コーチkazuの「夢が実現!」 http://www.katch.ne.jp/~k-kami/

コーチ日本1のkazuさんが満を持してブログに登場!教育コーチを日本に広めた第一人者として、東奔西走しています。

人に失敗を望めば自分も失敗する

2021-11-05 07:30:56 | Weblog
人の成功をねたましく
感じたことはあるでしょうか。

見ず知らずの人が
自分と同じような仕事や作業などをしていながら、
自分よりはるかに高く評価され、
テレビのニュー スに取り上げられて
みんなから賞賛されているようすを見たときなど、
なぜ、
自分は賞賛されないのか、
という気持ちになることがあるものです。

そういうケースならば
自分の利益と関わりがほとんどないわけですが、
これが同じ職場での昇進がからんでいたりすると、
直接、
自分の不利益につながることもあります。

学歴社会の日本では、
子どものころから勉強の成績を競い合っていますから、
人よりいい成績を上げればほめられ、
成績が悪ければ、
まるで人間として存在する価値が低いかのように
言われてきました。

じっさいには、
東大を卒業して官僚になった人、
つまり、
勉強の競争で成功してきた人でも
汚職や不正に関係して職を失ったりもしますから、
一時の成功がそのまま人生の成功と
なるわけではないのです。

それでも、
知り合いのだれかが大儲けしたとか、
なにかの賞をもらったと聞くと、
とたんに不愉快な感じがしたとしたら、
それは、
なんでも競おうとしてしまう
「競争社会の悪癖」にとらわれている
といえるでしょう。

人は、
みんなそれぞれ人知れず努力していたり、
才能を磨いていたりして、
それがいつか認められることもあります。
また、
認められないこともあります。

成功したときには目立ちますが、
失敗したときは人にはわかりません。

街を歩いている知らない人が成功しているか、
失敗しているか、
自分には関わりがないのに、
成功を見てねたましく思うこともないのです。
逆に、
みんながどんどん成功していけば、
世の中全体がよくなるはずだし、
いつかは自分にもその成功が回ってくると
考えることもできます。

つまり、
人の成功は自分の成功の予兆といってもいいのです。
ねたむことなどまったくなく、
祝福すべきことでしょう。

人の失敗を望むと、
人の失敗ばかりを探すことになります。
失敗している人を見て、
あれより自分はましだな、
などと考えていると、
いつかはその失敗が自分に回って来るとも
考えられるのです。