感謝することを忘れていないか？

自分の持ちものであれ、
賃貸であれ、
人は家に住んで生きています。
そこに長く住んでいると、
住む場所があることが当然のように思ってしまいますが、
実はそれは当然のことではないのです。

世の中にはホームレスと呼ばれる人もいますが、
そういうケースを除いても、
家はなくなってしまうことがあるのです。
火事や地震、
洪水などの災害もそうだし、
ローンが 払えずに差し押さえられる
ということもあります。
つまり住む場所はあって当然ではなく、
そこにいられることは感謝すべきことなのです。

家族は、
毎日顔をつきあわせていると、
うっとうしいとか、
うるさい、
邪魔、
と感じる人も多いでしょう。
これも、
存在して当然だと考えているから
「うるさい」などと感じるのです。

どんな家族でも、
もしいなかったらどうでしょう。
とんでもない暴力をふるうとか、
勝手に借金ばかり作る、
という大きな問題のあるケースでない限り、
多少トラブルのもとであっても
家族はいたほうがいいはずです。

自分が元気だから
「うるさい」
「邪魔」などといえますが、
病気で倒れたときに隣に住む他人が
夜通し看病してくれるでしょうか。

また、
大きな災害が起こったときに、
自分一人で生きていけるでしょうか。
答えは明白です。

どんな家族でもいたほうがいいはずなのです。
もし離ればなれになっていても、
心のどこかでつねに家族の存在を感じていることで、
自分がこの世で孤独ではないと思えるのです。

家族がいることにも感謝するべきでしょう。
家族がいないという人は、
気の合う親戚と仲良くすればよいでしょう。
助け合う相手がいることに
感謝するときがきっときます。

仕事はいうまでもありません。
どんなに大変で苦痛に感じていても、
仕事があることには多少なりとも感謝が必要です。
仕事がなければ探さなければなりません。
仕事によって得られているのはお金だけではなく、
仕事があることによる心の安定、
職場の人間関係、
そして、
仕事以外に楽しみを持つチャンスです。
人生の充実などさまざまなメリットです。

どれもかけがえのないもの。
ひとつひとつに感謝しておくべきでしょう。