僕はイスラエルとイランの間に始まった戦闘に強い懸念をもっていましたが、本日6月22日、アメリカ軍がイランの核処理施設3か所を空爆しました。
日本時間午前11時にトランプ大統領は、米国民に対して短い演説を行いました。BBCは時差の関係からか、まだ報道されていませんが、米系放送局のABCやCNNでは当然報道されており、それをもとに、日本のネットニュースでも演説内容について下記報道されています。
日本時間午前11時にトランプ大統領は、米国民に対して短い演説を行いました。BBCは時差の関係からか、まだ報道されていませんが、米系放送局のABCやCNNでは当然報道されており、それをもとに、日本のネットニュースでも演説内容について下記報道されています。
トランプ大統領の短い演説の趣旨は、イランは40年にもわたってテロを繰り返してきたならず者国家で、我々はこれらを看過することは出来ず、平和を守るためにイランの核施設を破壊した。米軍は世界で最も優秀で強力な軍で、米軍だけがこのようなことができ、軍には感謝したい。イスラエルのイランに対する攻撃も称賛する。神は我々の軍を守るだろう。といった相変わらず自国中心の一面的で極端な内容です。
僕の考えは、前から弊ブログでも書いていますが、強く反戦を主張します。その理由は、まず根本的に相手を殺すか自分が殺されるかという極限状態を生む戦争は人間の尊厳、愛する人や家族、生活、文化、歴史全てを奪ってしまう(人間は生物として、自分が生きるためには敵を殺すだけではなく、戦場の補給欠乏の飢えから戦友や住民を殺してその肉を食べるような鬼畜のような地獄の状態にまでなる)ということと、戦争を企図した当事者同士はほとんど無傷で責任を取らず、いつも悲惨な目にあうのは、戦争を望んでいなかった名もなき兵士や住民であるということです。トランプ氏とハメネイ師がリングの上で一対一で決着をつけるというのであれば、卑怯ではなく、非常にすっきりするのですが、戦場で犠牲になるのは、いつも名もなき兵士や住民で、戦争を企図した施政者は、無傷なばかりか、軍事産業からのキックバックなどで、私腹を肥やしている卑怯な場合がほとんどです。(トランプ氏はその典型でしょう。)
また、トランプ氏がいくら『神の意思に沿った正義の使者』のフリをしても、主権を持った独立国家をいきなり攻撃するのは、国際法上、具体的には国連憲章第2条第4項で他国に対する武力による威嚇または行使は禁じており、小学生が考えても明らかに国際法に違反しています。アメリカはロシアがウクライナを侵略したことを国際法上の違反として非難してきましたが、自己矛盾し、自ら国際法を破ったわけです。(最も国連はタテマエとしては悲惨な戦争を繰り返さないための世界平和を謳いながら、実は第二次世界大戦の戦勝国が寄り集まって自国の利益保護のために作られたので、戦勝国の拒否権行使により、主だった戦争については、抑止と仲裁に寄与したことは一度もありませんが。)
さらに、トランプ氏は『イランの核の脅威から世界の平和を守る』などと言っていますが、アメリカとイスラエルは核を保有しており(イスラエルは公式には核を保有していないことにしているが、核拡散防止条約(NPT)を批准しておらず、国際原子力機関(IAEA)の査察も拒否しています。しかし、他の研究機関の調査によれば90発の核弾頭を保有しており、300発の製造能力があるとされており、核誘導ミサイルなどの軍事技術も確立しています。)
僕の考えは、前から弊ブログでも書いていますが、強く反戦を主張します。その理由は、まず根本的に相手を殺すか自分が殺されるかという極限状態を生む戦争は人間の尊厳、愛する人や家族、生活、文化、歴史全てを奪ってしまう(人間は生物として、自分が生きるためには敵を殺すだけではなく、戦場の補給欠乏の飢えから戦友や住民を殺してその肉を食べるような鬼畜のような地獄の状態にまでなる)ということと、戦争を企図した当事者同士はほとんど無傷で責任を取らず、いつも悲惨な目にあうのは、戦争を望んでいなかった名もなき兵士や住民であるということです。トランプ氏とハメネイ師がリングの上で一対一で決着をつけるというのであれば、卑怯ではなく、非常にすっきりするのですが、戦場で犠牲になるのは、いつも名もなき兵士や住民で、戦争を企図した施政者は、無傷なばかりか、軍事産業からのキックバックなどで、私腹を肥やしている卑怯な場合がほとんどです。(トランプ氏はその典型でしょう。)
また、トランプ氏がいくら『神の意思に沿った正義の使者』のフリをしても、主権を持った独立国家をいきなり攻撃するのは、国際法上、具体的には国連憲章第2条第4項で他国に対する武力による威嚇または行使は禁じており、小学生が考えても明らかに国際法に違反しています。アメリカはロシアがウクライナを侵略したことを国際法上の違反として非難してきましたが、自己矛盾し、自ら国際法を破ったわけです。(最も国連はタテマエとしては悲惨な戦争を繰り返さないための世界平和を謳いながら、実は第二次世界大戦の戦勝国が寄り集まって自国の利益保護のために作られたので、戦勝国の拒否権行使により、主だった戦争については、抑止と仲裁に寄与したことは一度もありませんが。)
