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逆襲するさらりーまん

ーやっとこさ英検1級、通訳案内士試験合格。しかし英語の道は長い。基本的にやり直し英語+その時々に思うことなど。-

英語嫌いだったが、また TOEIC IP を受ける

2012年12月24日 23時34分09秒 | TOEIC

今日はクリスマス・イブです。

立川の伊勢丹の地下の食品売り場にケーキを買いに行ったら、すごく混んでいました。


来年の 1 月 21 日の TOEIC IP テストを受けようかどうか、迷っていましたが、よほど 特別な事情 (急な出張、冠婚葬祭など)がない限り、受けることにしました。

語学としての英語そのものは、クリエイティビティなものでも、オリジナリティのあるものでもありません。そういう意味では僕が現在牛歩のようにゆっくりやっている米国公認会計士の勉強も同じです。

英語も、会計・財政も、1 ヶ月経ったら、もっと便利な独創性のある新しい文法体系や会計原則に代わってしまう、ということはありません。

もしそうだとすれば、半年前の英語の知識だけでは、コミニュケーション出来なくなりますし、会計原則が毎月変われば、財務諸表など作れなくなり、過去との業績比較も出来なくなってしまいます。

もし、文法に変化がなくても、英語で小説を書く (もちろん僕は書けませんが)、ということになれば、クリエーティビティもオリジナリティもあるかもしれませんが。

語学としての英語は、先人が作ったものの模倣、模倣すなわち暗記が主体だなと最近考えるようになりました。なにも新しい言葉を創るわけではありません。

暗記だとすると、『 認識する時間 X 回数 』です。2~3 年会っていない人の名前を忘れることはありますが、毎日会っている家族や同僚の名前を忘れる人はいないでしょう。

『 認識する時間 X 回数 』は具体的には、印象に残る方法で時間をかけて記憶し、それを何度も繰り返すことです。

しかし、よく言えば、好奇心旺盛、悪く言えば、飽きっぽく、忍耐力のない僕は、昔からこれが一番嫌いだった。

大学受験の時には、当時、そして今でも、大学の入試問題は、日本史、世界史などの ”暗記科目”はもちろん化学や数学や物理でさえ、ほとんど暗記かパターンを覚えていれば正解が出せるので、暗記すればいいだけでした。

ところが、飽きっぽく、すぐに退屈してしまい、忍耐力のない僕は、大学の入試試験の勉強に余り意味を見いだせませんでした。(というよりほとんど受験勉強しなかった。)英語も”暗記科目”でしたので、当時は大嫌いでした。数学や物理や化学も嫌いでした。唯一好きだったのは”暗記しなくて済む”現代国語”と、嫌いではなかったのは”暗記科目”ですが、もともと好きだった世界史と日本史だけでした。

クリエーティビティやオリジナリティの快い言葉の響きに惑わされ、大学受験の時期も、小説を読んだり、演劇を観たり、映画を観たりばかりしていました。

今になっての後知恵ですが、大学入試試験程度の暗記は、四の五の言わずに覚えるべきだったかもしれません。そもそも大学入試の”暗記科目”の日本史や世界史は、歴史学ではありませんし、数学も学問ではなく、数学の解答ドリルです。

学問の場合は、もともと正解が定まっていない事象を、自分で仮設を立ててそれを検証していく想像力と創造力と独創性と膨大な労力と時間が必要で、こうなるとほとんど 24 時間、メシを食っているときも、寝ているときも一日中考えているような状態になります。しかし、無から有は生まれないように、基本的な暗記部分の土台がなければ、突然のひらめきや飛躍はないと言っていいでしょう。

広い世界には、いきなりこの暗記部分をスキップして、あるいは極めて短い時間で通過する天才的な人もいます。

ゴルフで、いままでクラブを握ったこともないのに、生まれて初めてゴルフコースに出て、ハーフを 40 台で回る人がいます。あるいは、普通の人が 10 年かかる ”暗記部分”をわずか 2 ヶ月程度で覚えてしまう人もいます。僕のようなゴルフの才能もない凡人はハーフを 40 台で回れるようになるまでには、2 年くらい練習場に通って、退屈な練習を反復しなければなれません。(なれなかった。)

こういう人たちは、僕が面白くない、時には苦痛さえ感じる ”暗記部分”もあっという間に通り越して、すぐに応用や創造や独創の世界に入っていきます。しかし、誰もが IPS 細胞を創り出せるわけではありません。

凡人以上に凡人の僕は、自分が嫌いな基礎的暗記部分でも、すぐに通過する才能はまるでないので、もともと嫌いなだけに、なにかシバリを入れないと、すぐに忘れてしまいます。

TOEIC もスピードに慣れるという条件はあるかもしれませんが、基本的に暗記の範疇です。要するに知っているか、知らないか、覚えているか、忘れたかにつきます。

ですので、苦手な暗記部分をなんとか楽しく (?)、伸ばせ、ドキドキしながら味わえるツールとして、受ける日にちによほどの用事がない限りは、年に 1 ~ 2 回は取り入れようと思います。

TOEIC 受験が自分へのクリスマス・プレゼント、とまで言えればいいのですが、まだまだ受けること自体は、正直それに伴う暗記と反復練習を考えると、実は少々重荷ではあります。

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