛国心」という言葉を、非常に、欺瞞に満ちた言葉だと思っている。

日本人は、「愛国心」という言葉を、非常に、器用に、自分の都合のいいように、誤魔化しながら使っている。

「愛国心とは、ならず者達の最後の避難所である」

(サミュエル・ジョンソン)

「愛国心とは、道理を超えた自国崇拝である」

(ジョージ・ジーン・ネイサン)

ただ、日本のGDPは、向上して欲しいとは、思っている。それは、とりもなおさず、「日本人の幸福」を願うからだ。

しかし、「日本人の幸福」という、時の、「日本人」という、大雑把に括った言葉が、曲者なのである。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする