コーチkazuの「夢が実現!」 http://www.katch.ne.jp/~k-kami/

コーチ日本1のkazuさんが満を持してブログに登場!教育コーチを日本に広めた第一人者として、東奔西走しています。

人生はどこから見るかで変わる

2021-11-24 07:29:31 | Weblog
学校で勉強していた頃に、
きっと
「広い視野と、いろいろな視点を持ちなさい」
と教えてくれる先生がいたと思います。

まさに、
勉強というものはそのためにあるわけで、
人生も同じことだと言えるでしょう。

子どもが
「数学なんか社会に出たら不必要だ」と言うとき、
「数学そのものじゃなくて、
世の中にはそういう視点があることを勉強するんですよ」
と教えるのも親の役目なのです。

ところが、
親も自分の人生を
「広い視野と、いろいろな視点」
で見ることを忘れがちです。
いつも怒りっぽい人は、
きっと自分はもっと正当に待遇されるべきだ、
と考えているのでしょうし、
落ち込みやすい人は、
きっと自分はなにをしても評価されない、
と考えているのでしょう。

どちらも客観的に自分を見ることを忘れています。
たとえば、
小さい子どもをヒステリックに叱るお母さんに、
そのようすをビデオに撮って見せると、
「私はこんなひどい叱り方をしていたのか」
と一様に驚きます。

友人に借りたお金を返さない人に、
借金を返さない人の話をすると
「ひどいやつがいるな」と憤慨し、
それはあなたですよ、
と言うとやはり驚きます。

自分がしていることを
客観的に見ることができないと、
人生のクオリティそのものが違ってくるのです。

なぜなら世の中には人に迷惑をかけても、
それすら自覚できず、
他人から後ろ指をさされて生きていく人がいるものです。

また、
落ち込みやすい人は、
「自分ほどついていない人間はいない」
と思いがちですが、
世の中には重い障害や病気を持って生まれながら、
必死に生きている子どもや、
自ら困難な役割を引き受けて
危険な仕事に励んでいる人々がいます。
それほどの困難でなくても、
だれでも心配や不安、
病気などのーつや二つは持っていて、
それでも人に対しては
明るく振る舞おうと努めているのです。

そういうケースが
自分の視野に入っていないために、
そういう人がいることをすっかり忘れて、
自分だけが「ついていない」と考えるのです。
そう指摘されればそのときは
思い直すのでしょうが、
すぐにまた自分の世界に戻っていきがちです。

「広い視野と、いろいろな視点」は、
つねに気にかけたいところです。