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コーチkazuの「夢が実現!」 http://www.katch.ne.jp/~k-kami/

コーチ日本1のkazuさんが満を持してブログに登場!教育コーチを日本に広めた第一人者として、東奔西走しています。

「知らないフリ」が効果的

2019-05-23 06:12:13 | Weblog
コーチングは
相手の「感情」にも気を配ります。

たとえば「知らないフリ」が効果的な場合もあります。

情報を聞き出したい相手が
質問に答えてくれる状況になったとき、
次に考えることは、
「どのように質問するのが適切か」ということです。

せっかく質問できる状況にたどりついても、
相手の感情を害してしまったり、
的はずれな質問をしてしまったら、
質問をする意味がありません。

チャンスを活かすために、
適切な質問をするように万全を期さなければなりません。

相手から良い情報を得るために重要なことは、
まず「相手の感情を害さない」ことです。

相手は、
あなたにとって価値のある情報を与えてくれようとしています。
その人の感情に配慮するのは当然のことと言えます。

そもそも人間は、
理性ばかりで行動するものではありません。
感情で決定し、
その正当化を理性で行なうのです。
したがって、
一度感情を害してしまうと、
もはや有益な情報を得られなくなると思ったほうがよいでしょう

だからこそ、
常に相手の立場に立って、
相手がどう感じるかを考えながら質問をしていくことが必要です

こう聞くと、
相手はもっと答えやすくなる。
次に、「相手が答えやすいように質問する」
ということも大切です
いきなり核心をついた質問をしても
答えてくれないような場合には、
まず、周囲の関連する質問をしていきます

質問された際、
相手が知っていることを答えるのは、
あまり気持ちのよいものではありません。
相手が知らないことを答えることで優越感に浸れるからです。

せっかく答えたのに、
「ああ、そんなことは知っています」と言われたら、
誰も気分を害しません。

こういうときは、
たとえ知っていたとしても、
「知らないフリ」をして次に進むくらいでいいのです。

情報を得るために質問をするときは、
「この分野はまったく知識を持っていないので、
教えをこうしかないのです」というように、
知識が少ないことを匂わせながら、
対応すると、
相手も答えやすくなります。

人に物事を教えることは、
誰にとっても元来気持ちのいいことなので、
相手はどんどん答えてくれるでしょう。

有益な情報を与えてくれるのは、
相手です。
相手が答えやすいように配慮しながら質問を進めていくのは、
テクニックでもあり、
当然の礼儀でもあります。