近況報告

2008年11月01日 | フランス生活
本当は今頃ここに『マンションの売買契約が無事終了しましたー』って陽気に書いているはずなのですが、私は今疲れ果ててます


週末、いつも通りにトゥーロンへ行きおじいちゃんのお見舞いにいきました。
実は先週から弱って来て疲れが目立っていたので心配していたんです。
最初の日は体は大丈夫そうで、いつもの電動ソファーで寛いでいたのですが、言う事が変。

おお◯◯(旦那の名前)良く来たなと言っておきながら、すぐそのあとで私に◯◯はどこじゃとか言ったり。
その日はどうにかなだめて、また次の日お見舞いに行くと、息があがって酸素マスクをつけられている所でした。

まだ意識があって、私が『maiだよ、おじいちゃん』と声をかけると、こっちを見て確かに目が合いました。
その日はおじちゃんのパートナーだったおばあちゃんの娘さんと、うちのお義母さん(おじいちゃんからすると嫁)、旦那、私の4人がいて、皆で救急車が到着するまで励ましました。

肺に水がたまってしまって、いまいる所では処置が出来ないからと、トゥーロンの病院へ運ばなくては行けなかったんです。


集中治療室へ入れられて、面会が許されたのは夜中の1時すぎ。
医者の話だと、集中治療室に入った直後は声をかけると目を開けたそうですが、この時はすでに眠っていました。


そして次の日が私たちのマンションの最終契約の日。
仕方ないのでおじいちゃんを病院に残して、行政書士のところへ行き無事サインを済ませてから、またお見舞いに行きました。
前日同様眠ったまんま。意識はあるそうですが反応はなし。


そのあと、マンションの確認に行く必要があったので『明日また来るね』と行って病室を出たのが最後になりました。

その日の夜、息を引き取りました。89歳でした。


本当は悲しみに浸っていられればいいのですが、お葬式の準備をしなくてはなりません。
葬式の前後に会葬者を家に招くため、サロンまで占領している私たちの引越の荷物をどかさなければいけません。
もう2階も箱だらけなので、予定通り明日引越をすることにして、葬式は月曜日になりました。

いま会葬者の皆さんに振る舞う料理を作っています。
日持ちのいいものから、ローストビーフ2キロ、ローストポーク2キロ、オレンジケーキ、オリーブとソーセージのケーキと焼きました。いまピーマンのマリネ用にピーマンを焼いている所。

明日も引越の後、前日に来る家族のためにクスクスを作ってと大忙し。


でもこれがおじちゃんに出来る最後の事だからがんばります