毎週末、天気が悪くなりますね。今日は恐ろしく寒いです。
試験が近くなると、夏休みの宿題を後回しにしてつい遊んでしまう子供のように、僕もつい本能的に他の色々なことがムショウにしたくなり、先週の 3 連休は、今更ですが、宮崎 駿 監督の 『 風立ちぬ 』を観に行ったりして、ほとんど英語学習しませんでした。
時々ブログの記事にしますが、映画や演劇は大好きで、学生時代は舞台演劇をやっていましたし、宮崎 駿監督もアニメではありますが、『 ルパン 3 世 カリオストロの城 』や『 風の谷のナウシカ 』以前の『 アルプスの少女 ハイジ 』の頃からのファンで、全作品を観ています。
まだ、最終作の 『 風立ちぬ 』だけ観てなかったので、心に引っかかっており、遅ればせながら、本来の映画オタクの本性と試験勉強から逃れたいという気持ちがあい絡まって、先週観に行ったという訳です。
詳しい感想は避けますが、僕個人的には、映像的には非常に素晴らしかったのですが、ストーリー的には予定調和的であまり面白くありませんでした。
宮崎 駿 監督作品の映像的に突出しているところは、縦の動き、すなわち地上を動き回るのではなく、空を飛んだり落下したりという、立体的な縦の動きの描写が優れている点だと思います。
それは、初期の 『風の谷のナウシカ 』 から、最終作の 『 風立ちぬ 』まで一貫している特徴だと思います。むしろ空を飛ばない作品の方が少ないですね。
宮崎監督に好意的に書くとすれば、『 風立ちぬ 』は戦争時代というテーマがいくらでも重くなりがちな時代背景にあって、ご本人も引退の記者会見で、『 私は文化人にはなりたくない。』とおっしゃっているように、あえて社会的、思想的な面は深く表現しないで、映像美に中心を置いて作られた映画だと思います。
そういう意味で、僕も宮崎 駿という人は文化人ではなく、アニメーター、映像作家だ、あるいはそれに徹したいと思った人だな、と思います。アニメーター、映像作家としての実務がご自分ではもう最高の状態では出来ないと自覚されたので、引退されるのでしょう。
思想家、文化人としてならば、何歳になっても続けられると思いますが。。。。
さて、ずっと観たかった、『 風立ちぬ 』を観たおかげで、遅まきながら、今週末は試験に向けて、ゼロ戦ではありませんが、少しはエンジンがかかってきました。
とはいえ、今使っている教材は、『 日本的事象 英文説明 300 選 』と『通訳案内士試験 英語第 2 次試験対策 特訓セミナー 1 ~3 』(ともにハロー通訳アカデミー)
を読み込んでいる状況です。が、中々暗記するまでには至りませんね。
しかし、試験当日まで、愚直なまでに読み込みと、電車の中での聴き込みは続けます。