さらに、トランプ氏は『イランの核の脅威から世界の平和を守る』などと言っていますが、アメリカとイスラエルは核を保有しており(イスラエルは公式には核を保有していないことにしているが、核拡散防止条約(NPT)を批准しておらず、国際原子力機関(IAEA)の査察も拒否しています。しかし、他の研究機関の調査によれば90発の核弾頭を保有しており、300発の製造能力があるとされており、核誘導ミサイルなどの軍事技術も確立しています。)
百歩譲って、現在アメリカが主張するように『核による核戦争の抑止力』が存在するとすれば、アメリカ、イスラエルだけではく、イランも国防上同様の抑止力を持ちたいと思うのはある意味当然であり、自分は核の保有を決して止めないのに、他国に対してだけ核を作るな、持つなというのは筋が通りません。本来であれば、『俺たちは今まで核を製造、保有して核戦争や核実験の被害の悲惨さを現実的に肌で熟知している。従って俺たちは核の保有を止め、廃棄するので、あなた達も廃棄してほしい。』というのが正論です。
さらにはアメリカは、軍産学、国家を挙げて核を製造しただけではなく、史上初めて実験ではなく実戦で核を使用し、ヒロシマとナガサキで30万人もの一般市民の生命を奪っておきながら、イランは無法者国家なので、核を使用する可能性が高く、核製造施設を殲滅したと言っています。しかし、イランはたしかに不安定な国家体制ではありますが、事実として核を武器として使用したことはなく、これは殺人確定犯が、殺人の可能性のある人を処罰しているようなもので、『お前がどの口でいうか?』という思いです。
核に関しては、世界で唯一の被爆国である日本こそがイニシアチブを取って核廃絶を訴えていかなければならないのは当たり前のことです。日本は核兵器禁止条約(TPNW)を批准するのは同然として、世界の国々に対して批准を促していかなければならないのですが、批准しないどころか、条約の採択の総会を棄権するというなんとも恥ずかしいありさまです。核兵器禁止に対しては、アイルランドのような被爆とは全く関係がない国が、人道的な良識から条約批准を推進しており、海外からのムーブメントや意識の方が高いというのも核被害の当事国としては恥ずかしい限りで、日本は核の抑止力に守られているという、核保有国に都合のいい理由に迎合し、唯一の被爆国である以前に、独立国としての信条も主体性もないありさまでは、日本は国際社会から信頼を得ることは難しいでしょう。
前ににも書きましたが、僕はアメリカ人が好きでもあり、嫌いでもあります。好きな点は、主として伝統を重んじるイギリスや他のヨーロッパ諸国では階級制などの因習で、中々人生を好転できないため、何の門地も後ろ盾もない新大陸へ移住し、一からポジティブに人生を切り開いてきた人々およびその子孫が多く、良い面をとらえれば、人生に対し、常に前向き、楽天的で、積極的で、実力主義、しがらみや偏見がなく公平でフェアな人が多いためです。(もちろんアジア、アフリカ、中南米からの移民もいますが、一応に人生に前向きな人が多いです。)
嫌いなところは、一から世界最強の国家を自ら作ってきたという自負があり、NO.1やチャンピオン、勝者、力強さが大好きで称賛され、強者こそが美しく、勝者こそが正義だ、だから必ず勝たねばならない、という考えを持った人も多いということです。
かつては強者であるが故に、弱者に対するいたわりややさしさもあり、人道支援などに貢献した時期もありましたが、今はアメリカも余裕と懐の深さがなくなり、また強者こそ正義だ、という側面が如実に表れてきているのでしょう。
また、強いアメリカを取り戻したい考えの人が一定層いるのも確かです。
トランプ氏の外交や戦争介入は、まさに強国の力によるごり押し、恐喝です。
しかし、再び書きますが、アメリカは何もないところから築き上げた国でもあるので、フェアを重視する面もあり、極端な理不尽な政策については、主張し、また異論にも耳を傾ける人もいる国です。最強国のアメリカの最高権力者のトランプ氏を抑止できる国はもはや世界に存在せず、抑止できるとすればアメリカ人の特性でもあるフェアネスと自浄力、復元力だと考えます。
しかし、再び書きますが、アメリカは何もないところから築き上げた国でもあるので、フェアを重視する面もあり、極端な理不尽な政策については、主張し、また異論にも耳を傾ける人もいる国です。最強国のアメリカの最高権力者のトランプ氏を抑止できる国はもはや世界に存在せず、抑止できるとすればアメリカ人の特性でもあるフェアネスと自浄力、復元力だと考えます。